2006-12-10
シンポジウムの報告
シンポジウム「これからの多様な性&家族&ライフスタイル」には定員を上回る110名以上の人が参加し、盛況だった。宮台真司氏が”やっぱり”遅刻して、15分遅れで始まった。各講師の発言は15分に決めていたが、それぞれ20~25分ほど話した。司会者である私が、時間が来たらその場で発言を遮るという方法もあろうが、好きなだけ話してもらうことにした。
そのため、パネル・ディスカッションの時間が大幅に短くなった。各講師に用意した質問の6分の1も尋ねられなかった。質疑応答は20分の予定だったが、けっきょく40分になった。シンポジウムの司会を何度も務めて、質疑応答が一番大切だという結論に私はたどり着いている。尋ねたいのに質問ができないと、不満を持ったまま、来場者は帰ることになる。また、講師による一方的な話では理解も十分に深まらない。来場者との双務的な関係を築けてこそ、実りあるものになる。
昨日はどれも理解を深めるためには良い質問だった。
質問者に恵まれていたと思う。イベントによっては、質問でなく会の趣旨と関係ない自説を延々と述べる人もいるが、そんな困った方もいなかった。
1週間つかって私が用意した講師への質問、これはムダになったが、また、シンポジウムをやることで次にいかしたい。