2007-08-20
戻りました
昨日・日曜日の夜に、ヴッパータールから帰宅しました。
実は土曜日に出張に出る直前、PC持参のつもりだったのですが急にやめて、身軽なままで行くことにしました。
ナイヨンに伝えることも頭の中に入っているし、メモもとっています。
PCは不要だと思いました。
一泊だけだし、きっと話しこんだら他のことをする時間などないでしょう。
なので、着替えなど入れたバッグひとつだけを持って、行って参りました。
ベルリン中央駅のホームでインターシティを待っていたら、なんとブルーノが話しかけてきました!
ブルーノは、息子のギムナジウムの友達で、クラスで一番の美少年です♪
「あれ! 君どうしてここに? これからまた旅行にでも行くの?」
「ううん、いとこがベルリンに遊びに来ていたんだけど、これから帰るので送りに来たの。パパもいるよ。」
パパもやって来て握手。すると、全てのいとこさん達もニコニコ笑顔でやって来て、み~んな握手。
礼儀正しいブルーノ一家です。
それにしても、とても大きなベルリン中央駅の、いくつも別れているホームの、それも同じ後方にいてバッタリ会うだなんて、これは偶然ではなくて、何かありますか??
学校は、来週の月曜日から始まりますが、息子は日曜日の夜に戻って来ることを伝え、ブルーノ達と別れました。
騒がしいホームでしたがちゃんと聞こえていたので、耳の調子は良くなっているように思います。
・・・
ベルリンからヴッパータールまでおよそ4時間。かなり長いですが、ミュンヘンに行くよりはずっと楽ですね。
土曜日の午前11時頃に出発し、3時にヴッパータールに到着。
夏休み中のナイヨンが、車で迎えに来てくれました。
最近ナイヨンは引越しをしたのですが、メゾネットタイプの素敵な住まい! 全て合わせると、なんと120平米もあるとか!部屋が5つもあり、台所もすごく広くて、日本では考えられない大きさです。
「素晴らしいね、ナイヨン! こんなに素敵な広い住まいにひとり暮らしだなんて、あまりに贅沢だわ~。」と感激していると、
「掃除が面倒よね・笑。素敵だけれども、そんなに部屋は必要ないし、2部屋は仕切りをつけることができて、玄関もトイレやシャワー、台所も別にあるので、そのうち誰かに貸すかもしれないわ。韓国から家族や友達が長期でやって来ても、プライバシーを守ることができるし、便利かなって思ってね。それに、ベルリンと違ってヴッパータールは家賃が安いのよ。」
素晴らしいです!
そのマンションは築100年という古い建物ではありますが、リノベーションもしっかりとしていてきれいです。
ドイツ人は、衣食住では最も住を大切にすると言いますが、本当にどの人の住まいも、日本に比べたら広々とした空間でゆったりしています。
なんだかすっかりくつろいでしまいました!
・・・
「ヨシコ、食事は? ランチでも食べる?」とナイヨン。
土曜日は、ナイヨンが夕飯を用意してくれるだろうと思っていましたので、朝から何も食べずにいました。
「ううん、いらないよ。夕飯だけで十分。」
「でも、何か食べないといけないわよ。」と言って、韓国製のたこのくんせいと、BIOの小さなフルーツ入りのパンを用意してくれました。お茶は、韓国のとうもろこしのお茶。
とてもありがたかったのですが、それぞれほんのちょっとだけいただいて、ほとんど口をつけませんでした。
早速仕事にとりかかり、3時間も集中して話し合いました。途中で韓国に電話も入れたりして、質問事項をピックアップ。
気がつけば、もう夕方になっていました。
「ヨシコ、じゃぁこれから夕飯にしましょうね。」ナイヨンお手製のお料理は、もちろん韓国料理!
私に気遣ってくれたので、肉は一切入っていませんでした。
味噌仕立ての野菜たっぷりのチゲ、韓国風お好み焼き(これも野菜たっぷり)、キムチ、しその葉をゆがいてたれでいただくおかずが食卓に並びました。
全て野菜でできています! 素晴らしい!
もちろん、これをいただいても脱線にはなってしまいますし、食べすぎかなぁとも思ったのですが、ナイヨンと仕事以外のおしゃべりをしながらいただくのは最高なので、喜んで口にいたしました。
ナイヨンは食べても太らない体質で、身長は私と同じくらいなのですが(1~2センチ彼女の方が高い)、やはりプロのダンサーというのは運動量も半端じゃないので、体が引き締まっていてすごくかっこいいのです!
体重を聞くと、私より4キロくらい多いのに、私より痩せてみえます。
まだステロイドを服用しているせいかもしれませんが、私は何となく顔も体もぷよっとした感じ。
ナイヨンは、手足もすごく長くて背筋もピンとしているし、エレガントな佇まいなのです。うっとり・・・。
「ヨシコ、そんなにいつも食べていないだなんて、体に良くないんじゃないの?」誰もがそう思いますね。
私は、今回電車で繰り返して読むために、甲田先生の「生菜食ハンドブック」を持参しました。この本を読んでいたので、ブレずに済みました。
確かに生菜食を続けていると、一時は体調がすぐれなかったりやせ細ったりと、好転反応が続くのです。
でもそれは好転反応であり、症状が悪くなった後に、どんどんカーブを描いて体調が良くなっていくのです。
なので、途中でやめたら効果が出る前にギブアップしてしまうことになるので、それだけはしたくないと思っています。
とはいえ、それを友達や家族に理解してもらうことは、本当に難しいと思うのです。
人にはそれぞれ信じている食のメソッドがあるし、実際私はまだ病気を克服していません。つまり、説得力に欠けるのですね・笑。
だから、ナイヨンは友達として愛情を持って心配してくれるので、それはありがたく受け入れて、その時は一緒に食を囲んで楽しみ、ベルリンに戻ったらまた生Bをすればいいのだと思いました。
久しぶりにしっかりと食べ物をいただいたせいか、食後お腹がごろごろ鳴って、P状態でトイレに駆け込みました・汗。
しかも、やはりいつもより多く摂取したためなのか、いきなり強烈な睡魔に襲われて、10時半にはベッドに入り、11時前にはもう眠ってしまいました。
翌日の日曜日、朝6時に目が覚めたのですが、トイレに行った後再びベッドに入ったら、また眠くなってきて、なんと9時近くまでぐっすり寝入ってしまいました! もうびっくりです!
起きたら、ナイヨンは自室で服にアイロンをかけていました。
「おはよう、ナイヨン! ひゃ~ごめんね! 寝すぎたみたい・・・・こんなに眠るなんてことは、私はあまりないのよ。」
「ヨシコ、良かったじゃない? さぁシャワー浴びてきなさいよ。朝食の準備するからね。」とナイヨン。
や、優しい~~~です。涙
でも、朝食ですか・・・・う~~ん・・・・。どうしましょ。
シャワーを済ませてキッチンに行くと、いろんな果物を刻んでプレーンのヨーグルトを乗せた朝食が用意されていました。
そしてBIOの黒パン。
せっかく作ってくれたので、いただくことにしました。
その後再び3時間以上かけて仕事の話をし、1時になるとナイヨンが、
「ヨシコ、ランチを軽くしましょうよ。電車に4時間も乗るのだし、後では食べられないでしょ? それに私も食べないと体がもたないから。」と言って、韓国風野菜たっぷりのうどんを作ってくれました。
うどん・・・久しく口にしていませんね・・・。大丈夫かな・・・?
でも、ナイヨンが作ってくれたのは本当にほんのちょっとで、しかもすごくヘルシーだったので、胃腸にあまり負担にならずに済みました。
ナイヨン、本当にどうもありがとう!!
彼女の心遣いに感動しました。
・・・
その後、少しだけ時間があったので、二人で荷物を持って街を歩き、ブラジル人の画家の家に行って作品を見せてもらいました。友達と部屋をシェアして使っているそうで、上階には彼のアトリエもあります。
彼は、ナイヨン達ダンサーの元仲間で、今でもみんな仲良しなのだそうです。
背中を負傷してからダンサーとして活動できなくなった彼は、突然絵を描きたいと思い、3年前に筆を握ったのだそう。
それまで全く絵を描いていなかったのに、何かにとりつかれる様にカンバスに向って描き続け、今ではプロの画家達にも評価されて個展を開いたりしているそうです。
とても良い刺激を受けました。
・・・
夜、ベルリンに戻りましたが、私はもう何も食べませんでした。
不思議なもので、生Bだけをしている時の方が、何か他の物をちょこっとでも食べてしまう時より空腹感がありません。
この週末のように、たとえ野菜であっても調理した物をいつもより多く口にした時の方が、後でお腹が空いたりするのです。
そして、いつものことですが、翌日にマリンマグを飲んでも排出がいつもよりできません。
病気になるまでは、ここまで自分の体と向かい合ったことがなかったので、こうした体の神秘に触れると、ますますちゃんと生Bをしたいと思います。
月曜日は、もしも可能だったら何も食べないつもりです。
それが無理だったら生Bのみ。
たとえそれがきついようでも、他の物はいただかないように心がけます。
・・・
火曜日はアニータの家に呼ばれています。
水曜日は、アキさんの家にダンサーの川口ゆいさんと伺います。
そろそろ、生Bを続けるのが難しい状況になってきました。息子も日曜日に戻ってきますし・・・。
でも、たとえ少し後退しても、落ち着いたら再びしっかりと生Bをします!
前よりずっと気持ちがブレなくなっていますし、甘い物への執着がほとんどなくなったので前進したと思います。
新しい1週間が始まりました!
元気+ポジティブに過ごしたいと思います♪
青木淑子様、はじめまして。私は甲田療法と知り合ってもうかれこれ18年になります。
私は以前、年号が昭和から平成に移るときに甲田医院に入院した経験があり、その時6日間のスマシ汁断食を含め2ヶ月間過ごしました。鈍重肝臓という病名ですが、今思うと辛かったけれどとっても思い出深い体験をさせて頂きました。退院してから普段の生活に戻り、本当に体が軽く、しばらく甲田療法の素晴らしさを実感したのですが、しだいに薄れ、以前より体調が悪くなり、また健康を取り戻したい一心でおります。昨年甲田先生に17年振りにお会いしましたが本当にお年をとられた感がしました。「宿便がべったりしておる、甘いおやつをぎょうさん食べたやろ。」と言われ、でも「いいか、青汁をしっかり摂って、背腹運動を5年やるんやで。」と私をじっと見て力強く教えてくれました。私の周りには甲田療法されている仲間がいないのですが青木様の日記を知ってとっても嬉しく思いました。すぐそばに仲間がいて、同じ体験を同じ気持ちでされているんだと笑顔を取り戻せます。こんな以前から書いてらしたんだとビックリです。すべてゆっくり読ませていただきたく思います。どうかお体を大切に.
TAKEYOSI IKEGAYA
池ヶ谷様
コメントをありがとうございました。
18年も前に甲田先生にお会いになったんですか! 素晴らしいです!
そして、今回も17年ぶりに診察を受けることができたなんて、本当に幸運でいらっしゃいますね! 良かったですね!
この療法を続けてみたい、と思った時、すでに半分は成功しているのだと私は思います。甲田先生もいつもおっしゃっていますけれども、「継続は力なり」ですよね。
日々いろいろとあるので、なかなかすんなりはいきませんけれども、こうしてずっと脱線しながらも続けてきたことで、確実に私の体は変化していますし、良くなってきています。
それを感じることができるからこそ、辛いとは思わなくなりました。
今は、ダメな自分もひっくるめて、楽しんで生B(時にプラスアルファ?)を進めています。
池ヶ谷さんも、どうかご無理のないようになさってくださいね!
お身体をお大事に!
また、ブログに遊びにいらしてください♪