2009-09-04
お部屋1947/風俗ライターという前職
瀬戸弘幸の話に戻る前に、この二年について、何回かにわたって書いておくことにしました。
「りゅうオピニオン」の9月1日のエントリーにこうあります。
————————————————————————
東村山ブロガーの方々が、それぞれ何を契機に、どんな感情を持って戦っているのか・・・いまだにほとんど把握できていないのが現状です。
ただ、「あれ? 東村山事件で学会員じゃない人たちが戦ってる。なんでだろ??」という驚きの感情を強く覚えました。
東村山事件以外で、このような現象は起こっていません。
これは、矢野市議という特異な人格、パーソナリティーの持ち主が事件の中心にいた故に起こった現象でしょう。
————————————————————————
十分ではないながら、経緯を見ていたりゅうさんでさえも、ワシらがどうしてこうもこの問題にこだわっているのか、よくわからないのですね。私も他の人のことはよくわからないのですが、私の事情を当事者から説明しておきます。ここまで書いたことを読み返していただければいいのですが、二年間のことをすべて読むのは大変ですし、これはりゅうさんだけのことではないでしょうから、最近、「草の根」に関心を抱いた人たちにとっても、説明しておく意義がありそうです。
3羽の雀さん、荒井禎雄さん、橋本玉泉さん、xenonさん、私については、薄井政美市議に対する議員辞職請願事件がきっかけです。今から2年前、2007年の夏のこと、おかしげな市議たちが薄井市議の前職を問題とし、わけのわからんセクハラ論をふりかざして、議員辞職を求めていることを知って、「なんだ、そりゃ」と。
それ以前から、薄井さんの存在は知ってましたが、会ったのは、この一件がきっかけです。私が荒井さんや橋本さんに会ったのもこれがきっかけです。
朝木明代転落死についてはよくわかっておらず、当初はそんなことはどうでもいいことでした。「草の根」が反創価であろうとなんであろうと、言っていることがムチャクチャであることに違いはなく、彼らが公明党であっても共産党であっても自民党であっても等しく批判するまでのこと。
とは言え、彼らがどんな人間たちなのかを知る必要があって、すぐに矢野穂積・朝木直子著『東村山の闇』を読んでみたところ、いよいよ「なんだ、こりゃ」ということになった次第。
今までまともなことを言ってきたのに、薄井市議に関してのみ、たまたま道で転んで頭を強打しておかしなことをやってしまったのでなく、彼らは一貫しておかしなことをやり続け、おかしなことを言い続けていたのです。頭を強打していたとしたら、四半世紀ほど前じゃないでしょうか。
ここからワシらは延々とこの問題にこだわり続けることになり、それ以前から取材を続けていた宇留嶋瑞郎さんが「エアフォース」を始めたのも薄井市議のことがあって以降のことです。
長期で見ていれば、とくにこの問題がひどかったわけではなく、自分らの支持者とバッティングしかねない無所属議員を叩いて保身を図っただけのことであって、さもありなんということでしかないのですが、それまでのことなど知らなかった私にとっては、「なんでこんなヤツらが市議なのか」と驚き呆れたのはもっともであります。多くの人たちにとってもそうだったことでしょう。
そのため、東村山市という、都民の多くはふだん意識することもない場所に留まらない広範な話題になり、いくつかの新聞や雑誌にも取りあげられ、「草の根」にとっては、これがひとつの転機になったことは間違いない。私もそうであったように、これを切り口に「朝木明代は殺されたのではなく、自殺だったようだ」と気づいた人も多かったことが想像できます。
しかし、薄井市議の件で署名をした人々のほとんどはすでに撤退。黙って撤退してくれるんだったらいいんですけど、「創価学会を利する」などとバカげたことを言って足を引っ張るヤツまで出てくる始末。どこの世界にも、人間をたった二つのグループに分ける発想しかできないタイプの人間がいるもので、こういう発想しかできない人たちに対して、「草の根」の「反創価」という看板は有効に機能してきたんですね。
「反創価だから、それ以上は関与しない」というだけではなく、それぞれ仕事もあるし、他に抱えているテーマもありますから、東村山みたいな小さな町の出来事にいつまでも関わっていられないというのが多くの人たちの本音でしょう。メディアも同様です。そりゃそうだと思います。
なにしろ、市議たちでさえも、大多数は「草の根」を容認、黙認していると言っていい。共産党にいたってはしばしばサポートさえしている。彼らにとっては利用価値があるのでしょう。公明党の市議も、とくに何をするわけでもない。
市民たちも、なお投票する人たちがいて、だから「草の根」の2人は今も市議であり続けています。
なのに、なんで市民でもないワシらがこうもこだわっているのか、理解できないのももっともです。どんなテーマであっても、署名は簡単ですが、それ以上関与する人たちはほんの一部で、「たまたま」「なりゆき」ということでしかないのですが、私自身のことを考えると、他の人たちよりもこだわる事情があったかもしれない。
風俗誌の編集部にいたというだけで辞職を求められなければならないことを自分のこととしてとらえたってことです。おそらく荒井さんもそうです。私や荒井さんは、もともとブログをやっていたため、この問題を継続して取りあげやすかったということもあります。
また、橋本さんも時にエロ系の媒体で仕事をしていますから、そのことが少しは影響しているかもしれません。なお、橋本さんがブログを始めたのはずいぶんあとですが、「サイゾー」や「週刊金曜日」などで東村山に関しての記事を書いていました。。
今回の選挙で当選した田中美絵子さんが風俗系のライターだったと騒がれていますが、「だからどうした」ってことでしょう。同じ選挙区の森喜朗が売春取締条例違反で検挙された前歴があるのではないかと問題になったことがありますが、それに比べれば違法行為をしていたわけでもなく、何の問題もなし。
このことを立候補の際に公開するかどうかは本人の判断であって、公開していなかったとしても公選法に触れようがないことは、薄井市議の時にも書いた通り。全職歴とその具体的内容まで公開しなければならないなんて、公選法のどこに書いてあるのでしょう。むしろ、これをもって公選法違反であるかのように喧伝した「草の根」こそ名誉毀損の疑いあり。
そんな難癖をつけるなら、立候補の際に、前科前歴を公開していなかった瀬戸弘幸も非難すべきですし、朝木直子は、今後、選挙の際には選挙ポスターの印刷代金未払い事件などなどを公開すべきです。何年も前の写真を選挙公報で使い続ける違法行為もやめましょう。
もちろん田中美絵子さんも、もはや公人である以上、過去の経歴を暴かれることはやむを得ないわけですが、これによって辞職を求められるとなれば話は別です。そうなれば、私は署名でもなんでもいたします。
続きます。
私なんか松沢さんよりやってる事がキチガイじみてますからね……。
「経験も無いのに嫌悪するのはおかしい!」と、スカトロビデオに出てウンコ塗って食ってみたり。(結果的にやるもんじゃないと知りました)
「伝聞じゃなく実体験として知りたい!」と、精神病院の隔離病棟に1週間くらい入院してみたり。(結果的に健康が一番と知りました)
こんなんで立候補したらどんな地獄が待っているのやら(笑
ちなみに直子自身も「会社員」としか表記してないです。
薄井さんはちゃんと会社名を出したり、自分のグルメブログでは前職について堂々と語った上で選挙に臨んだのに。
それに引き換え直子ったら誰のどんな会社で何の仕事をしてたんでしょうね(笑
ウンコ食ったか。ウンコは食い物じゃないぞなもし。ワシは現場でウンコ食わされそうになって、「それだけは勘弁してくれ」と逃げた弱虫だ。シッコは飲まされたけど、ウンコはなあ。ゲロもなあ。見るのはいいけど、食うのはなあ。
これからラッシャーみよしに会って、ゲロの話をするんだけど。
[...] 「1947/風俗ライターという前職 」の続きです。 [...]
[...] しばらく間があいてしまいましたが、「modernfreaks」でのインタビュー連載が再開しました。今回以降は、「黒子の部屋」では未公開です。 では、「1947/風俗ライターという前職」「1948/『草の根』にこだわるワケ」の続きです。 [...]