2006-02-06

ノルデナウ再び

夕方、ノルデナウに到着。息子は、「何で俺が水のために、こんな所まで来なくちゃならないんだよ!」という気持ちのようですが(汗)、「神社などがないのだから、お参りのつもりで洞窟に入って、お祈りをしましょうよね、これからもずっと幸せで、健康でありますように、世界が平和でありますように、ってね。」と言いました。息子はもう疲れ気味。ホテルの部屋でくつろぎモードとなり、本当は5時に洞窟に入れるのに、テレビをつけてベッドに寝そべり、動く気配なし・・・。

「ちょっと! 君は行く気がないわけ? ここまで来て、ノルデナウの神聖なる気の漂う洞窟に、君は行かない気なの? ふ〜ん、それならそれでいいけれども、お母さんは行くからね。洞窟は6時半で閉まってしまうし、君はお腹が空いたって言っていたじゃないの? 後にすると、どんどん食事が遅れるんだけれど、それでもいいの?」などと言うと、ぴったり私に張り付いて、「おかあさ〜〜ん、行かないで! この番組見てから行こうよ、洞窟は6時半まで開いているんでしょ? ちょっと休憩してから行くんでも遅くないんじゃないの?」・・・完全に怠け者になりきっている息子・・・。ちっともありがたみを理解しない息子!! 悲しいです・・・(T.T)

しかも、私だけが行くと、取り残されるので嫌とのことで(なんとわがままな!)、結局5時50分までテレビを見て過ごし、その後洞窟に行きました。「何ここ、ちょっと怖いけれども・・大丈夫なの?」と息子。「問題ないわよ。お母さんなんて、朝ひとりでここにいたくらいよ。とても気持ちが良かったわよ。」「へ〜〜。で、お水をくんでもらっている間は何しているの?」「瞑想よ!黙って静かに祈りをするか、何も考えないでじっとしているの。寝ないようにね!笑」6時の部では、10人ほどの人がいました。外はもう真っ暗ですし、少なかったです。やはり、とても静かな気持ちになれて、素晴らしい場所です。とても気持ちが良くなりました。息子は、何だかよくわからないという顔をしていましたが、一緒になって瞑想していました。しっかりおとなしくやっていたようですが・・・。

・・・ということで、息子はノルデナウの洞窟を初めて体験しました。私は瞑想後、やはりかなりくらくらしてしまい、ふらふらになりながら部屋に戻りました。「大丈夫、お母さん?」と気遣う息子。「君は大丈夫だった?お母さんは、毎回洞窟に入るとめまいがしてしまうのよねぇ。」と言うと、水をごくごく飲みながら、息子は言いました。

「それがね、洞窟では何でもなかったけれども、今この水を飲んだらくらくらしたよ! 何だかこれ、すごいみたいだ!!」

ほ〜〜。そういう感じなんですね。

・・・その後、ゆっくりとホテル内のレストランで夕飯をして、部屋に戻ったのは8時半。1時間ほどおしゃべりした後、私は息子に言いました。「君は骨折で入れないけれども、お母さんは、ちょっと温水プールとサウナに行ってみたいんだけれど・・・。ほんのちょっとだけね。長くは泳げないし。行って来てもいい?ひとりで部屋にいて怖くない?イヒヒ!」・・・そう言われてしまうと、怖いとは言えないお年頃(笑)。「大丈夫だよ、行ってきていいよ。でも・・・早く帰って来てね!」

ということで、行ってみました。もうその時間では、誰も温水プールにはいませんでした。私はすでに水着になっていましたので、バスローブを脱いでそっとプールに入りました。ここは、ノルデナウの聖水の温水プールなのです。いやぁ、びっくりしました!! 水がマイルド! 身体にはりつくような感触で、気持ちが良かったです! なんといいましょうか・・・クリームスープの中に入ったら、こんな感じなんじゃないかと・・・笑。でもちょっと温めだったので、私的には少しだけ寒いかな、と思ったのですが、一度泳いで、その後すぐにサウナに行けばいいと思い、頑張って泳ぎました。
気分が良くなって、速やかにプールから上がり、隣のサウナに行こうとしましたら・・・きゃ〜!! もう終了していました! 真っ暗!! どうしましょ!

「寒い〜〜!!! 寒い寒い〜〜!!!」バスローブを羽織って、走って部屋に戻りました。「あれ、随分早く戻って来たけれども、どうしたの? 怖かったの? イヒヒ」息子に言われてしまいました。「サウナがもう終っていて、寒くてねぇ、なのでシャワーを浴びるわ〜!」と急いでシャワー室に行き、熱いお湯で身体を温めました。ほ!

その日、私は10時半頃、息子はもうちょっと遅くまでテレビを見て過ごし、就寝。朝、私は息子に蹴っ飛ばされて起きました。あまりに寝相の悪い息子!! しかもギブスの足で人を蹴る蹴る!!汗
眠りながらごろごろ移動して、私に接近してきたので、息子の本来のベッドの方に私は移動し、7時半までゆっくりテレビを見たり瞑想したり水を飲んだりして過ごしました。8時ちょっと前になって、息子を起こし、「君、これからお母さんは洞窟に行って来るけれども、君は行かないのでいいのね? 戻って来たら、ちゃんと目を覚ましていてよね。」というのも、本当はノルデナウに3時くらいまで滞在することにしていたのですが、息子が退屈してしまい、もっと早くベルリンに戻りたいと言い出したのです。電車の接続もそれほど良いところではないので、10時にはすでにヴィンターベルクに到着していなければなりません。ホテルをタクシーで9時半には出発するのです。ホテルは朝食付きですから、息子はどうしても朝食を食べたいと言っていますし、そうなると、8時半には朝食の部屋に行っていなければなりません。
・・・何だか慌しいノルデナウになってしまいましたが・・。仕方がありません。思春期の子供と旅をするのって、本当に大変です・・・。はぁ。

・・・ということで、5時間も予定より早くベルリンに戻って来た私達。そんなに早いのだったら、何もタクシーに乗る必要はないと思い、電車で帰宅。本当は、途中でどこかのファミリーレストランで、息子に食事をさせてから帰ろうと思ったのですが、息子はもう疲れてしまって早く家に帰りたいとのこと。「お母さんが作ってくれるのでいいよ。玄米だって何だって食べるからさ、」・・・そうは言っても、私も疲れているんですよね。そう簡単に作れるものではありません。それでも帰宅して1時間ほど休憩してから、ハンバーグのトマトソース煮込みとパスタ、そして青汁を用意しました。私はちょっとだけオーガニックのうどんをいただきました。「お母さん! やっぱりお母さんのご飯は、ホテルのレストランなんかよりずっとずっと美味しいや! また行こうね、ノルデナウじゃなくて、パリに今度は行こうね!」・・・・???母子の旅は、もうこれで終わりなのか、と思って諦めかけていたのですが、まだ一緒に行きたいみたいです・・・。パリだったらいいかも・・・。ついでに、ルルドにも行きたいですし!!笑

7月には、パリに行くことにしました! 安いエアーをすでに予約! なんと、ひとり40ユーロ! でもシュトゥッツガルトからですけれども・・・汗。ドイツ内も、こうなったら少しだけ息子と旅をしようと思います。

今日のオーガニック・ライフ・イン・ジャーマニィは:

ナットウミソ