2003-07-09

断食にいたるいきさつ


みなさん、はじめまして。青木淑子です。
私は、明日から大阪の甲田医院に断食入院をします。
なんだかとてもドキドキ、ワクワク。
明日、東京から大阪に飛びます。

断食からいきなりスタートでは、みなさんが何がなんだかわからないかもしれないと思って、今日は少しいきさつなどを書かせていただきますね。

私は、ドイツ政府公認ジャーナリスト・パスを取得して、ドイツの首都ベルリンで暮しています。4歳の息子と一緒に、二人の新しい人生をベルリンで始めようと旅立ったのが1996年1月。ビザのことや仕事、すまいのことなど、本当にとても大変な日々を過ごしているうちに、右耳にひどい耳鳴りが起こっていることに気がつきました。それでも生活パターンを変えることができず、ひたすら走り続けていたのです。そうしたら2001年からは左耳からも凄まじい耳鳴りが聞こえ出し、その年の11月には日本に戻って入院しました。実は私は耳鳴りだけでなく、眩暈や大動脈炎や網膜炎を患っていたのですが、それぞれ別ものだと思っていたら、この全ての症状が出るひとつの病気だってことがわかったんです。コーガン・シンドロームという難病です。アメリカのコーガン博士という方が発見した病気なので、彼の名前がついたのですが、数十万人にひとりしかかからないような病で、日本では本当に稀なケースだとドクターに言われました。東南アジアの若い女性がかかる病気だそうです。???私は若くないんですけれども???

2001年の入院では、主にステロイドの投与によって炎症をおさえることをしました。当時は副作用でムーン・フェイスになったりしましたけれど、今は随分薬の量も減ったので落ち着きました。薬が減ったから病気が治ったのか、というとそうではなくて、炎症は抑えられているものの、耳鳴りに関しては現代医学ではどうにもならないらしく、諦めなさいというようなことを言われています。たぶん、耳鳴りや難聴で苦しんでいらっしゃる方だったら、ほとんど治癒は諦めているのではないでしょうか? 

でも誰かが言ってました。「治らない病気はない。治らない人がいるだけだ」って。考え方次第だなと思いました。私は、自分の病気は必ず治る、と信じています。今までいろいろな療法やメソッドを試してみたけれど、全滅でした。西洋医学はもちろん、漢方、酸素吸入、マグネシウム投与、ホメオパシー、鍼、カイロプラクティック、アーユルヴェーダ、手技、森林浴・・・。まぁ1年くらい南の島へ行って、ぼ〜〜っと過ごすっていうは効き目があるかもしれませんが、非現実的ですね。なにしろ私には大切な息子もいますし、それは時間的にも経済的にも不可能なお話です。
耳鳴りは、ストレスが原因と言われていますが、老化現象という考え方もあるようです。私の病気、コーガン・シンドロームの原因は、今のところストレスとしかわかっていません。でも、ほとんど全ての病気って、ストレスからきているのではないでしょうか? もちろんそれだけじゃないでしょうけれども、ストレスと病気って密接なつながりがあることだけは確かだし、それゆえ「ストレス」を侮ってはいけないなって思っています。ストレスを溜め込むと、誰もが具合悪くなりますものね。

・・・ということで、ご縁があって、断食療法に到達しました。ご存知の方も多いかもしれませんが、大阪の甲田医院の院長、甲田光雄先生が独自に開発された甲田療法という食事療法と絶食による治療です。甲田先生は、ご自身が若い頃とても身体を悪くされていて、でも西洋医学ではどうしても治らないことに絶望し、いろいろ試した結果、断食や粗食・少食にたどり着いたのだそうです。自らが実験台になられて研究された方法ですから、とても説得力があります。初めて診察に伺った時、先生が80歳というご高齢でありながら、とってもお元気ではつらつとされていて、しかも髪が黒々していらっしゃるのが印象的でした! というか、とてもびっくりしたのです。思わず、「先生、その髪は染めていらっしゃるのですか?」とちょっと失礼な質問までしてしまいました・・・。
診察は、どの患者さんも同じでちょっと手、ひざやお腹をさわって、お話を聞いてくださるくらい。難しいことは何もしません。けれども、とっても的確なことをおっしゃるのです。例えば私の場合:「う〜〜ん、あなたはね、昔から甘い物が大好きだったんだねー。だから調子を悪くしたんだね。」とか・・・。そう・・・私はものすごい甘党です。

甲田先生の素晴らしさは、またお話します。とにかく、行って来ます!
噂では、かなり古い病室らしい・・・。私に耐えられるでしょうか?
いえ!絶対に治るって信じて行ってきます! 

このエントリへの反応

  1. 青木さん、こんにちは。
    初めて、読ませていただきました。
    ありがとうございます。
    MLでご存知かと思いますが私も甲田先生を大変、尊敬しております。ひとりでも多くの方に甲田式健康法を広げたく甲田式少食健康法実践道場を始めました。
    甲田医院は先月いっぱいで入院患者を終わると先生から連絡があり、私もいつか入院体験をと願っていたので青木さんのこの記録は大変、貴重で感謝です。
    本当にありがとうございます。
    道場のHP感想をまた聴かせていただけたら参考にしたいと思います。ありとうございます。
    PS先日の先生の講演を今日、お送りしましたが着きましたら教えてくださいませ。
    感謝合掌、能木啓妃

  2. 甲田先生の診察と毎月の講演は今後もあります。

    薬等、科学的なものを一切、使わず自然療法で肝臓病、リウマチ、アトピー、筋ジス等の難病も完治に導くこの素晴らしい健康法を皆さんも体験してみてください。
    私は養護教諭を20年近く経験し、色んなDr、に出会ってきましたがこれほど実績があってお金がかからず難病を治し、しかも謙虚で誰にも慈愛に満ちた方は初めてです。(ある国の外科学会会長も前立腺ガンを手術でなく日本の甲田先生に頼り自然療法で克服されたそうです・・個人情報のため名前を出せないことが残念ですが世界的に有名な方です。それほど専門家も死を目前とすると甲田医師に頼りたいし手術は好まないということがよくわかります)
    先生には、国連やWHOからも講演依頼が来ていてNHKラジオ深夜便では、視聴者の要望で唯一、2度も再放送があったそうです。興味のある方はhttp://www3.cypress.ne.jp/oneness/ の健康増進のページを参考にしてください。
    能木啓妃