2006-01-14

続・ノルデナウの水

1月8日 その2

ホテルに戻り、しばしぼ〜っとする私・・・。やっぱり、あまりしっかりと集中して瞑想できていないような気がしてきました。そもそも、瞑想とは何なのでしょうか? 自分がちゃんと瞑想しているかどうかもわからず、でも、とにかく気が散漫だったことは確かなので、4時にもう一度洞窟に行ってみることにしました。

まだ何度でもチャンスがあるのですから、ガツガツせずに、今度はペットボトルを持たずに(というか、全て奇跡の水で満たされていますので!)行ってみました。すると、待合室には、さっきよりさらに多い60人くらいの人が待っていました! 30分毎に入れるわけですから、この前の回も混雑していたとしたら、すでに1時間半で150人以上も訪れたことになります。すごい・・・。壁に貼ってある告知を何気なく読んでいたら、クレジットカードなどには、磁気があるので洞窟内でトラブルになる可能性があるため、カードは持って洞窟内に持って入らないでください、とありました。それほどエネルギーのある空間なのですね!!

今度はもう様子がわかっていますので、入り口で座布団を手にし、中に入って、ベンチに座布団を敷き、座って瞑想の準備をしました。壁に向かって静かに目を閉じて20分を過ごすのです。その間、水の音だけが聞こえ、おじさんがボトルに順番に水を入れている気配を感じました。瞑想って、どういう状態なのかな・・・。とにかく耳が良くなること、健康を回復することを祈り、世界の平和を祈り、真剣に、そして謙虚に心を静めました。

「ちょっと、あなた、大丈夫ですか?」肩をたたかれ、我に返った私! 「え?」

なんと、知らない間に20分の瞑想は終っていたのでした・・・・・汗。どうして気づかなかったのでしょうか?私ったら、眠ってしまった? わけもわからず、とにかく出口に向かって歩きました。すると、後ろから「もしもし、大丈夫ですか?」とまたしても言われたのです。え、何が!!?? びっくりして振り返ると、そこにはホテルのマネージャーさんがいらっしゃいました。「お客様、私が後ろから見ていましたら、あまりに体が揺れていらっしゃるものですから。めまいでもありますか? 大丈夫でしょうか?」と心配そうに言うので、「問題ないです、大丈夫です。ご心配をおかけしまして。お気使いをありがとうございます。」そう言って、恥ずかしくなった私は足早に外に出ました。

そんなにふらふらしていたのかしら・・・? これまた不思議な気分になって、とにかく一度、部屋に戻りました。お水をいただくと、すごく気持ちが良くなります。まだまだ咳がひどかったのですが、お水をいただいて30分くらいは、全く咳をしませんでした。それだけでなく、何と洞窟にいる間は、全く咳が出ないのです!これには驚きました。

しばらく休んで、そして日が暮れる前に少しホテルのまわりを散歩しました。さすがにすごく寒かったので、30分も散歩できませんでしたけれども、一応ホテルをぐるっと1周しました。他にも宿泊施設やレストランがあるようです。そして、6時になって、再び待合室に行きました。すると、もうその時間はあまり人はいなくて、がらんとしていました。壁にある告知をじっくり読んでいたら、なんと、こんなことが書かれていました。「洞窟に入った方は、2〜3時間は休みを入れていただくのが良いです。」え〜〜!!! 私はたった30分のインターバルで2回入ってしまったのですね。それでふらついていたのかもしれません。

となると、本日はもう入らない方が良いような・・・。先ほど入ってまだ1時間半しか間隔が空いていません。良く読むと、朝9時から夕方7時までで、最終入場は6時半とあります。明日は、10時にホテルを出発しないと電車に乗り遅れてしまいます。ホテルの宿泊客は、特別に8時と8時半の部に洞窟に入ることが許されているとありました。つまり、早く出発する人のために、開けてくださっているようでした。では8時に入ろう!と決めました。そして、9時にマッサージを30分受けて、少し休んで、それから10時にタクシーに来てもらってヴィンターベルクに行こう。・・・そう決めたら気持ちも楽になりました。

その日、私はノルデナウの水を、2リットル飲み干しました。

続く

今日のオーガニック・ライフ・イン・ジャーマニィは:

ノルデナウの奇跡の水を求めて