2006-09-23

アルバイト

昨日の金曜日は外出しました。友達に届け物をするのでミッテに先ず行って、その後クーダムへ。ぺトラと久しぶりに映画を見て、それからシュティルヴェルクという、家具やデザイングッズなどのおしゃれな専門百貨店内にあるギャラリーでの、ある画家さんのオープニングに顔を出しました。

帰宅したらもう夜の8時半。実は昨日はあまり食欲がなく、玄米粒も青汁もお豆腐も口にしたくなくて、でも何かは体に必要な気がして、まだ家に残っていたミューズリを豆乳で少しいただきました。他は水とお茶だけ。夜戻って来ても、なぜか空腹ではなくて、無理に食べる必要もないなぁと思い、そのまま水だけ飲んで10時半頃床につきました。

昨日は息子の友達、マルコとカールが遊びに来ていて、そのまま泊まることに。実は息子は、すでにアルバイトをやめました。やはり平日の夜8時まで仕事をするのは無理だと気がついたのです。

「お母さん、俺やっぱりバイトやめる。学校でテストがいっぱいあって、勉強している時間がない。少しやらないといけないし、もしかしたら日本語を教えるバイトが入るかもしれないので、俺はそれの方がいいな、だからやめる。」と自分から言い出しました。まぁバイトをしてみないとわからなかったのでしょうけれども、勉強も大事だと気づいたことは収穫だったのかもしれません。

でも、やめてしまうと、ではその時間ものすごく勉強しているかと言えばそうではなく、やっぱり友達と遊ぶ時間が多いのです。私は、アルバイトをするのは悪いことだとは思っていません。仕事をして報酬をいただく、という社会のしくみを学ぶのは良いと思っています。そこで遊んでばかりいる息子に提案してみました。

「君ね、勉強するって言ってバイトやめたけれど、やっぱりあまりしているようには見えないし、友達とまた前みたいに遊んでばかりるように思うのだけれど・・・。遊ぶのもいいけれど、バランスも大事ね。勉強と遊び、そしてバイトも悪くないわよ、時間があまり長くなければね・・。それでどうかしら、お母さんのバイトをしてみない?」

「え! 何?」

「お母さんの会社関連のドイツ語の資料をね、日本語に訳してみたらどうかな? 下訳といって、最初にざっと訳してもらうという仕事ね。仕上げはお母さんがするから。」

「やるやる!!!」

これは息子には良いアルバイトかもしれません。どうなるかわかりませんが、様子を見たいと思います。

今日は土曜日、S江さんのところに招待されています。息子はブルーノ達とイケアに行って、居間を自分の部屋にしたためにどうしても欲しくなったベッドと自分用のクローゼットを買いに行きます。

本当は、ベッドを買うことは私は反対なのです。甲田療法では、ベッドは硬くなくてはいけないし、一番良いのは床に直に寝ることなのです。息子は姿勢がよくないので、しょっちゅう注意するのですが、人の言うことなど聞かない思春期です。だったら甲田先生のおっしゃるように、床に薄いマットが効果的なのですが、それを嫌がります。「友達はみんな持っている。俺だけマットレスなんて嫌だ!かっこ悪いよ。」

かっこ悪い・・・・そういうことも大事な年頃なのですね。友達が息子の広くなった部屋に来た時に、ベッドがある方がかっこいいということなのです。う〜〜ん。それに、クローゼットは私のところにあって、コートなどは一緒に使っています。他の服のたんすは息子も持っていますが、もうそれでは足りないということのようです。

年中金欠病の私としては、痛い出費・・・困りました! 会社を起業したばかりだし、今は節約しなければなりません。なので、今までずっと買えない、ベッドなんていらないと言って避けてきたのでした。

ところが先日アンゲリカが、「私のパーティに来てもらえなかったでしょ。だからプレゼントの代わりにね。」と言って、息子にベッドとクローゼットを買うお金を置いていきました。え!!! 
そうです、あの悪夢の追試事件の時、息子も誕生日でした。アンゲリカとほとんど同じ頃なのです。それで、一緒にお祝いしようと言っていたのに、彼女の家に行くことができず・・・。でも追試も合格したし、いろんな意味でのお祝いということで、息子にベッドとクローゼットを買ってあげたい、と彼女が言ってくれたのです。
ありがたいことですが・・・なんだか申し訳ない・・・。

でもまぁ、イケアでリーズナブルで「かっこいい」ベッド(笑)が買えるでしょうから、息子は大喜び! アンゲリカ夫妻にお礼を言って、自分も何かお返ししたいと言いました。「そうだな、アンゲリカの家に来週行ったら、その時は俺がヴィンツェントの面倒をみるよ。」・・・13歳のヴィンツェントのお世話・・・。2歳しか離れていないのに、かなりお兄さん風を吹かしていますねぇ、まったく・・・。

「淑子、気にしないでね。だって淑子は私が日本に行った時に、私が先生のレッスンを受けるための通訳を無料でしてくれたでしょう? 本来なら2日間ずっと通訳してくれたんだから、バイト料だってすごいはず。だからね、そういうこともあるんだから、私からのお礼の気持ちなのよ、だから気軽に受け取ってね。」とアンゲリカ。

・・・そうですか・・・ということは・・・・なんてことはない、私のおかげで息子はベッドとクローゼットを手に入れるってことですか!!??

ちょっと釈然としませんけれども・・・息子がとても嬉しそうなので、OKとします!笑
私は物欲はほとんどないですし、少食も良い感じで気分も良いですし。(昨日はほぼ断食ですものね・・・)
そもそも少食というのは、物欲や煩悩をなくすことに通じています。良い修行となりそうです・・・。

このエントリへの反応

  1.  日々、様々な問題との格闘はたいへんですね。
     さて、拙宅では西式の平床とするために、「ベッド」のマットレス(クッション或いはバネ入り)を取り除いて、シナベニヤや桐板を敷いています。その上に季節等により、シーツ或いは毛布を敷けば、平床になると思います。尤も、子どもたちは床で寝ていますが、小生は畳の上にシナベニヤの板を敷いています。
     去年、名古屋で開催された自然をテーマとした万博のインド館では、アーユルベーダが紹介されていました。その展示に木のベッドも置かれていて、直感的に平床を想起しました。また、それらの解説が西医学を彷彿とさせる内容で、人間医学或いは自然医学といったものでした。創始者の西勝造は世界中の医学を勉強したと言われており、ヨガやアーユルベーダの思想も学んだことを再発見した次第です。

  2. KMさま

    コメントをありがとうございます!

    シナベニヤを敷いていらっしゃるのですね! 素晴らしいですね!平床は、最初は抵抗がありましたけれども、続けてみると慣れもあると思いますが、とても体に良いと感じます。なにより肩こりが治り、背骨が前よりまっすぐになったように思います。

    そういうことを、息子にわかってもらいたいのですが、なかなか言うことを聞いてくれません。「映画なんかで、<わ〜ベッドがふかふかで気持ちいい!>って言ったりするでしょ、あれはいけないっていうの?」などとつっかかってきます・笑+汗。だから「そう、あれは間違っているのよ、体には悪いの。」と言うのですが、今ひとつ説得力に欠けるのです・・・。

    アーユルヴェーダは、本当に気持ちが良いと思います! 経済的に余裕があったら、ぜひまた受けてみたいです。ヨガも良さそうですね。一度チャレンジしてみたいのですが・・・。
    先ずはもっともっと、与えられた運動を身につけることですね! しっかり精進いたします。