2006-08-31
ヴェンダース・イン・東京
先日、ヴェンダースのアシスタントからメールがありました。
「淑子、時間のある時でいいから、添付した短い手紙を日本語に訳してくれる? ヴィムがもらったものなの。きっととっても素敵な手紙なのでしょうけれど、残念ながら私達には読めないの(日本語だから)。」というメールでした。添付ファイルを見てみると、それは英語と日本語が混ざった文章で、どこかの大学生がヴェンダースに書いたものでした。とても短かったし、すぐに訳せる内容でしたので、印刷して余白に翻訳を書いて、ヴェンダースの事務所にファックスをしました。そしてアシスタントにはメールを入れて、ファックスを送ったので確認してね、と書いておきました。
ほどなくアシスタントからお礼メールがありました。「ヴィムはとても忙しくて飛び回っているし、ドナータも新しいプロジェクトに向けていろいろなアイデアを出しているところ」だそうです。アクティブなご夫妻です。8月はヴェンダースのお誕生日があったので、バースディ・メールを送ったのですが、しばらくして本人から返事がありました。忙しいのに律儀なヴェンダース監督です!息子を可愛がってくださって、ちゃんと息子にもコメントがありました。
そして今日、友達のSさんから、ヴェンダース監督が東京にいる!というメールをもらいました。え!あら、知らなかったです。また東京? 彼女のメールには、あるサイトのアドレスがペーストされていました。
http://stsk.exblog.jp/4066675/
監督は、下北沢に出没したもようです!
ヴェンダース監督は、世界のインディーズを応援する人々のドキュメンタリーを撮影しているのだそう。丁度別件で連絡する用事があったので、早速アシスタントにメールで確かめたら、「たった二日しか撮影のために東京にいなくて、それですぐに別のところに移動したの。」とありました。ああ、そうだったのですね。なんとまぁ、ハードスケジュールなこと!
それなのに下北沢まで行って、「Save the 下北沢」の運動に賛同し、コメントまで書いたそうです。素晴らしい!
http://www.stsk.net/
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下北沢の都市計画や運動主旨についてのサイトはこちらです。
ヴェンダース監督は、東京が、そして日本が大好きなのです。外国の方に、「日本が好きだよ、東京を愛しているよ!」なんて言われたら、本当に嬉しくなります。
どんなドキュメンタリーになるのでしょう。とても楽しみです!