2008-03-30
小旅行6(最終回)
3泊を終えて、最後の日になりました。
月曜日。ベルリンに戻る日です。
レンタカーは6時半頃までに返せばいいので、Kちゃんはライプツィヒを見た後に、ポツダム市に行こうと予定を立てていました。
最後までタイトなスケジュールです・汗。
でも、月曜日は主だったミュージアムは休館ですし、何とサンスーシや新宮殿、ツィツィーリエンホーフもみな閉まっています。
「・・・あ~あ、行ってもしょうがないよね、みんな月曜日だから閉まっているし・・・
ライプツィヒの後、そのままベルリンに戻らないとならないのかなぁ・・・。」悲しそうな顔をしてKちゃんがぽつんと言いました。
・・・
私的には、それで十分なんですが(笑)、Kちゃんの動きを見るときっと物足りないのでしょうね。
せっかくのドイツ旅行なのに、悔いの残る旅行であっては良くないです。
何か方法がないかな・・・。
私は、この数日で培ったナビの能力を最大限に活用して、作戦を練りました。
これは、実際は自分の首を自分で絞めているようなものなんですけれども・・・大汗。
まぁ、でも良いでしょう。
Kちゃんが以前にドイツに来たのは10年ほど前です。
なかなかすぐに来られる場所ではありません。
できるだけのことはしたいと思いました。
・・・
・・・
「ねぇKちゃん、
ひとつ方法があるよ。
ライプツィヒを見終わったらね、その後ポツダム市ではなくて、その近くのヴィッテンベルクに行かない?
ベルリン方面なので帰るついでだし時間もかからないし、
何よりもほら!
Kちゃんの大大大好きな、
ルターの家があるよ!!笑」
・・・
ちょっとしたジョークですが??
・・・
そうです、ヴィッテンベルクはルターの街と言われていて、ルターの家があるんですね。
それだけでなく、教会にはクラナッハの祭壇画もあるし、クラナッハの家も2つあります。
ルターやクラナッハの家は、休館日で入れませんが、Kちゃんは外観だけでOKなのだし、問題ないでしょう。
ゆっくりできないけれども、さっと見れば十分ベルリンに夕方までには着きます。
・・・
大喜びのKちゃん!
良かった~~。
これで良い思い出を日本に持って帰ってもらえるというものです。
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ライプツィヒでは、トーマス教会で朝から少年合唱団の歌声も聞くことができましたし、可愛い赤ちゃんの洗礼に立ち会うこともできました。
ニコライ教会でもミサの時間だったため、音楽を聞かせていただきましたし、とても素敵な時間を過ごしました。
もちろん、Kちゃんが行きたかったアウアーバッハも行きました!
Kちゃんはドイツのソーセージ、私はまたまたサラダでした。
「そんなバッタのえさみたいなのばっかり食べて、だから弱いんだよ。」とKちゃん。
「そうじゃなくてね、これから元気になるために、こういう野菜が必要なのよ。
それに、甲田先生はおっしゃっていたけれども、Kちゃんみたいにお肉やお酒をガンガン摂取してもずっと健康体の人は、ご先祖様が素晴らしい肉体を維持していらっしゃったのだから、ご先祖様に感謝しなければいけないって!」
「ほ~~。
なるほどね。
そう言われてみれば、そうなのかもしれないなー。
うん、感謝するよ!」と言って、美味しそうにソーセージをぱくついていました。
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その後、無事にヴィッテンベルクで観光をして、夕方までにベルリンに戻ることができました。
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かなりの強行軍でしたが、本当に事故もなく帰宅できてほっといたしました!
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ベルリンに戻って、クーダムのヨーロッパセンターで車を返し、Kちゃんのリクエストのドイツレストランに入りました。
私はいつものようにサラダですが・・・・
なんと、Kちゃんはベルリン名物のアイスバインを注文しました!
これは、豚足です!
ものすごくグロテスクな料理なのですが、見た目よりもあっさりとした肉なのだとか・・・汗。
食べたことがないのでわかりませんけれども・・・とにかく豚足がどっか~~んと出て来るのです。
幸せそうにぱくつくKちゃん。
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本当にKちゃんって・・・ワイルド~~!!!
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でも、あまりに量が多かったので、半分残してテイクアウトにいたしました。
翌日の夜に、Kちゃんは再び温めて食べていました。
その際、せっかくこの季節にドイツに来たのですから、Kちゃんのために私はマーケットでホワイトアスパラガスを買ってきてふるまいました。
少し早いので、レストランではまだ食べられませんけれども、マーケットではもう売っています。
表面の筋をとって茹でて、ホランデーズソース(オランダ風のクリーミィなソース)をつけていただきます。
とても美味しいと言って喜んでくれました!
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ということで、かなりすごい旅でしたが、Kちゃんが満足して帰国したので、とても良かったです!
今度は、Kちゃんの専門の南米に行こうということになりましたが(大汗)、それまでに私は、もっともっと元気になって、Kちゃんくらいに強い心身にならなければ、と思ったのでした。
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甲田療法をちゃんと実践していれば、きっと私はKちゃん以上の健康体になれると確信しています!