2004-06-15
パリ編 1
行ってまいりました、パリ・・・・。たった4泊でしたけれども、とても濃い日々を過ごしました。9日の朝、我が家であわてて支度をし、タクシーでベルリン郊外の飛行場、シェーネフェルトへ向かったのですが、途中で工事やら渋滞やらあって、ものすごく時間がかかってしまいました。こんなことだったら電車を乗り継いで向かえばよかったと反省。どたばたと激安飛行機のチェックイン・カウンターに到着。
この「Easyjet」なる飛行機・・・初めて乗ったのですが、いやはやものすごくエコノミークラスに徹したエアーでした。予約シートはなく、どこでも自由に座ってよく、機内で配られる飲み物は有料。
しかも、機内でサービスしてくれる人は、マーケットの作業服のようなものを着ていて、およそスマートなスチュワーデスとは言いがたい雰囲気・・。通常、有名なエアーの会社は、ベルリン ー パリ間は、テーゲル - シャルル・ドゴールという飛行場になるのですが、私は場合は、ベルリン郊外のシェーネフェルト - オルリー空港ということで、これも少々ローカルな雰囲気。でも、なんとか乗って無事にパリに着き、エアーフランスのバスでモンパルナスまで行き、そこからメトロに乗り換えてホテルに到着! ひぇ~~! 約束の12時を少し過ぎてしまい、あわてて荷物を置くいて、そのまま劇場に走りました。(劇場はホテルから徒歩5分)
そう、今回は、ピナ・バウシュの公演にからめて、少し仕事があり、パリにやって来たのでした。
ピナはパリでもものすごい人気で、連日の公演は皆完売状態。
チケットを求める人で劇場の前はいっぱいでした。私は、ピナのカンパニーでダンサーの一人として踊っているナイヨン・キムと友達だったので、すでに彼女にチケットを予約してもらっていました。でも、団員とて、そうしたチケットは先に予約できるものの、支払わなければなりません。しかも枚数も限られているのです。無料の招待券を持っているのは、ピナとマネージャー氏のみ。以前ピナのところで踊っていたダンサーですら、支払ってチケットを手に入れるというのですから、公演を観るというのは、本当に大変なことなのです。
華やかな、文化の香り高いパリ・・・。今回は、大好きな美術館もパスして、ひたすらナイヨンと共に劇場に通いました。公演を観るのではなく、稽古の見学です。午前11時半からダンサーはレッスン、その後2時から3時くらいまで細かい舞台上のチェックがあり、それからランチタイム。ダンサーはホテルに戻り、仮眠をして再び6時半からレッスン。8時半には舞台が始まり、12時近くまで続きます。
それからシャワーを浴び、ホテルに戻って来るのが夜中の1時近く・・・。
ダンサーって、本当にすごいです!! ナイヨンが私に言いました。「ヨシコ、私達は体を動かしているからね、エネルギーが必要なの。それでもあまり食べないようにしているのよ。舞台前に食べ過ぎてもダメだしね。特に私は甘い物には興味がないので、野菜を中心にして、塩気のある食事をしっかりとして、そしてレッスンに励むの。」見ていると、朝9時頃起きてゆっくりと目を覚ましてシャワーなど浴びてから朝食を軽くして、その後レッスン。ランチは外でやはり軽い物を食べるか、ホテルの部屋にキッチンが付いているので、そこで何か作って食べて、4時半から5時半くらいは部屋で仮眠あるいは横になってゆっくりし、なんとその後は舞台まで何も食べず、公演が終了してから夜中には、身体に良くないということで、やはり何も食べないのだそうです!!
う~~ん!! 私など、身体をほとんど動かさないというのに、彼女より甘い物は口にしているし、食事の量も多いような・・・・。
今回学んだのですが、やはり健康でいるには、甘い物を減らす必要があると感じました。
パリのお菓子は魅力的です・・・。正直に書きますと、やっぱり脱線してしまいました。でも、私的には、それほどひどい脱線はしませんでした。ナイヨンと一緒にいたからでしょう。彼女があまり甘い物好きではないので、食事をしてからデザートというパターンはほんの数回でした。パリ在住のジャーナリスト+コーディネーターのAさんも、お酒はお好きだそうですが、甘い物に興味がないとのこと・・・う、羨ましい!!
私だったら、パリなんぞで暮らしていたら、毎日可愛いお菓子を求めてフラフラしてしまうことでしょう・・・・嗚呼!
私は、フランスにはすでに10回以上来ていますけれども、必ず食べるものがあります。それは、「ブリオッシュ」。可愛いフランスのバターパンですけれども、これはドイツでも普通のパン屋さんには売っていません。なので、フランスに来たら、ほとんど毎日食べていました・・・ところが!! 今回は抑制がきいていましたので、1個だけ食べました。たった1個!! 私にしては、上出来!! た・・・ただし・・・・、アイスを1回、ケーキを2回ほど、食べてしまいました・・・・・。う・・・ダメな私!!
でもでも!! 4泊5日でたったこれだけの脱線!しかも、フランス料理は食べず、1日2食で朝食はほんのわずか、いただいた食べ物も、野菜や果物、軽いパスタや和食、韓国食のみ。これって、けっこうがんばったのでは????
しかも、最終日には、Aさんお手製のマクロビオティックな和食をいただいて、もう最高に幸せな気分!! そのお食事のことは次回に書かせていただくとして、とにかくひどい脱線をしなかったので、自分で自分を褒めてあげました。お魚は少しいただきましたが、お肉は全く口にしませんでした。病気が治れば、好きな物を食べられるのですし、(でもきっとその頃は少食に慣れて、ほとんど飽食はしなくなっているでしょうけれども)がつがつすることはありません。そう自分に言い聞かせ、しかも仕事とはいえ節約は大切なことですから、しっかりと少食を心がけました。
少食・イン・パリ!! なかなかできることではありません!! (自画自賛)
あ、でも・・・そこまでがんばったのに、朝スイマグを飲むのをほとんど忘れてしまいました・・・。