2006-10-25
息子の言葉
昨日も忙しくしていました。本当は、夜にカフェ・アインシュタインで写真展のオープニングがあり、行く予定をしていたのですが・・・。ドタキャンしてしまいました。全く時間がなくなってしまったのです。はぁ。
気持ちが若干ささくれだっていたのですが、生玄米の粒はとても体に心地よく、いただいた時にはほっとしました。途中で、忙し過ぎるのは良くないなぁと思い、お風呂に入ってリラックスして、少しだけ気分転換もできました。それに、何人かの友達がメールで励ましてくれたので、それも大きな励みになりました。(ありがとう〜〜〜!涙)
私が少食を実践しているのとは対照的に、息子は今、とても育ち盛りなので、毎日お肉を欲しがります。食事も、満腹状態になるまでやめないのです。量を減らして出すと、必ずその後にお菓子を欲しがりますので、かえって良くないことになります。息子には健康でいて欲しいですから、甲田先生のご本に書いてあることを、できるだけ理解してもらえるように説明するのですが、なかなかわかってもらえません。
そして、ついにこんなことを言い出しました。
「俺は、美味しいもの、好きなものをいっぱい食べたいんだよ! 病気になったっていいよ、病気になるまで美味しい物が食べられた方が、健康だけど好きなものを食べられないよりずっといい! それに、そんなに甲田先生が素晴らしいんだったら、病気になった時に少食をすれば治るんでしょ。その時にすればいいよ。」
が、が〜〜ん!!!
「そ、そんな考え方、バチが当たります!」
情けないことに、そんな言葉しか浮かばなかった私・・・。忙し過ぎて気持ちに余裕がないと、表現力も劣ってしまいます・・汗。少食をするようになると、「美味しさ」の概念が変わることとか、心身が変化してさわやかな気分になるとか、いろいろあるのですが・・・その時は何も浮かびませんでした。
前の約束では、玄米の月と白米の月を交互にということだったのですが、息子は今、完全に玄米を拒否しています。これはもう、無理を言っても仕方がないので、妥協策として、白米3カップにつき玄米1カップの割合で炊いています。あとは青汁。これもしぶしぶ飲んでいますが、サラダ嫌いの息子は、サラダをいっぱい食べるよりは楽だと言って、とりあえずOKと言っています。ありがたいと思うまでには、まだまだ時間がかかりそうです・・・。
それにしても、反抗期とか思春期というのは、本当に難しいものですね。何でもかんでも否定しますから。大人に何かを押し付けられる、という感覚なのでしょう。それに対して反抗するのですね。先日も、部屋に見合った大きさのベッドを買ってくるように、と念を押したのに、恐ろしく大きなベッドを買ってきてしまい、今はもてあましています・・・汗。ベッドに合うマットレスがないので、今までのマットレスを置いて、5分の3ほどのスペースでちんまりと寝るわけです・・・意味なし・・・。
もうちょっと頭で考えて、選んで反抗して欲しいものです。まぁ、まだ15歳ですから、理解するのは難しいのかもしれませんが・・・。
・・・・・
そんなわけで、息子にはできるだけ健康的で、なおかつ美味しいを思ってもらえるメニューを、毎日考えています。お肉料理を作るにしても、脂っこいものは避け、蒸したり煮たりしています。お味噌汁はかならず用意して、具に野菜をたっぷり入れます。デザートは、お菓子の買い置きをせず、旬の果物を剥いてあげます。今ですと、柿!!
ドイツのマーケットにも、最近は良質の柿が出回るようになりました。息子も大好きです。白糖のお菓子の代わりに、新鮮な果物! これはとてもいい感じです。
病気になってから甲田療法をすればいい、などという考えはやめてもらい、いつまでも健康でいて欲しい。これは親の願いです。昨日はそんなこんなで喧嘩をしてしまいましたが、最後には仲直りをして、楽しく食卓でおしゃべりをすることができました。息子も、私がいろいろ言うことは、愛情があってのことだとわかっているのです。最も相手を傷つけるのは、無関心であることなのですから。たとえ時に衝突しても、少しずつでも理解しあえるようになれば、幸せなのだと思います。人間ですから、まるっきり衝突しないなどということは、ありえませんもの・・・・。
だから、ど〜〜んとかまえて、笑顔を忘れないように心がけます!
子どもに健康食の大切さを理解してもらうことは、容易なことではありません。でも、できるだけ無理なくわかってもらえるように、毎日の食事には精一杯の愛情を注ぎたいと思います。
「病気になったときに少食にすればよい」。ご子息の理屈にも一理はあるようです。〈そんな食事ばかりしていて、もし病気になれば、次はどんな食事をするの?〉ということでしょうか。勿論「親の心子知らず」ですし、西医学でも、肉食は粗暴な性格を生むとされます。なお、日本人の腸の長さは西洋人より2乃至3㍍長いですね。肉食と菜食の食習慣の違いが、そうした解剖学的な違いとなったようです。「肉食の害」を早く除去するために、西洋人の腸は短くなったと考えられます。尤も、ドイツ等の寒帯(高緯度)の国では、防寒のために肉食礼讃(酒も)でしょうね。温帯で海に囲まれた日本人の長い腸には、野菜の繊維と海草、それにほ乳類よりも魚類の肉の方が合っているようです。狂牛病は草食動物に肉食(骨粉等)をさせた「科学的で合理的な思想」の結果でしょう。進化を無視或いは軽視した結果ですね。肉食による粗暴な性格の対策としても、キリスト教という宗教心が必要となったのでしょうか。ともかく、「食は命なり」であり、西医学で云う「皮膚・栄養・四肢・精神」の四大原則が絡み合っています。つまり「栄養」は「精神」にも影響することになります。ともかく、ビタミンC不足にならないようにご注意ください(不足すると白血病や壊血病を発病)。
KM さま
あたたかいメールをありがとうございます!
おっしゃる通りです。そしてとても参考になるお話をありがとうございます。そうですね、「食は命なり」ですね!
できるだけビタミンCを摂取して、心身共に健やかでありたいと思います。息子にも、もっと親の愛をわかってもらいたいものです・・。
本当にどうもありがとうございました!