2003-07-11

体重を増やすためにもっと痩せる

私は甲田先生に診ていただいていても、前からずっと通っているM病院の先生の診察も受けています。
2001年からのお付き合いのM病院の先生方も、とっても素晴らしいです。2001年の春、私の病名はM病院で判明しました。あまりに奇妙な病気ゆえ、症例は今までに世界でまだ2〜30例ほどしかなく、この病名がわかっただけでもすごいことだと思います。その前の病院では不明のままでした。
ですから、M病院に緊急入院した時は、本当に命が危ない状態で、もう少し遅い入院だったら今ごろは空の上だったかもしれません。緊急入院をして翌日から点滴と錠剤でステロイド投与。これはかなりモノモノしく感じました。自分は一体どうなってしまうのかしら、回復するかしら、と・・・。
ステロイドの限界は、西洋医学が対症治療であることから、治癒というのが難しいことです。ほとんどありえないと。今の状態を維持するか、あるいはそれ以下・・・。つまり、
薬で良くなるってことはありえないのです。私はどうしても耳が良くなって、前のように聞こえるようになりたい。
2001年の時点では、私にはきっとステロイド治療が最善だったのでしょう。そして、その後はM病院の治療方法と、甲田療法をコラボレートさせて、東西の良い部分を活用してチャレンジしてみようと思いました。なので、まだステロイドは5mgだけ飲んでいます。急にやめてしまうのは危険だからです。

さて、本日朝起きて体操を済ませ(この体操については明日書きますね)、8時から甲田先生の診察がありました。
先生は、「胃の調子またずっとよくなってるねぇ。よかったなぁ。このままでいけば、必ず治るよ!」とまたまた甲田フレーズが飛び出し、大感激! 「ただし、青木さんの場合、非常に痩せていて体力がなさすぎる。だから今すぐには本断食ができない。まずは玄米のお粥を徐々に減らし、今回の入院中に3日x3回のすまし汁断食をし、玄米クリームなどで少しずつ体力の回復を見ていって、体重が50〜55キロくらいになったら本断食をしよう。それはたぶん、1〜2年後になるなぁ。でも、体操と食事をしっかりやったら、本断食後に必ず治るから、安心しなさい。」と言われたのです。
私の身長は168センチで、体重はいつもは49キロほど。身長が高いので、やせているといえるでしょう。その後甲田先生の食餌療法を1ヵ月半行った結果、今は44〜45キロにまで体重が落ちています。先生は「まずはそれがもっともっと減って、極限までいったら、体力が内側からついてきて、同じ物を食べていてもどんどん体重が増えてくるんだよ。そしてそれが50キロを越えたら、かなりいい線になっているってことだ。」とおっしゃる。
つまり、まだまだ痩せるってことなのです。その間に、先生の髪の毛のように、白髪はなくなって髪が黒々し、視力が回復する人もいるらしいのです。これも楽しみ!! (私は目も悪い)

注:体重があって、体力がある方は、すぐにでも水断食ができる場合もあります。ケースバイケースのようです。私はまだ体力がないから、時間をかけて体力を作り、その上でしっかりとした本断食をして治しましょう、と甲田先生はおっしゃいました。)