2006-11-13

フランス緑の党のイケメン党首と語る同性愛


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拙著『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』(長崎出版)の第2部で3番目に御登場いただいたのが、ヤン=ヴェーリング『緑の党』全国書記(党首)である。タイトルは「緑の党は超ゲイ・フレンドリーな政党」で、次のような構成になっている。

1 直線的経済から循環型経済へ
2 郊外暴動・原発・遺伝子組み換え作物
3 緑の党がゲイ・パレードに参加する理由
4 同性愛について国民運動連合と社会党を採点する
5 緑の党が与党になったら提案するゲイ政策

 日本には緑の党が存在しない。環境政党といってもピンと来ない人が多いだろう。まず、緑の党とは何か、他の政党とどこが違うのかを尋ねることからインタビューを始めている。そして、昨年秋にフランス全土で起きた移民2世・3世を中心とした蜂起の原因や、原子力発電所が一大産業であるフランスで原発に反対する理由、遺伝子組み換え作物に抵抗する理由について尋ねた。これを読めば、緑の党の基本的な価値・理念・哲学が分かるだろう。
 緑の党はフランスでもっともゲイ・フレンドリーな政党である。「エコロジー」と「同性愛」の距離は遠いように思えるが、同性愛者の問題にもっとも熱心に取り組んでいる。なぜ緑の党が超ゲイ・フレンドリーなのか、このインタビューを一読すれば理解できる。