2012-01-14

お部屋2298/『エロスの原風景 2』を出します

今年こそは『エロスの原風景 2』を出します。

『エロスの原風景』は、「コケた」というほど悪くなかったのですが、当初、それほどいい売れ行きではなく、続編は難しいと思っていました。ところが、地味に売れ続けて、意外にももうじき品切れになりそうです。

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だったら、続編を出して、そのタイミングでパート1も増刷するのが美しい。というので、編集者からせっつかれていたのですが、なかなか着手する気になれず。

というのも、すっかりエロの歴史については書ける機会がなくなって、こういうテーマの連載はひとつとしてなくなってしまいました。

「メルマガ」ではずっとやっていたのですが、それもここ数年はお休みしていて、そうこうするうち、どうでもよくなってしまいました。

なにしろ、商業誌が求めるエロの歴史なんてものは事実か否かなんてどうでもよく、飲み屋の雑談として使えればいい。この辺については、2104「緊急開催!! ありがとう東京三世社 」2105/続・『週刊ポスト』掲載『懐かし昭和のエロス雑誌大全』のデタラメ 」あたりを読んでください。

学生のバイトが3日で書ける程度の内容で大特集を組めるんですから、商業誌では私の出番はないことを悟りましたよ。こういう現実に直面して、やる気がなくなってしまったわけですが、かといって需要がないわけではなく、だから、『エロスの原風景』もそこそこ売れた。ありがとうございます。

雑誌の編集者たちは「酒でも飲みながら適当に書けばいいのに、どうしてこんなことに執着するのか」としか思わないでしょうが、理解してくれる読者がいるのですから、ここは踏ん張って、せめて今までやってきたことだけはまとめておきたい。原稿はすでにありますので、少なくともあと1冊は出しておきたい。原稿はあと数冊分ありますが、私の気力がもう続かないです。

ついついチャルガの動画を観たり、デモに行ったりしてしまうので、この金曜日から、原稿をまとめ終えるまで外に出ず、チャルガの動画も観ずに作業をやることにしました。

さらにはここでも出すことを宣言して、あとに退けなくしようとの魂胆です。昨日、今日は順調で、来週半ばまでには作業を終わらせたいと思ってます。図版をまとめたり、書誌データを作る作業があるので、発売は春以降になりましょう。

このエントリへの反応

  1. 台湾でゲイとフリーセックスをテーマとしたゲストハウスを開いています。エロスは永遠のテーマなので追及していきたいです。