2006-06-19

悲喜こもごも

今日月曜日は、大事な日。息子の音楽のテストがある日です。そして私の血液検査の結果が出る日。私は8時に家を出て、友達の女医リーバの診察を受けに、彼女のクリニックに行きました。もちろん、息子には激励しました。とにかく頑張るしかない息子・・・。そして私も検査結果によっては、いろいろと考えないとなりません。

リーバは、私のためにクリニックに15分前に入り、時間を作ってくれました。彼女は月曜日と水曜日しか診察していないので、ものすごく患者さんが多く、アポがとれないのです。私は検査結果がメインだったので、特別にアポを入れてくれました。「淑子、前は貧血もあったのね、それはもう大丈夫よ。ほとんどの数値は前以上に良くなっているわ。」あ〜よかった!!「でもね・・・ひとつだけ、前より悪い数値があるの。」それはなんと、炎症なのでした。が〜〜ん・・・つまり、私の病気の最も問題になっている部分ですね。ステロイドを飲まなければならない原因です。要するに・・・ステロイドはまだ継続して服用しなければならない、ということでしょう・・・。がっくり・・・。

6月28日に再び炎症のことだけ検査することにして、とりあえず帰宅しました。随分よくなっていると自分では思っているのですが、なかなか数値がよくなりません。これは、もっとしっかりと少食を極めないとならないということでしょうか・・・。どうして私は健康にならないのだろうか・・・少々悲しくなり、落ち込みました。滅多に暗くならないのですけれども、何だか気分がブルーになったのです・・・。

どのみち、今の耳の状態では、ハードにライターの仕事はできません。もうほとんど書いていないし、これからはこの耳でもできるビジネスにシフトしていき、自分の好きなことも同時にやっていこうと思っているので、そのことを前向きに考えるようにしました。私自身は、もうベルリンにいなくても問題ないのです。日本に戻って仕事をする方がずっと楽だし、進めやすいこともあります。でも、息子のことも大事ですし、せっかくここまでベルリンで頑張ってきたのだから、息子にとってベストな状態を作って、そして3年後にひとりで帰国するのが理想的。う〜〜ん、でも、このまま息子が学校でトラブルばかり起こしていたら、そして私の体も思うように健康にならないのだったら、どうするべきなのか・・・・。悶々と考えていたのですが、結局のところ、なるようにしかなりませんし、これもひとつの試練であり、人生の課題なのでしょう。落ち込むのはやめて、日本の先生にメールを書いて血液検査の報告をしました。そして、今日からさらに少食を極めようと決心しました。先ずは甘い物は本当にできるだけ摂取しないようにしようと決めました。6月30日からミュンヘン、そしてパリで、戻りが7月9日ですから、7月10日から日本に戻る19日までの10日間は、しっかりと生菜食Bをしようと思っています。旅行中は難しいので、ストレスにならない程度に少食をし、少しずつ本格的な甲田療法を実践していきたいと思っています。最終的には、日本から戻る予定の8月20日以降に、本格的な生菜食Bにしたいと思っています。中途半端だからいけないのだと思います。

よし!そうと決まれば大丈夫! 不死鳥のように蘇り(笑)、ポジティブ・モードにスイッチ・オン! さくさくっとメール仕事をしていたら、息子から電話がかかってきました。ドキドキ・・・「どうだった?」「うん、今カールのところでランチ食べているの、いいでしょう。もう少ししたら帰るからね。あのね、音楽のテストだけれどもね、2プラスだったよ!!!!」

え〜〜!!!! すご^〜〜い!! つまり、日本の通信簿の成績で言うところの、4と5の間ってことです!いやぁ〜一時は土俵際まで追い込まれていて、昨日の時点ではかなり厳しいと思っていましたが・・・一生懸命勉強した甲斐がありました。は〜〜。「よかったね〜〜!!これで音楽は最低点を免れるのね?」「うん、そうだよ、昨日やってよかったよ、でも難しかったけれども・・・。何とかクリアしたよ!お母さん、ありがとう!」あ〜よかったよかった!「ほら、君はやればできるんだからね、諦めないでよかったよね!この調子で頑張ろうね!」「うん、なんとかできそうな気がしてきたよ。それにしても、音楽の先生はきょとんとしていたよ、こんなにできるって思っていなかったみたいで、すごくびっくりしていた。」・・・汗・・・・そうでしょう、そうでしょう・・・私だって驚いています。かなり難しい内容でしたので、長調も短調も、沢山シャープやフラットがついていたら恐らく答えられないのではないかな、と心配していました。でも、しっかり覚えて頑張ったのですね〜〜。あ〜よかった!!!

でも、もちろんまだまだ気は抜けないのですが・・・。あと何人かの先生と話し合いをした方が良さそうです。良いことも悪いこともひっくるめての人生。本当に毎日いろいろあるけれども、健康であること、平和であることのなんと素晴らしいことか!それを得るためには、もっともっと精進しなければ、と思ったのでした。