2004-10-13
お散歩 イン クーダム
ペトラと映画に行って来ました。アルモドバル監督の新作は、それはそれは面白かったです! う〜ん、うなっちゃいました。
私のすまいはベルリンの郊外ですが、とはいえ、目の前にある地下鉄に20分乗ると、もう旧西ベルリンの目抜き通りであるクーダムに続く駅、ヴィッテンブルクプラッツに着きます。
本当に便利で助かっています。ペトラとの待ち合わせまでに時間が少しあったので、街中での用事を済ませてから、少し読者の皆さんにベルリンを知っていただこうと思い、写真を撮ってみました。これもお散歩です(笑)!!
写真をご覧ください。
写真1:
戦争の傷跡を残すモニュメント。圧倒的な存在感のあるカイザーウィルヘルム教会(今は資料館になっています)。隣には現在の教会があり、美しいブルーのステンドグラスが印象的。
写真2:
モダンなガラス張りのクーダム・エッケの中庭からのショット。いろんなショップが入っています。手前の三角錐は、なんと巨大な鳥かご! 沢山の鳥が入っていて、ベルリナーが時折足を止めて見入っています。
写真3:
ベルリン動物園駅近くのスポーツ・デパート「カールシュタット・スポーツ」店のショーウィンドウ。実はここでは、2006年のドイツでのワールドカップを視野に入れ、すでに公式ショップとしてワールドカップ関連グッズを販売しているのです。Tシャツなど、買いやすい品があります。ベルリナーから見ると、ちょっと高めだけれど……。お土産には丁度いいかもしれません。
写真4:
ペトラと待ち合わせをした映画館「デルフィ」。クーダムのすぐ近くのカント通りにあります。
写真5:
ちょっと時間があったので、ペトラと一緒に知り合いのギャラリー・ブレーマーまでお散歩。このギャラリー、ベルリンで一番古いギャラリーなのです。表現主義の絵画を展示したことで有名。しかも、奥にはバーがついていて、そのバーは、ベルリンの名だたる建築である、「フィルハーモニー」を設計したハンス・シャローンが手がけたもの。夜にオープンするのでお酒の好きな方には楽しいギャラリーかも。ちなみに、このギャラリーでペトラは来年5月に個展をする予定になっています。
……
映画が終わり、そのまま電車に乗って帰宅しました。駅に降りたらすでに夜の8時になっていました。毎回思うのですが、やっぱり郊外の空気って違います。ベルリンは、案外緑が多く、自然が沢山ある大都市として有名なのですが、それでもやはり、中心街と郊外では空気の鮮度が違います。電車から降りて階段を上がり始めると、もう木々の香りがします。「あ〜〜気持ちがいい!!」ほとんど森林浴のような雰囲気で、私は深呼吸をしながら家に向かってゆっくりと歩くのです。枯葉が沢山落ちていて、どんぐりもトチの実も道端にころがっていて、秋を感じさせます。
本当に心から、空気が美味しい!って思う瞬間。ベルリンは、街中も郊外も、味わい深いです。