2007-07-31

国際通貨基金次期専務理事にカーン元仏財務相が有力

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日刊ベリタ』に【国際通貨基金次期専務理事にカーン元仏財務相が有力】というタイトルの記事を執筆しましたので転載します。

【リード】
  国際通貨基金(IMF)の次期専務理事にフランス社会党幹部のドミニク=ストロス=カーン元財務相の就任が有力視されている。現専務理事のロドリゴ=ラト氏(スペイン出身)は今年10月で退任を表明している。
 
【本文】
  フランスのニコラ=サルコジ大統領はカーン氏の就任を強く支持し、欧州連合(EU)も7月10日、カーン氏を推すことで合意した。ヘンリー=ポールソン米財務長官は同26日、米国訪問中のカーン氏と会談し、同氏支持を示唆した。英政府も同調しており、就任はほぼ確定的とみられる。 
 
 同氏は社会党ナンバー2といわれ、来秋に選出予定の社会党の新党首に推す声が党内外から高い。IMF専務理事になれば政界から身を引くことになる。