2007-12-18
プリンター騒動
今日月曜日も、なかなか良い感じで小食ができました。
でも、日本からの大事な連絡を急きょ待っていましたので、友達と会う約束をドタキャンしなければならなくなり、本当に申し訳ない+残念な気持ちの私・・・。
なので、息子と外で待ち合わせというのもキャンセルし、一先ず息子には帰って来てもらうことにしました。
おかげ様で、連絡事項はとりあえずポジティブなものでしたので、ほっとして、そうしたらちょっと精神的に疲れてしまい、息子のランチを作りながら休んでいたら、息子が帰宅して開口一番、
「ただいま~~、俺、今日お小遣いでお昼食べてきちゃったよ。」と言うではありませんか!
しかも、プリンターの接続ケーブルとマニュアル本をもらいに行くのは嫌だと言いだしたのです。
あの、接客態度のものすごく悪い定員さんと、勝負をするのが怖かったようです・・・・・。
まぁ、まだ16歳ですしね・・・。それに、実のところ、私も嫌です、はい・・・・・汗。
でも、どうしても接続ケーブルとマニュアル本は必要です。
というか、ないということ自体が間違っています!
なので、意を決して私ひとりで行くことにしました。
もちろん、重いので本体なしで、私が以前に買った、本体とPCをつなぐコードと、マニュアルCDロムを持って出発。
・・・
外、寒いです、本当に・・・・。
電車とバスを乗り継いで、大手電化ショップ0000に到着。
まず、インフォメーションのお姉さんに、事情を説明しました。
「なるほど、そういうことがあるものなのね。ここではどうにもならないので、この紙を持って上の階のプリンター売り場に行って担当者と話してください。」
ふむふむ。まともな対応でほっと一安心。
息子は、一体どんなひどいことを言われたのでしょうか???
・・・
上の階のプリンター売り場に到着。
そこで、やはり若い女性の店員さんをつかまえて、事情を説明しました。
もちろん、私の聴覚が弱いことを伝え、説明の際は大きな声でお願いします、と言っておきました。
すると、その女性はとても親切に受け答えをしてくれました。
良かった!
・・・・・そこまでは良かったのですが・・・・。
再びその女性がやってきて、
「その入っていなかったケーブルは、もともと入っていないものだと担当は言っているのですよ。」
「え~~!
そんなはずないですよ!
いいですか、このケーブルが、私が当時担当の方にそう言われて買ったものです。
これは入っていました。
そして、マニュアルCDも入っていました。
でも、マニュアル本と、本体と電源をつなぐケーブルが入っていなかったのですよ。
ご理解いただけますか?
ここ、この部分とコンセントにつなぐコードです。
それが別売りだなんて、ありえないと思いませんか?」
私にしては、かなり理路整然とドイツ語で伝えたと思います。
こういう場所で、おどおどしているとアジア人は馬鹿にされます。
なので、相手にのまれないように、こちらの主張をしっかりと伝えることが必要です。
「なるほどなるほど! そういうことですね。わかりました。ちょっとお待ちくださいね!
5分ほどで、倉庫から担当者がさがして持ってきますので、少しその辺を見て待っていてください!」とにこやかに女性の店員さんが言ってくれました。
良かった~~!
いい感じの店員さんで助かった!
内心そう思いながら、その階を10分ほどぶらぶらしました。
戻ってみると、今度はその女性と、他にもっと若い女性、そして男性の店員さんが3人で私を待っていました。
どうやら、その男性の店員さんが、息子と話した人物のようです。
「あの時、入れていたはずなんですけれどもね。」とその男性。
やっぱりそう来ましたか!!!
シミュレーション済みです! 想定していました、彼のその言葉。
反論するしか方法がありません。
ここでケーブルを手に入れられなかったら、我が家のプリンターは永遠に動かないのですから!
・・・・
「いいえ、お言葉を返すようですけれど、息子が持って帰ってきたカートンを、私自身が開けて全てを取り出したのですから、本当に入っていませんでしたよ。
この、私が以前買ったケーブルと、マニュアルCDしか入っていなかったので、証拠として持って来たんです。」と私。
「そうですかねー。
そんなはずはないんですけれどもねー。
で、まぁ仕方がないので、ケーブルはさがして持ってきましたけれどもね。
でもね、僕は息子さんから、そんなマニュアル本なんて預かっていませんよ。そんなもの、ありませんよ。」と言うのです。
「そんなはずはありません。
私は、故障したプリンターを修理してもらうことになるのだと思ったので、入っていたもの全てを箱に入れて、息子に持たせたのですから。
事実、私が別途買ったコードまで入れていましたでしょう?
それに、私ははっきりと覚えていますけれども、マニュアル本に領収書を私がしっかりとホチキスでとめておいたのですよ。
覚えていらっしゃいませんか? 領収書をチェックなさったでしょう? それは絶対にマニュアル本にくっついていたはずです。
そうやって息子に持たせたのですから、絶対にここにあります。」と、一気に説明しました。
・・・
・・・・
領収書をマニュアル本にホチキスでとめておいたのは、本当にナイスだったと思います・笑。
そのことを説明した時、いい感じの女性の店員さんが、
「そうよそうよ、そういうことだったら、ここにあるはずよ!!!」と私の味方をしてくれました。
通常ありえないことです!
嬉しかったです~~!
でも、言ったら怖くなったのか、すぐにどこかに逃げていなくなってしまいましたけれども・・・汗。
・・・
・・・・
男性の店員さんは、しぶしぶさがしに再び消えました。
アジア人は、店員さんに馬鹿にされることがよくあります。
上からモノを言うような、横柄な人も多いのです。
だから、そういう人に馬鹿にされ続けないように、こちらも笑ってごまかすのはNGです。
私はそれを、ドイツで学びました。
海外で暮らすことは、良いこともあれば、悪いこともあります。
日本にいても、ある意味同じだとは思いますけれども、海外ではどうしても「アジア人を馬鹿にするのはやめて」という気持ちが張りつめた状態になることが多々あります・・・・。
・・・・
・・・・
しばらくして、店員さんが戻って来ました。
「ではこれ、はい。」と渡されたのは、カラーコピーしたマニュアルでした。
見つけられなかったので、コピーしたのでしょう。でも、謝罪も何もありません。
コピーをじっと見つめる私。
「これはですね、マニュアルCDと内容は全く変わらないから、CDがあれば必要ないでしょ、本来は。」と店員さんが言うので、
「必要のないものを、最初から入れて売っているところなんてないのではないですか?
必要だから入っているのでしょう?
CDだけじゃなくて、説明を紙で見て設定したい人だっているはずでしょう?
私も、どちらかというと、そうやって設定したい方ですよ。なぜなら、手順を間違えて壊したくないですから。
間違えないように、マニュアルというのはあるのではないんですか?」と、とりあえず言ってみましたら、
「ああ、はいはい、まぁでも、このコピーで十分ですよね。ほら!」とかなりよろしくない態度でしめくくりました。
・・・・・
私は、にっこりとほほ笑みを浮かべて、
「そこにある接続ケーブルもくださいね。」と言って受け取ると、
「どうもありがとう。」と一言。
そして、後ろを向いて3歩進みましたが、思い直して振り返りました。
「そうそう、あなたのお名前は?」
・・・・
・・・・
これ、とっても大事な魔法の言葉なのです・笑。
別に、彼の名前は覚えません。
それに、名前を聞いたからと言って、彼の上司に言いつけることもありません。
よっぽどのことがない限り、そこまでの沸騰点に達することは稀ですのでありえません。
ですが名前を聞いたことで、彼は少なくても「お客様は自分の接客を喜んでくれた」とは思わないはずです。その逆でしょう。
そうすることで、少しでも態度を改めてもらえれば、と思っています。
大きな反撃ではありませんが、プチ作戦です・笑。
・・・
・・・・・・
実際、彼は顔をひきつらせ、作り笑いをして自分の名札を見ていました。
「000さんですね、はい、ではさようなら!」
あくまでも、私は笑みを浮かべていました。
・・・・
・・・・
ドイツは、接客業が良くないとよく言われます。
日本の思いやりのある接客態度を、ぜひ見習って欲しいといつも思います。
はじめまして、ねむこと申します、いつも楽しく拝見させていただいております。
普段コメントなどしない私ですが、今回のお話、私もドイツ在住なのでとっても共感いたしました。
そして見習わなくては・・・と思いました。
お疲れ様でした。
こんにちは。いつも楽しく拝見させて頂いています。
今回の件、大変でしたね。私は先日、かのドイツ鉄道で、乗客とですが言い合いましたので、
お気持ちすごく分かります。あり得ない主張をしますよね、ドイツ人。
ただ、ドイツ人の接客が悪いのは、「アジア人だから」と、思ってしまうことがあると思いますが、私のオットはドイツ人ですが、彼に対する対応も、私に対するのと、全く同じですから、
アジア人だから、そういう対応をするのではないと思いますよ。
違う点は、主人は、始めは丁寧に聞きますが、相手が横暴な態度に出た途端、
その相手もビビるような、更なる横暴さで対応することです。
これで相手は、必ず、100パーセント、ひるみます!
これを見て私は、あ、この人たちは、外人どうとかじゃなくて、
誰に対してもそうなんだ、ということに気がつきました。
それに、意外に最後まで悪態をつく人は、いなかったりするのも事実なんです。
‥と、いうのは、なんのたしにもなっていないと思いますが、
相当エネルギーのいることですが、
ドイツの店員の態度に、負けないように、頑張りましょうね!
青木さん ありがとう いつも楽しみにしています 本日のは特に笑えました
青木さんの鬼気迫る?迫力のあるお話の後のコメントの方の名前が素晴しく笑えました
このところ 9時間も10時間も寝てしまう私 昨夜も9時から眠り今朝は7時40分起床 出社して気がついたのですが 今日は私の誕生日ではありませんか ねむこと言うコメント名に笑い転げる私です 青木さんありがとう ずっと以前に青木さんが洞窟の様な所に治療に行かれた事に励ましを受け甲田先生に診て頂くことができました (体が すぐに しんどくなるため 出かけるのは 苦手でした)
ドイツの素晴しいハーブティーも味わえました ドイツはベートーベン様のお国ですから箱を開けるとき 本当にどきどきしたのですよ こうして振り返ってみますと とても良い1年を頂けたと思います心からお礼申し上げます
一寸早いですが 良いお年をお迎え下さい
ねむこさま
コメントをありがとうございます。
ドイツ在住でいらっしゃるんですね。
私の気持ちをわかってくださり、嬉しいです!笑
本当に、お店の店員さんと話すのが、時に怖くなりますよね・・・。
ここでは、「沈黙は金」ではなく、「(言葉での)反撃は金」の場合が多々ありますね・・・汗。
でも、逆にドイツに来て、困っていた私たち母子に、誰よりも早く部屋を貸してくれたり、そういうところでの平等性も同時に感じています。
そして、まわりの知っているドイツ人は皆、人種差別をしません。
良いところをレスペクトしながら、流されないように過ごす・・・学びの日々は続きますー。
ではでは!
お互いに、ドイツという異国でできるだけ楽しく過ごしましょう!
お体には気をつけてくださいね!
くまお 様
コメントをありがとうございます!
そうですか、そんなすごいことがあったのですね。
ご主人は「始めは丁寧に聞きますが、相手が横暴な態度に出た途端、その相手もビビるような、更なる横暴さで対応する」のですね!
あ~~それ、すごくすごくわかります!
かっこいいですね!
ブラボー! ですよ・笑。
そうでもしないと、なかなかこちらの気持ちが通じませんものね・・・。
私の友達のご主人(ドイツ人)も、みんなそうです!笑
・・・
アジア人だからではない、というご意見ですが、確かにドイツ人同士でもすさまじいとは思います。
でも、例えばレストランにいて、アジア人である私たちの席だけウェイトレスがいつまでたっても(何度呼んでも)来てくれなかったり、マーケットで買い物の順番を待っていても無視されて次のドイツ人の方に行ってしまったり・・・。
そういうことは、たまにあります。
街中で、今はさすがにないですが、学生の時はこちらを見て「チンチャンチョン!」とか、つり目のマネをしてからかうなど、嫌なこともたくさんありました。
とはいえ、くまおさんのおっしゃること、とっても理解できます。
・・・
最近は、少し一般のドイツ人の意識が変わってきていると感じます。
例えば、上記のような、お店で並んでいても順番を飛ばされることがあっても、私の後ろにいるドイツ人のお客さんが、「彼女の方が先よ。」と言ってくださったり。
以前は、当然とばかり、お客さんの方も無視することがありましたから、そういう公平なドイツ人に出会うと、すごくうれしくなります。
相変わらず、一部の接客業の人は態度がかなり悪いですが、エコロジーへの気持ちが強くなってきている今だからなのか、地球や自然だけでなく、人間にも優しい傾向があるように思います。
ナチュラルハウスでは、店員さんはみなさんとっても親切で、今のところ一度も嫌なことに出会っていません。^^v
・・・
長所も短所もひっくるめて、つくづくドイツは面白いなぁ、と思います!
ではでは
頼もしい素敵な旦那さまと、楽しいクリスマスをお過ごしください!
(早く息子にも頼もしくなって欲しいと思う今日この頃・・汗)
めぐねむこ さま
コメントをありがとうございます。
楽しんでいただけて、よかったです~!汗+笑
(ねむこさんも、いい味出していますよね!ねむこさん、ありがとうございます!)
今回の騒動、実際はかなり緊張してつらかったのですけれども・・・。
・・・
甲田先生に診察していただくことができたのですね!
良かったですね~!
それは素晴らしいです!
少しでも、お体が良くなられることをお祈りしています。
私はまだまだ修行が足りないのですが(涙)、少しずつでも体が回復してきていると感じますので、前を向いて小食を続けようと思います!
サルスのハーブティもお試しくださったのですか?
ありがとうございます!
他社のハーブティだとしても、BIOだったら本当にドイツ製は誠実に作られていて、良質だと思います。
頑固なまでに、内容重視ですから!
ではでは
寒い毎日ですが、風邪など引かないように、気をつけてお過ごしくださいね♪
めぐねむこ さま!
書き忘れてしまいました!
最後に書こうと思ったのに、送信してしまいました、ごめんなさい!
めぐねむこ さま!
「お誕生日、おめでとうございます!!!!! ♪♪♪」
年末が近づき、どこもあわただしくて、めぐねむこさんもきっとお忙しいと思いますが、今日1日、楽しくお過ごしくださいね!
素敵なバースディでありますように!
淑子さん、
なんで、大手電化製品店ってあんなに感じが悪いのでしょう。
そういえば、以前一緒について来て頂いた、動物園駅近くにできたばかりの店の対応もひどかった!
私も、最初から色々シュミレーションして、感じが悪い人とは同じくらい激しく対応するように頑張っています。
でも、淑子さんが書かれているように、
私を応援してくれるドイツ人客も居るようになりました。
そういうの、嬉しいですよね♪
うちの近所のスーパーがしかし、ダントツに感じが悪いです。
だって、こちらが挨拶しても絶対返事を返さないんですよ。
他のお客には返事するのに……と、やっぱりアジア人だから?と被害妄想におちいってしまって、がっくりきてしまいます。
少々遠くても、高くても、感じのいいお店に足を運ぶように
なってしまいますね。。
kioさま
コメントをありがとうございます~!
そうそう、大手電化製品店って、本当に凄まじいものがありますよね。
それにスーパー。わかります!(涙)
kioさんはセントラルに住んでいるから、私の所よりいろいろありそうですね。
というのも、以前他の地区に住んでいる友達が私の所に遊びに来た時に、
「ちょっと早く着いたのでここのスーパーに寄ったら、店員さんもお客さんもみんないい感じで感動して泣きそうになったわ! うちの近くのスーパーは、態度が悪くてお客さんも感じ悪いのよ。すごく悲しい。」と言っていましたから。
場所にもよるとは思いますが、全体的にドイツはやっぱり接客がよろしくないですよね・・・。特に日本から戻って来ると、あまりのギャップにのけぞります・汗。
近所のスーパーが感じ悪いと、生活にも影響が出てしまいますよね、どうしても毎日足を運ぶ所だから・・・。
今度、そこに連れて行ってくださいね! 一緒にポジティブな対策を練りましょう!