2006-11-05
ミラクル!
昨日の土曜日は、4年以上我が家にいたペットのクッキーちゃん(ケイビー)に会いに、養子に出したベルリナー夫妻の家まで行って来ました。クロイツベルクにあるそのお宅は、それはそれは広い空間で、クッキーは幸せ者だなぁ、とあらためて思いました。
息子や私のことを、ちゃんと覚えてくれていたのも、すごく嬉しかったです! ケイビー=モルモットくんですので、覚えていないのではないか、とちょっぴり心配でしたが、私が日本語で話しかけると、耳をそばだててこちらに寄ってきてくれました。良かった~~! 大好物のパセリを3等分して、クッキーの新しい2匹の仲間にもおすそ分け。3匹とも大喜び! クッキーが一番ゆっくりと食べていました。スローフードをクッキーから学ぶ!笑
その後、帰宅して仕事をしていたら、あっという間に夕方になりました。
息子は、カールと一緒にギムナジウムの宿題レポートを書いていました。2人一組で提出し、授業中にも発表するのだそうです。なんとテーマは、
「日本の食事は、世界では健康食と言われているが、それは本当か」
・・・というものです! ひゃ~、そんなすごいテーマなのですか!
「ねぇ、甲田療法のことも書くの?」「いや、書かないよ。」「どうして?」「日本の典型的な食事って訳じゃないし、あまりに一般とかけ離れていて、理解できないだろうからね。それにそれは、療法だし。」
ごもっとも・・・・。
実は息子は最近、少しだけやる気になっています。とはいえとても偏っているので、全科目というわけではないのですが、興味のある授業は積極的に手をあげて答えたりしているようです。思春期なのでバランスが悪く、時々爆発はしますが、それでも以前よりは成長したと思います。
先日、ミラクルなことがありました。それは数学のテストなのですが、なんと、クラスで1番だったそうです!(もうひとり満点がいました)ドイツでは、成績は日本と逆で、1が一番良くて、5(あるいは6!)が最低点なのですが、つまり1だったのですね。息子にとって、今回のテストは大きな自信につながったようです。
折り合いの悪かった数学の先生も、さすがに驚いて、そしてほめてくださったそうです。「最近授業中の態度はいいし、友達に数学を教えるのも上手、テストも満点だし、それに汚かった字もきれいになったわね!素晴らしいわ!」・・・あんなに嫌っていた先生ですが、息子は今回のことで、わだかまりが少し消えたようです。良かった!
それにしても・・・・前の学年では5だった成績が、今度は1!!! 普通はありえない・・・本当にミラクルです。そんな生徒はひとりもいません。なんとまぁ、極端な息子でしょう・・・。汗
やればできる! ・・・と言うのは簡単ですが、行うということの、なんと難しいことか! 私も、少食のことで特にしみじみ思います・・・。でも、息子はやってのけた! 偉い! 私はできる限りほめたたえました。(ご褒美にお小遣いアップ、というリクエストは却下)
ということで、息子のミラクルから学び(笑)、「やればできる!」と唱えて、私はしっかりと一食をキープしています。
息子とカール君のために、夕飯の支度をしたのですが、自分は全く食べないのに作ることは、もうあまり苦ではありません。(いつまで続くのかはわかりませんけれども・・・)昨日は、炊き込みご飯、シャンピニオンの豆乳スープ、そして骨付き鶏肉と野菜たっぷりのトマト煮込みにしました。私の気分は「レストラン・淑子のオーナーシェフ」。作っても自分では口にしない料理人!
二人とも、すご~~く美味しいと言ってくれました。見た目はそこそこゴージャスに見えるご飯でしたが、実は鶏肉はほんの少ししか入っていなかったのです。だからとてもヘルシー。デザートはりんご。最近、息子は体型を意識し始めていて、「ダイエットしようかな」などと言っています。決して太ってはいないけれど、運動不足でお腹が出ていることもあります。なにかと気になるお年頃なのでしょう。
これは少食メソッドをする良いチャンス! 良いきっかけになってくれると嬉しいです。なので、「玄米がダイエットに効果的なのよ~。」と洗脳しているところです・笑。食事の前の青汁は、毎日ちゃんと飲んでくれますが、好きでもないし、ありがたいとも思っていない様子。「ダイエットなんだけれどね、毎回の少食をありがたいって思ってゆっくりいただくことが、成功への近道だと思うわよ。」と、甲田療法を頭に浮かべながらアドバイスしました。
息子のミラクル・ダイエット! 果たして成功するでしょうか。少食を続けて、定着するといいなぁと思いますが、強制はしません。まだ15歳で、普通に考えれば食べ盛りですから、息子をこのことで追い込まないようにしています。
私も「やればできる!」と自分に言い聞かせ、ミラクル・生菜食Bを続けて、「ミラクル完治」を目指します!