2006-05-14
サイモン・ラトルのゲネプロ
昨日の土曜日、再びベルリンは快晴! とってもさわやかな空気と緑の香りに包まれて、私は早起きして朝風呂に入りました。中庭に続くバスルームの窓を開けっぱなしでお風呂に入る快感! 最高です〜!! ベルリンは、1年の3分の2はあまりお天気が良くないというか、冬というか、暗くてしんどい気分になることも多々ありますけれども、こうして最高のお天気の日々は、ベルリナーもすっかり有頂天で楽しそう。そういう気が街中に溢れているので、何だか私もウキウキするのです。
そして9時半、バルバラと家の近くで待ち合わせ、彼女の車でサイモン・ラトルのゲネプロ会場へ。バルバラは、今は亡きご主人の仕事の関係で、日本に5年もいた人で、演劇のコスチュームのプロ。プラスアーティストでもあり、個展も多く行なっています。古い補聴器でのおしゃべりは若干私の耳に負担なので、できるだけ口数を少なくしていたのですが、それでも楽しい会話ができました。途中でペトラをピックアップして会場入り。ペトラも久しぶりの再会を喜んでくれて、いろんな積もる話は日曜日にってことにしてゲネプロに集中することに(笑)。
今回の試みは、映画にもなった「リズム・イズ・イット」の続きのようなものでして、前に私たちが見たゲネプロと同じで、ベルリンの子供達が踊りを担当し、ラトル指揮のベルリンフィルとのコラボをするという試み。これは、ベルリンの子供の教育の一環として実施されているのですが、ラトルはとても力を入れています。楽曲は「カルミラ・ブラーナ」。とてもよかったです!! もう、子供の踊りも以前よりずっと自然な感じで(もっとも踊っている子供は毎回違うのでしょうけれど)、振り付けも前の作品より良かったと思います。なにより子供達が真剣に踊りに取り組んでいる姿がキラキラしていて素適!そしてそれを優しく暖かくサポートするラトル・・・感激〜〜〜!!! ああ、素晴らしいものを見せて、そして聞かせていただきました。大感謝です。ヨーロッパは、こういう文化的なことをさらっとやってしまうのですねぇ。しかもちゃんとシリーズ化されて、しっかりと子供達とプロが向かい合って、本当に素晴らしいです。売名行為でやっているのではないことは明らか(というか、ラトルくらい有名だったらそんな必要はないわけで)。今日は本番、チケットは完売ですから私は行かれないですが、ベルリナーに楽しんでもらいたいなと思います。大人からの素適なプレゼント!として大人たちも、踊っている子供達から沢山の素適をもらって、そしていろんなことを学ぶことができるんですね。そうした交流は本当に大事なことだと思いました。
その後、私はペトラと別れて街へお買い物。セントラルはベルリナー+観光客でごったがえし、まるで渋谷にいるみたい。すごい!! 良いお天気で気分のよいベルリナーが、カフェでゆったり過ごしています。私もちょっと休憩でカフェに入りました。う〜ん、いい気持ち!! あ、でもちゃんと少食はしていますよ!!笑
そうです、息子には早速青汁を作って飲ませましたしね。玄米を炊いて、息子の友達のおばあちゃまからいただいた、小魚がいっぱい入ったお手製ふりかけをかけて、H子さんのお母さまからいただいた美味しい梅干と、私の作ったお味噌汁でありがたくお食事をしています!息子には、その他にもう一品。でも、息子はジャンクが好きで、友達とすぐに外で食べてしまうので、それはよろしくないので叱りました。息子がちょっと鼻炎の気があるのも、そのせいではないかと思っているのです。
今日はゆったりの日曜日! ペトラがおしゃべりをしに少しやってきます。母の日ですね、息子はどうでしょうねぇ、忘れているみたいだけれど・・・汗。今日も友達の家に泊まりに行っていないし・・・。私は母に、今電話をしました! すごく喜んでくれました。あ〜良かった!
素適な1日になりそうです。