2005-10-16

ナポリ 1

10月11日。朝、出発する直前まで、仕事で日本とメールのやりとりをしていて、かなりバタバタしてしまいました。その後すぐに電車で飛行場まで行こうと思ったら、私は何を勘違いしたのか、フライト時間をボーディング・タイムだと思い込んでいて、すっかり1時間ほど間違えてしまい、慌ててタクシーを電話で呼んで、ぎりぎりセーフで飛行場に到着。ああ、先が思いやられます・・・。フリーランスの悲しさよ・・・。涙(T.T)いつも、出かける直前まで用事に追われているのです。もっと頭が良ければ、それなりに全てうまく対処できるのでしょうけれど、いかんせん私の頭脳はどうしようもなくぽんこつ状態で、時々うまく機能しないため、混乱が続いております・・・。嗚呼!

でも、なんとかミュンヘンに到着。え!!乗り換えがたったの10分!! びっくりしていたら、飛行機から降りてすぐのゲートがナポリ行きでした・・・すごい、うまくできている!・・・でも・・・。ベルリンを午前11時25分に出発し、ミュンヘンに到着し、再び飛行機に乗ったわけですが、出発前にあまりに焦ってしまったために、息子の食事もままならず・・・。私は普段から少食をしているので、朝食は不要なのですが、息子が隣で「お腹が空いたよ〜。」とうるさいうるさい・・・。結局、2度の機内ではほとんど何も出ず、チーズが入った小ぶりのパン1個のみで、ナポリに到着。その間も、隣の座席の人が、パンを食べずに横に置いているのを目ざとく発見した息子は、「あれ、くれないかなぁ、ナポリで大事に食べる気かなぁ、どう思う?」などと物欲しそうな目で隣を見ているので、「ナポリに着いたら即美味しいピザよ!もう少しの我慢よ!」と励ますように(?)声をかけ続けました。それに、2人でトランプなどをして、息子の気がまぎれるように頑張りました。世話のやける息子・・・。「お母さん、早いところホテルから出て、ピザを食べようよね!!もう、2枚くらいはいけそうだ!」などと、息子は鼻息も荒く、早くもピザ・モード。

ところが!! 飛行場のインフォメーションでマップをもらってホテルの場所を聞いたところ、セントラルではないとのこと!あら〜〜、どうしましょう!! 電車を乗り換えて行くには、あまりにリスクが多すぎるので、とにかくホテルまでタクシーに乗ることにしました。陽気なナポリ人の運転手さん! お天気もいいし、明るくて、ああ、あったか〜いところに来たなぁ、という気分。出だしは好調です。

ホテルに到着してすぐに街中へ飛び出したのですが、本当にナポリはおもちゃ箱をひっくりかえしたような、ごちゃごちゃっとした、でも何かワクワクするような空気が流れていました。スカッパナポリと呼ばれる、下町エリア(Via.D. Tribunali, Via Dumo, Via. B. Croce)は、もう本当に歩くのも怖いくらいスクーターや小型の車、そして人でごった返していて、危ない危ない。排気ガスもすごくて、私のような気管支が若干弱い人間にはきついですね。ナポリにいる間中、ずっと咳をしていました。大きな通りはもちろんもっとすごくて、信号などあってないような状態。なのでほとんど信号を待っている人はいなくて、凄まじいスピードの車とスクーターの流れの中に、ナポリの人々は老若男女を問わず、するりと入って上手に泳ぐように対岸へ渡って行くのです(笑)。これはもう、ゲームのような感覚なのでしょうか・・・。
「ドイツだったら、完全にひき殺されているよね、でもここでは、ちょっとくらい車の近くになっても、車が止まってくれそうだな。」と、本能でナポリの交通事情を把握する我が息子・・・。私は・・・ナポリでもひかれてしまいそう・・・。

やっとお目当てのピザ屋さんに到着。このお話は下記のブログに写真入りでご紹介させていただきますので、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ。とにかく安く、美味しかったです!(あ、脱線しました・・・でも少しだけ・・・。なにせ息子は食べ盛りでして、2人前を頼み、私はそこから試食程度を切って食べたのでした。)

すっかりお腹がいっぱいになった息子。「今日はもう疲れたからホテルに戻ろうよ。」と言うので、地下鉄までぶらぶらと小一時間ほど歩き、そこからホテルに戻りました。息子はピザを思い切り頬張っていたので、これは食べ疲れでしょうねぇ(笑)。ホテルは、なんと地下鉄に乗った後、バスにも乗るようなナポリの郊外でしたので、なんだかんだで7時半頃やっと到着し、順番にお風呂に入ってベッドでくつろぎました。私は、明日のピッツェリアの場所確認(笑)と、ポンペイ見学の準備などをして過ごしました。ある程度計画しておかないと、うまく1日でいろんなことはクリアできません。でも、私達は今回、一番のコンセプトが「ピザの食べ歩き」(息子のリクエスト)であり(笑)、後は行きあたりばったりですから、観光もあまりガツガツとしないでしょう。

本日のオーガニック・ライフ・イン・ジャーマニィは:

ナポリのピッツェリア 1