2003-07-29

三日月再び

甲田先生に、とっても良いお腹になったとほめていただき、朝から最高の気分の私。今日は3分粥の回復食で、明日からまたしばらく5分粥が続きます。その後最後の3日間すまし汁断食をクリアすれば、私の今回の入院はフィニッシュをむかえるのです。今の所順調なのがとっても嬉しい!!
今日は加えて嬉しい再会が! 三重のK子さんが診察を受けにやって来ました! まぁ〜〜〜! 肌の調子もすごくいいみたいだし、お化粧をしている姿は美しい〜〜! キラキラ輝いていて、内側から美人になったんだなぁって思いました。調子も良いみたいでよかったよかった!「でもねー、ちょっと外に出るとやっぱりめげて食事が乱れるのよね。おかげで1キロ太ったわ。
しかも先生はすぐに指摘されたの。ありゃ、太ったなぁって。」でも彼女の場合、交通事故にあって身体の調子をくずしたので、病気ではないし、甲田先生ももう普通食で大丈夫っておっしゃっていたので、たぶんそれほど厳しい食事療法にする必要もなさそうです。とにかく一緒に頑張った入院の仲間が元気に美しくなっているのは励みになります。

さて、ここに甲田先生の「朝食を抜いたらこうなった」(春秋社)という本があります。今日ざっと読んだのですけれども、とてもわかりやすい!
食餌療法はあくまでも科学であるべき、決して哲学や思想だけではないっていう所が印象的。甲田療法はとても厳しいと言われていますが、先生の長年の経験とご自分の身体を使った実験などから、非常に科学的な食事のメニューを作っていらっしゃるのです。科学的考察を無視した強引な玄米菜食とか少食療法は危険を伴う、と先生はおっしゃっています。私の場合、生菜食Bというメニューをベルリンに戻ってから実行することになりそうです。退院までに、先生は私用の1日のメニューを作ってくださると思いますが、基本は生菜食Bだそう。これは、
*朝食を抜く
*生水+柿の葉茶を合計1日1,5-2リットル飲む
*スイマグ(水溶性マグネシウム)を毎朝20ccを180ccの水で飲む
*昼に青汁180cc、人参汁180cc、蜂蜜30gを摂取する。
*夕方は昼のメニューの他に、豆腐300g、生玄米粉(あるいは粒のまま)
120g、食塩1日分の10gを摂取する。
・・・というものです。1日総摂取熱量が約1000キロカロリー、たんぱく質は約35gという低栄養です。生玄米の粒の場合は、塩水に3〜5日漬けておく必要がありますが、粉はコーヒーミルなどで挽けばできます。
まだ先生から直接レシピをいただいてないので、この基本メニューのままか、あるいは少し違うものになるのかはわかりませんが、私はできれば昼に玄米の粒をいただきたいと思っています。私は家で仕事をしていますので、日中に時間があります。夕方、玄米の粒を一所懸命噛み砕いても、全て食べきるのには1時間はかかるようです。それを、私はできれば昼にしてしまいたいのです。きっと腹持ちもいいと思います。他のものはそのままでも大丈夫だと思うのですが、その点だけが私からの希望です。A子さんが言うには、患者さんの体質や体調によってそれぞれ違うけれども、昼に食べてはダメと言われる人もいるとか。明日、先生の診察の時に伺ってみようと思います。

そして驚くべきご報告をひとつ! 手の指の両親指に、なんと「爪の三日月」が出てきました!!! まだうっすらとなんですけれども、本当に出てきています!
これって何年、いや何十年ぶりのことではないでしょうか?? すごい!!
体調もいいし、元気だし、頭もすっきりしているし、きっと私の身体が内部からどんどん洗浄されていって、回復してきているのでしょうね。素晴らしい!!

M野さんは、今日先生に、「具合が悪くなった時に、ちゃんと食パンを食べたか」と聞かれたそうです。私もてっきり食べていたのだと思ったら、どうしても食べられなくて、食べなかったのだそう。それは知りませんでした。先生にはお考えがあったのだと思うのですけれども・・・。で、今日はM野さん、あまり調子が良くなくて、結局これからずっと5分粥で、断食はもうしないことになったようです。
他の人は、明後日からまた3日断食をするようです。でも、M野さんは挫折をしたのではありません。まだ断食ができる体の準備ができてなかっただけのことで、時期が来ればまたチャレンジできます。断食をすると、ある意味劇的に身体の調子が良くなるけれども、無理は禁物。じっくりと決められた食餌療法をある期間続けていれば、もちろん効果があります。私はまずは1年、しっかりと生菜食をして、体質改善したいと思っています。

それから! 今回のグループで、劇的に宿便が排出できたのはTさんって前に書きましたけれども、Kさんも排出されたそうです!! おめでとうございます〜〜!
いいなぁ。でも、Tさんは体質改善の、Kさんは骨粗しょう症だけれども、早期なので1ヶ月で治るって言われている入院患者さんだから、やはり私のような難病患者とは違います。私は焦らず、コツコツとやっていかなければならないけれども、ちゃんとビジョンが見えてきたからできるって思っています。
やるぞ〜〜〜!!

PS: 長らくお待たせいたしました。やっと写真を少しだけですがアップできるようになりました。前の日記にも少し載せましたので、よかったらご覧くださいませ。

生菜食の一例
生菜食の一例