2004-09-29

Rちゃんからのプレゼント

ベルリンに、とっても仲良しの年下の友達、Rちゃんがいます。頻繁に会ったりメール交換するわけではないのですが、時たま会える時には、もう時間も忘れて楽しくおしゃべりします。彼女は優しくチャーミングな独身。食事にも気を使い、スポーツもバツグンで、フィットネスクラブに通って体を鍛えています。
私も前に誘われて、本気で一緒にクラブに通おうと思ったのですが、その時体調を崩して断念。私のレベルは、先ずはお散歩がちゃんとできるかどうかってところです……。とほほ

さてそのRちゃん、この夏、日本に里帰りしていたのですが、船便でいろんな物をベルリンに送り、この度無事に到着したとのこと。その中に、私へのお土産も入れてくれていたのです! 私が甲田メソッドを実践していることを知っているRちゃんは、気遣ってくれて、食べ物のお土産ではありませんでした。それは本だったのです!
「よしこさん、やっと日本からのお土産にと用意していた本が届きました。この本をベルリンで人から借りて読んだ時、すぐによしこさんに読んでもらいたいと思ったのです。この本には実践編もあるらしいのですが、もう出ていないとのことで残念です。
よしこさんからすると、もう知っている、わかりきっていることだらけだと思いますが、この本に出てくる多くの方のように、病気をあきらめず前向きに生きていけば、きっと……!
すばらしい健康体をぜひともとりもどしてほしいと願っています。R」心のこもったメッセージと共に届いたその本は、まだ読んだことのない本でした。有名な本なのだそうですが、私は知りませんでした。
癒す心、治る力」(アンドレー・ワイル著・角川文庫)です。
読者の皆さんの中には、すでに読まれた方は沢山いらっしゃると思いますが、私はワイル博士のことは全く知らなかったので、ワクワクして読みました。Rちゃんのあったか〜〜い心のいっぱい詰まった本……という気がして、ページをめくるたびにRちゃんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
本当に面白い本です。
人間には、自ら治るという力があり、その治癒の力を活性化させることによって、現代医学が諦めた難病も治った人は多いということから、ワイル博士は彼の体験も交え、人間が病から解放されるメカニズムや治癒の例、処方を書いたのだそう。とても革命的な、そしてスピリチュアルな本で、甲田先生のお話と重なる点も多く、興味深く読むことができました。
しかもこの本は、世界的なベストセラーだったのですね! 
あー知らなかった……。実践編は、インターネットで調べてみましたが、確かに絶版になっていました。

中に、ホメオパシーやオステオパシーの話も出てきます。
私はホメオパシーは試したことがありますが、オステオパシーはまだ。以前、知人のTさんに教えていただいて、行く予定をしていましたが、何かがあって叶いませんでした。治療家の信念が患者の治癒力に大きく影響する、という箇所で、甲田先生のお顔がすぐに浮かびました。

この本を読むと、病は必ず治癒で治ると信じるところから、人は治ってゆくものだ、と確信します。そして、私が選択した甲田療法や食餌療法、そして心を和まし癒すこと、病を境に人生を見つめ直し、ライフスタイルを変えていったこと、こうした全ては間違っていないと感じます。人それぞれの選択ですけれども、私の場合は甲田先生とめぐり合えたことが、とても大きかったと思います。要するに、どんな方法であれ、自分が選んだ療法を信じ、治ると信じ切るること。ネガティブな心を消して、最後まで諦めないことが大切なのだと思います。とても良い本です!
甲田先生のような、究極な食餌療法という訳ではないですし、いろいろな療法などが紹介されていて、これがいい、という決定的なことが書かれているのではないのですが、かえってそれが興味深く、何か変な言い方ですけれども、アーティスティックな感性を感じました。患者とドクターの間に深い信頼関係があれば、治癒も高い確率でありえる、という気持ちにもなりましたし、なにより自分の進めている道は私に合っているという気持ちが前よりずっと強くなりました。耳と対話したりすることも、間違っていないと思えるし、そうしたこと全てが治癒につながっていると確信できました。

ありがとう、Rちゃん! すごく参考になりました!! そして、これでいい、このまま迷いなく進もうと思いました!

本の勢いで、今日はすっかり断食モード。息子に夕飯を作っても私の食欲はゼロのままで、お茶を飲みながら息子と楽しく会話ができました。良い調子です!