2008-12-17

お部屋1738/瀬戸弘幸の取材

お知らせ1:新刊『風俗お作法』(しょういん)が一部書店で大変好調です。お近くの書店にない場合は取り寄せするか、アマゾンでご購入ください。この影響で、「風俗ゼミナール」シリーズの「女の子編」「上級お客編」がアマゾンでまた動いているようです(「お客編」と「上級女の子編」は品切れです)。在庫は少なく、これ以上、増刷はされないと思いますので、お早めに。

お知らせ2:私も企画に関わっているDVD「嗚呼、涙のハードコアお笑い劇場」(大洋図書)が先日が発売になりました。こちらも書店流通で、アマゾンでも取り扱い中です。
 
お知らせ3:品切れになっていた書店もあるかと思いますが、『エロ街道をゆく』の4刷が決定しました。私の文庫では『魔羅の肖像』に続く好成績です。売れてないものが売れてくれた方がいいんですけど、この際、なんでもいいです。

 
 
 
「瀬戸弘幸とは」シリーズに戻る前に、もうひとつ。

本人はジャーナリストと思って欲しかったようですが、その実態が次々と明らかになり、私自身、さして使っていなかった「詐称ジャーナリスト」という肩書きが、すっかり定着したようで、騒いだかいがありましたね、瀬戸さん。

瀬戸弘幸にとっての取材がどの程度のものか、よーくわかる動画がありますので、皆さんにもお知らせしておきます。もう観た方々もいらっしゃいましょうけど。

「日本よ何処へ」12月10日のエントリー「全日空よ大丈夫か?」に最初につけられたコメントは速攻で消されました。以下は魚拓。

http://s04.megalodon.jp/2008-1210-1827-06/blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52111944.html

以下が消されたコメント。

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瀬戸さんの正体

http://jp.youtube.com/watch?v=sn73lcHjlRk

Posted by ゼリー男 at 2008年12月10日 18:10

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なんだろなと思って、リンク先の動画「食品ナノテクノロジー」を見てみました。

カンペを使いながらの冒頭のセリフ。

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あ、みなさん、こんにちは。今日はですね、工業製品としては、もうすでに12年から13年以上の実績を持つですね、ナノテクノロジーというものについて、えー、私は取材に来ております。

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自己紹介はありません。テロップもありません。たまたま「ナノテクノロジー」で検索してこの動画にたどり着いた人にとっては、「誰だ、この人は」ってことになることを想定できてないわけです。他者の視点が意識できない欠陥がよく出ています。

ここはいつものこととして、この映像は、瀬戸弘幸の「取材」を記録した貴重なものだったのです。

「朝日新聞」などの「マスゴミ」と、2ちゃんねると、コメント欄への書き込みと、「集団ストーカー被害者」の言葉と、ガセネタとしか思えない「内部告発」と、信頼する直子ちゃんが情報のすべてである瀬戸弘幸にもできるんだ、取材。驚いたな、これは。

そう思って最後まで観たのですが、瀬戸弘幸は取材の意味を誤解しているようです。ジャーナリストの意味も、責任の意味も、裁判の意味もわかっていない人間だけのことはあります。

瀬戸弘幸にとっての取材は、疑問点を質問することなく見学することや試食することでした。ウンコだったら、ニオイを嗅ぐだけで自然便か人造か、誰がやったのかまでわかるのに、ブルーベリーのゼリーを食って「ブリーベリー味ですね」としか言えないのでは、グルメレポーターとしても失格。頭を下げて荒井禎雄に語彙を教えてもらえ。

しかも、これは自分のゼニ儲けの商品ですから、瀬戸弘幸にとっての「取材」は商売の打ち合わせや売り込みのことでもあるらしい。さすが「インチキ健康食品業界の御用右翼」です。検証もせずに食品をヨイショし、なおかつそれで商売をしようとする人間にこそ「御用〜」という表現に相応しい。

この間、巣鴨の地蔵商店街を歩いていたら、出店がいっぱい出てました。地蔵商店街は、4のつく日に市が出るのです。さきいかや貝柱を売っている店で私も取材して購入しました。普通は「試食をした」って言うんですけどね。

その際、店の人は「こっちもおいしいよ」と取材してました。普通は「売り込み」って言うんですけどね。瀬戸弘幸に言わせれば、あの店の人も立派なジャーナリストでしょう。

この映像には、的確なコメントがつけられてます。

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Weianfu (1年前)

ナノ化とは一体なんなのか?

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ありがちな駄洒落ですが、ちょっと笑いました。

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M0chy (1年前)

そもそも、マイクロメートル(ミクロン)ということはナノじゃな いですよね。
1micro meter=1000nano meter

それでもナノ化と言えるんですか?

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こういった疑問や批判を瀬戸弘幸にぶつけたところで、何も答えられません。事実、これに対しては回答なし。この映像を観ればわかるように、瀬戸弘幸は何も理解せず、金儲けのことしか考えてませんので答えられるはずがないのです。

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shikakuman (10 か月前)

0.001mm=1マイクロのノズルから出ているのに50マイク ロの粒子が一番多いって・・・怪し過ぎる。
これではナノにもなっていない。
それと食品を細かくしたからと言って効果があるとは思えないので すが。
このオカルトで新風から離れた人も多そう。

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そりゃ、まともな判断力のある人なら離れますよ。

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kyon1201 (9 か月前)

これはひどい。。
似たテーマで研究しており、期待して見た自分がアフォだった。

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これを観てもなお瀬戸弘幸の杜撰さ、愚劣さ、無責任さに気づけない極めつけのアフォたちが今なお瀬戸弘幸の周辺にいて、洋品店へのいやがらせを続けているってわけです。

一方で、瀬戸弘幸を擁護するコメントもついてます。

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pearlbomer (10 か月前)

瀬戸さんの語り口が好きなので、以前、よくこの動画見てました。政治と無関係の動画もあったっていいと思う。

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聴き取りにくい語り口を好きなのは「どうぞお好きに」ってことですが、この人は、この映像の問題点を見誤ってます。さすが瀬戸弘幸を支持するだけのことはある。

政治と無関係の動画を出していることを非難している人は、このコメント欄には一人もいません。私もそんなことは非難しない。その語られた中身が批判され、バカにされているのです。その程度のこともわからないから、支持者もバカにされる。

ジャーナリストが、あるいはライター一般が、文筆以外で収入を得ることは非難されるべきではないでしょう。事実、副業をやっている人、あるいは別の仕事がメインで、副業や趣味で文筆をやっていることはよくあることです。

売れている人は、テレビやコマーシャルに出たり、講演をやったりしています。売れてない人は、バイク便の仕事をしたり、宅急便の配送の仕事をしていたりします。

とりわけライターが食えない時代にあっては、ライターをやり続けるために収入源を確保せざるを得ない。私も考えなきゃいけません。

瀬戸弘幸がリンゴを通販することもまたそのひとつでしょう。私はこのことを全然非難しない。
なた5963さんが書くように「ノーブランドの直接販売としては高すぎる」と私も思いますけど、瀬戸弘幸が頻繁に福島に行く交通費が上乗せされてますから、高くつくのは当然です。しかし、リンゴを販売することそのものについて批判している人はいないのではなかろうか。金額や使途が公開されないカンパよりずっとマシです。

それでも、この場合は商売であることがはっきりしているので、その点において、ごまかしはありません。買いたい人は買えばよい。

問題になるのは、金を得て宣伝する行為にもかかわらず、それが明示されないことです。瀬戸弘幸が批判する新聞でも、宣伝のための記事広告であることを明示するのがルールになっていて、「週刊朝日」が武富士からの金を得て作っていた記事にその旨が明示されていなかったことが問題になったこともありましたね。

では、この「食品ナノテクノロジー」の動画はどうでしょう。どこにも広告であることの表示がないまま、「取材」という言葉が使用されています。あたかも、物書きが客観的な事実を報じているように見せかけているわけです。さっすが「詐称ジャーナリスト」のやり口です。

また、広告であることを明示していたところろで、名前を出して宣伝に協力した、あるいは自身がその商売をやった際には、それ相応の責任が生じます。インチキな商売の片棒を担いだとあれば、物書きとしての責任を問われます。

自らこういうことをやっていながら、他者に対しては、「創価学会が買い取っている雑誌に書いている」「電話はインタビューではない」などと非難する。なんというダブスタでしょうか。

おそらくここでも瀬戸弘幸は、客観的な視点というのがないのだと思います。自分は国のためにやっているのだから、取材をしなくても許される。インチキをしても許される。無責任でも許される。しかし、他のメディアや物書きに対しては、自分ができていないことまでを求める。

ここが他人は理解しにくいところです。

それでも、瀬戸弘幸は、もはや自分が出ている映像さえもなかったことにしたい。だから、リンクしただけで消す。だったら、元の映像を消せばいいのに、それはやらない。

ここも理解しにくい。間違っていることをどこまでも認めたくないのでしょうけど、そうすることで、傷口を広げることをどうして理解できないのでしょう。

どうしても私は「こっち側」から見て、「何でこういうことができるのか」と思ってしまうのですが、その視点が間違っていたかもしれない。

瀬戸弘幸は「あっち側」から見た方が理解できそうです。「あっち側」というのは、「集団ストーカー被害者」側です。その視点を得るためには、「めくるめく集団ストーカー被害者の世界にようこそ」は本当にタメになります。皆さんも、是非お役立てください。

このエントリへの反応

  1. 私は、楽しみは細く長く、と願うタイプでもあります。ですから瀬戸様の擁護説を
    主張する事は吝かではございません。
    そういうわけで私は瀬戸様(様を付けるのは年末のサービスです)が、周囲によって
    ガスライティングの被害にあっている、という仮説を提唱いたします。
    助けになればイイなぁ、と思ってますが、「コメント欄への投稿は政局・時局問題を
    中心にお願いします」等と言い出した時点で手遅れかもしれなかった。

    そんな時、これを見たのです。

    http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0075942/
    プレデターX

    ああああ、見て損したぁぁぁ、という超B級作品ですが、観客には理解できない御都合
    主義や、安っぽい作り、最初のハナシはどうなってるのよ? という流れから瀬戸様のピン
    チを思いだし、思わずコメントさせていただきます。
    瀬戸様は間違っておりません。周囲こそが悪いのです。もちろん根拠は無く、証拠も
    出せませんが、それは確信しています。嗚呼、そういえば、この邦題は政党でもないのに
    政党をウタってる「どこか」と一緒じゃねぇかぁぁ。

    ※参考のために観よう、等と思う人がいたら忠告しておきます。絶対に時間のムダです。

  2. 私もまた楽しみは細く長くという考え方に反対する気はありません。

    なのに、瀬戸様は、次から次と自分を追いつめることをやらかすんですもの。

    「さて、これからどう勝負をするか」と将棋盤を見つめていたら、いきなり相手が、なんのガードもないまま、こっちの歩の前に王将を進めたみたいな気分です。意味がわからないです。

    特攻隊への憧憬かもしれないですが、敵陣に突っ込む前に自ら海の藻くずと消えたとさ。