ポット出版

「ねぇねぇ、お母さん！　見てよ、このお腹！」

息子がお風呂に入る前に、私にお腹を見せてくれました。

「ほら、すごいでしょ、また前よりお腹がへっこんだよ。かっこよくなったかな～、そう思わない？」

「あら、本当だ、素晴らしいね、やせたんじゃないの？」

「うん、たぶんそうだよね。ここのところ食事も減らしているし、お菓子はあまり食べていないでしょ。」

「そうね、それに君はマヨネーズ協定を結んだからね・笑。ジュースを飲まなくなったでしょ？　お母さんがジュースを買わない代わりに、日本のマヨネーズをアジアショップで買ってきているんだし。痩せ効果があるのよ～！」

これは本当にグッドアイデアでした！　というのも、ジュースというのは、どうしても毎日飲みたくなってしまいますから、摂取する量が多いのですね。でもマヨネーズというのは、そんな毎日いただけるものではありません。せいぜい１週間に多くても３回使用する程度でしょう。なので、１日のカロリーが減ったのだと思います。

それに、何を思ったのか、突然週末にはジョギングをすることに決めたようです。

「今日ジョギングしたら、結構疲れたけれども、気持ちよかったよ～。これで少しやせられるかなぁ。」

ふむふむ、なるほど思春期は面倒ですけれども、こうして思春期だからこそ、自主的にダイエットをするようになるものなんですね。とても面白いです♪　

「体重計に乗ってみたら？」と私が言いましたら、怖いようで（笑）、

「え～、変わっていないんじゃないかなぁ、俺いやだなぁ・・・・。」と自信がなさそうです。

息子は、ドイツではさほど大きな方ではないのですが、日本人の１５歳の少年としては、まぁまぁ背が高い方でしょう。
１７５センチです。体重は７０キロほどあったようです。

「まぁいいじゃない、励みになるから、とにかくのってごらんなさいよ。」

こわごわ体重を量ってみた息子・・・・。

「あれ、６７キロになっているよ！！　すごいよお母さん！　ここ３日間くらい食事に気をつけていただけで、３キロも減るんだね～。俺、やっぱりスマートになりたいし、かっこよくなりたいから、もうちょっと少食続けようかな～。」とやる気いっぱいになっています。

良い傾向です！　外見のためというよりは、本当に少食にすると健康に良いのですから、私としてはこの展開は大歓迎です。息子にとっては、健康より「かっこよくなること」が大事でしょうけれども、目的はそうであっても、結果健康になれるのであれば、とりあえずは良いことです。まだ子どもですから、深いことはわからないでしょう。でも、少しずつわかっていけば良いのだし、きっとこうしたプロセスから、何か自分で気がつくことがあると思います。例えば、少食をすることで、自然とにきびが減っているんですね。息子にとっては、嬉しいおまけになりました。

週末は、息子は朝食をしないでランチと夕飯の２食です。ランチはパンにハム、チーズ、そして卵。チーズの入ったオムレツに、黒パンを1枚だけ、マーガリンやバターなどは塗らずに、ハムを１枚だけのせて食べていました。ジュースはありません。自分から、ハムは１枚と言い出しました。以前だったら、３枚はのせていましたけれど・・・。

「だって、ハムの食べすぎは太るでしょう？　１枚でいいや、俺。これからもそういう感じでいくぞ～～！」と嬉しそう。３日で結果が出たことに、かなり嬉しいようです。モチベーションも上がったようです♪

ちょっとしたことで、少食は楽しいものになりますね。
私も今日は、息子のランチの時に生菜食Ｂをしただけです。このままいい感じに過ごせそうです。あとは青汁を作って飲むだけ。でも、それで大丈夫な気がします！

ここのところ、ほとんど毎日息子と食後にウノをしています。息子がやろうと言うのです。少しずつ穏かな雰囲気になってきていると思います。

昨日は負けたけれども、今日は勝ちました！笑

気持ちの良い週末です。