2006-01-18
立川談志・師匠とフランス語
けふは立川談志・師匠の話。今年で御年70歳になられるそうだ。私は毎週、氏の時事放談を観ている。
http://kodansha.cplaza.ne.jp/danshi/
海外にいるからか落語の魅力をいっそう感じるようになり、しばしベッドに入って、落語をプレイヤーで流し、聞いている。談志・師匠の落語というのは、とにかくマシンガントーク。よくもまうこれだけ早く言葉がぽんぽん出てくるのだと、感心させられる。林屋彦八・師匠や柳家小さん師匠がゆっくりとした独特の口調で味わいぶかい落語をやっているのとは、対照的に思える。
フランス語の魅力は愛のささやきだ。フランス語の愛の響きは、英語や日本語と比較しても美しい。耳元でそっとささやくのに適した言語かも知れない。「Ou que je sois, je pense a toi」と先日、知人のフランス人女性に云ったら、とてもキレイな表現だね、ありがとう、といわれた。「どこにいても、君のことを思っている」というぐらいの意味。日本語にすると、なんてこたーない表現だけど、フランス語だとうつくしく響く。
といっても、日本語の美しさ・「粋」(いなせだね、の意味。こんな言葉、死語かしら)も外国だからこそ感じる。落語なんて、すばらしい芸術だと思う。日本語を勉強している外国人は気の毒だな。落語を聞けるレベルまで達するのはさぞ難しいだろう。フランス語でマリボーの古典演劇「愛と偶然の戯れ」や、英語でシェークスピアの演劇を見る(聴き取る)レベルにまで語学力を高めることが難しいように、だ。
わたしも精進して、マリボー作の演劇やオペラをフランス語で聴けるようになりたいものだ。
落語家の外国語といえば、故・桂枝雀師匠の英語と、故・古今亭志ん朝師匠のドイツ語が有名ですね。
http://www.sanseido-publ.co.jp/booklet/booklet_dj.html
ところで、日本時間の今日18日、ニューズウィーク日本版のカバーストーリーにゲイが取り上げられます。今のところ下には出てないようですが。
http://www.newsweekjapan.hankyu-com.co.jp/
記事のご紹介
アクエリアスの宮原です。
もう既に皆様ご存知の方も多いと思いますが、
下記2誌にLGBT関連記事が掲載されました。
1.ニューズウィーク(2006.1.25)
「日本の同性愛者」
大阪府議の尾辻かな子さん
バディの斉藤靖紀さん
牧師の平良愛香さん
レマザー関西の泪谷のぞみさん
LOUDの大江千束さん
ピアフレンズの石川大我さん
オールアバウトジャパンの歌川泰司さん
などが出て来ます。
2.英字新聞「ジャパンタイムス」
The Japan Times: Jan. 17, 2006
Finding space in gay Japan
‘Rainbow Imperialism’ conflicts with concept of ‘don’t ask, don’t tell’
「ゲイジャパンニュース」のひろしさんも
インタビューに答えています。
WEB上でも読めます。
http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/getarticle.pl5?fl20060117zg.htm
以上