2008-02-26

ニュルンベルク

土曜日の早朝に、ベルリンより電車で4時間半かけて、ニュルンベルクまで行ってまいりました。

ニュルンベルクは、「ニュルンベルク裁判」で有名な歴史的な街で、ナチスの戦犯について語る時欠かせない場所です。

でも、修復された町並みは15~6世紀の美しい中世そのままで、お城や美しの泉など、観光地としての見どころがたくさんあります。

個人的には、いつか画家のデューラーの家に行ってみたいのですが・・・毎回時間がなくて、観光は全くできませんね・・・汗。

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でも、タクシーに乗ってホテルやエキスポ会場、会食会場まで向かう道から、伝統的な家屋やメルヘンチックな雰囲気を見ることができて、少し嬉しくなりました。

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さて、出発した土曜日は、もちろん何も食べずにミネラルウォーターのみで午前中は過ごしました。

ニュルンベルクに到着し、アンゲリカとホテルで会ったのがおよそ午後1時。

それから打ち合わせを少しして、3時くらいにエキスポ会場に行きました。

6時までいろいろな方とお会いしてお話したり、サルス社のブースをくまなく見てまわったり・・。

サルス社は、ドイツでとても大きな老舗のハーブ会社であり、バイエルンの優良なエコ会社として有名で、世界最大規模のBIOエキスポであるニュルンベルクのメッセで、本当にとても目立っていました。

昨年のブースもかなり大きかったのですが、今年はさらにその倍の大きさになっていて、ちょっとしたショールームのようで素敵でした。

沢山のお客様に来ていただいて、世界中からの商談も殺到し、嬉しい悲鳴を上げていました。

サルス社傘下の会社であるシェーネンベルガー社やハバーリア社、エクストラクタやヘンゼル社も大躍進。

本当にとても活気のあるエキスポでした。

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ハーバリア社は、100%オーガニックの最高級スパイスやハーブ製品を中心とした会社ですが、ここはオーガニック・クッキングで最高のコックさんと契約しているので、彼がスパイスを使った美味しい料理を披露していました。

それを、試食することになってしまいまして・・・汗・・・大汗。

お断りするのはちょっと難しかったです・・・。

ありがたくいただきました。

でも、量は試食で全く多くなかったので、味わっていただきました。

口にしたのは、ポテトサラダとチキンのボイル、そしてポテトのミニ・クヌーデルでした。

ハバーリア社のスパイスがとっても合っていて、すごく美味しかったです!

・・・

その後、何もいただかずに夜の会食まで過ごしたかったのですが・・・。

エキスポ会場が6時で閉まったので、タクシーでホテルへ戻ろうとしたところ、渋滞に巻き込まれてしまいました。

その間、アンゲリカは空腹でどうにもならないと言って、お土産用に彼女が買っていた

「ニュルンベルクのレープクーヘン」

をひとつ出して、半分を私に差し出しました。

・・・

レープクーヘンというのは、バウムクーヘンやシュトレンなどと並ぶ、ドイツの代表的な蜂蜜たっぷりのお菓子です。

クリスマス時期にいただくのが普通ですが、ニュルンベルクの手作りレープクーヘンはとても有名で、しっとりとしてクッキーとパウンドケーキの中間くらいのモチモチした食感が良く、あまりレープクーヘンに魅力を感じない私でもそそられます・・・汗。

その、最高に美味しいオーガニックの手作りレープクーヘンを買っていたアンゲリカが、私に差し出したのです・・。

・・・汗

・・・・

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「い、いいよ私は。夕飯もうすぐだし、やめておくから。」と言ったのですが、

「ヨシコはほとんど何も食べていないじゃないの。

夕飯は7時半からだし、移動してレストランに行って食べるとなると8時過ぎになるわよ。

だから食べておきなさいよ! 

本当に美味しいから~~!」無邪気に笑いながらレープクーヘンをほおばるアンゲリカ。

・・・

う・・・彼女に生Bのことを話したら、心配して絶対にやめなさいと言われてしまいます。

彼女に限らず、日本人の友達以外には、到底理解できる食療法ではありません。

なので、ドイツ人にはあえてきっちりとは言わないことにしています。

・・・

「ありがとう! ではちょっとだけ・・・。」

・・・・

・・・結局脱線してしまいました・・・・嗚呼。

まぁ仕方がないです。

諦めて、そうしたこと全てを受け入れ、楽しむことにしました。

・・・

・・・

夕食会の会場は、大きなレストランでした。

とても騒がしく、マイクを出してやっと私のテーブルの人6名と何とかおしゃべりできる程度の聴覚で、ビジネス・ディナーをいたしました。

そのレストランには、サルス社と傘下の会社のエキスポ・スタッフの一部、およそ50人くらいが集まっていました。

それぞれのテーブルで、先ずはビールや前菜でがんがん盛り上がっています。

「さ、ヨシコもじゃんじゃんオーダーして、好きな物を食べてね。」とアンゲリカ・・・・。

・・・いや、それは・・・今はしたくないのでして・・・・大汗。

・・・

前菜は、ドイツ特有のサラミやハム、ソーセージが並び、食べられる物がほとんどありません。

幸いにしてアンゲリカも肉を食べないので、浮いてしまうことなくやり過ごすことができました。

・・・

・・・・

私以外は、全員大きなジョッキのビールで乾杯。

さすがドイツ人!!

若い女性スタッフも大ジョッキです。

私はお水・・・。

・・・

予定通り私はサラダをオーダーし、結局半分くらい残しました。

すでにかかっていたドレッシングが酸っぱすぎて、食べきれなかったのです。

アンゲリカは魚料理を、他のドイツ人はみんな肉料理を注文していました。

・・・

そして私以外は皆さんデザートやコーヒーを最後に頼み、大満足のお顔。

日本ではあまりみかけないかもしれませんが、ドイツ人男性は甘い物が大好き。

本当にびっくりするくらい大きなケーキやアイスクリームなどを、ぺろっと平らげます。

す・・・すごい・・・・。

見ているだけで、お腹がいっぱいになる私。

・・・

・・・

皆さん、大いに盛り上がり、お開きになったのが10時半くらいでした。

それからタクシーでホテルに戻り、アンゲリカとすぐに打ち合わせ。

翌日は彼女も時間がなく、スイスに行かなければならなかったので、とにかく土曜日のうちに全てを話し合う必要がありました。

眠い目をこすりながら、2時くらいまで話し合い、それからシャワーを浴びて就寝。

2人ともヘロヘロ状態になりましたが、有意義な時間を過ごすことができました。

・・・

・・・

翌日の日曜日は移動日。

ですが、朝9時から少しだけ幹部の方とビジネス・ブレックファースト。

なので、やはりどうしても私もいただく必要がありました。

とりあえず、ハーブティとオレンジジュース、そして果物をチョイスしてテーブルに置き、失礼のないようにして話し合いをいたしました。

これも、とてもうまくいきました! 

ほ!

・・・

ベルリンに戻っても、日曜日なのでマーケットは開いていないし、息子のことがあるので、安くて美味しいオーガニックのインドレストランに息子と一緒に行ってカレーを食べさせました。

私も、ホウレンソウとインドのチーズ(見た目は全くお豆腐のような感じです。味も似ています)のカレーを頼み、ほんの少しチャパティ(全粒粉のナン)をいただいて、残りは息子に食べてもらいました。

・・・

・・・

ということで、土日は小食ではありましたが、結果的には脱線することになってしまいました。

そのために、月曜日に急に生Bに戻すとリバウンドするかもしれなかったので、息子用に炊いた玄米を白菜だけのおかずで、ほんの少しだけいただきました。

もちろん、息子にはちゃんとお料理やお味噌汁を作りました。

もう、全く文句を言わなくなった息子・笑。

私の肌がつるつるの間は、玄米は嫌とは言わないですね。

・・・

本日火曜日より、生Bを再開いたします!

今日もできると思っています。

・・・

・・・

それにしても、ニュルンベルクで会った何人かのドイツ人が、私の肌をほめてくださいました。

いつもと違うことが、わかるのでしょうか???

・・・

「ヨシコは私と同い年でしょ、なのにしわもないし肌がすごくきれい! 

一体何をしているの?」とアンゲリカ。

汗・・・・そんな・・・しわはありますよ!!

・・・

「玄米とお豆腐、そして青汁がとても良いみたいよ。

それに、なんといっても小食よね。

あまり食べないのが体にいいみたいよ。」と言ってみたのですが・・・・。

・・・

「でも、ヨシコはものすご~く痩せているじゃないの!

何そのボディ!

まるで少女みたいな体型よね。びっくりだわよ。

私の半分くらいしかないんじゃないの、体重。

・・・

何人かに、ヨシコはいくつくらいなんだって聞かれて、私と同じって答えたら、みんなめちゃくちゃ驚いていたわよ。

ものすご~~~く若く見えるって。」とアンゲリカ。

・・・

ヨーロッパ人は、私たちアジア人の年齢がわからないようです。

60歳くらいの日本人女性でも、30代に見られることはよくあります。

・・・

でも・・・・そういえば、土曜日の夕食会で、チリのサルス社から来ていた専務とアンゲリカと3人で話していた時、

彼とアンゲリカはもう30年以上知っていて、家族ぐるみのお付き合いなのだと言うので、

「アンゲリカと私も、もう知り合って25年になりますよ。早いものです。」と言ったら、

専務が本当にものすごく驚いた顔をして、

「え! ええ!!

私はまたてっきり、あなたが25歳くらいなんじゃないかと思っていたんですがね!」と言うのでした・・・鬼汗。

・・・

・・・ありえないです・・・25歳・・・。見えないですよ・・・・。

でも、お世辞の部分を省いても、ドイツ人の目には恐ろしく若く見えたようです。

恐るべし! 生菜食B!! 

・・・

・・・・ということで、気を良くいたしましたので、ますますやる気になっています!笑

仕事でどうしても脱線しなければならないこともありますが、それ以外は前向きに生Bを続けたいと思います。

このエントリへの反応

  1. 脱線も含め、生菜食Bに取り組む楽しさを
    淑子さんほど堪能している人は
    きっといない、と思います。
    わたしも、久しぶりに生の玄米が
    食べたくなりました。

  2. こんにちは。
    先日書き込ませていただいた者です。

    周りの方との付き合いで一番気をつかうところですよね。
    すごくよく分かります。。

    私も今週末に結婚した友達のお披露目会があって、
    小食がうまく続いていて、乾癬の状態も非常に良いため
    脱線が目に見えてる場所に参加するかしないか・・非常に悩みました。。
    しかし、お披露目会でお祝いする機会は人生で一度だし!!と
    参加することを決めましたが、うまくいっている状態なので
    その後が心配です。。
    がっ!

    せっかくの席ですし、ありがたく感謝して、美味しく頂きながら(もちろん小食で・・)
    お祝いしてまいります!!

    青木さんの日記を見て励みになっています!
    脱線に負い目を感じることなく、それを勢いに変えて
    小食人生を楽しんでいきたいですね♪

  3. サルスは改めてすごい! ですね。

    また、青木さんの素敵さ! 青木さんの魅力です。

    ついでに日本人が若く見られるという要素もありますが。

    そして、生菜食を継続されているすごさ!

    生菜食Bのすごさ!

    でも、理解してもらえるもんじゃないですね。

    私も玄米クリーム食で頑張っています。

    有難うございました。 

  4. Pさま

    いつもあたたかいコメントをありがとうございます!

    いや~、やっと最近になって、生Bを楽しめるようになりました。

    でも、脱線は思ったよりも多くなりそうです。不可抗力とでも言いましょうか・・・。

    自分では、どうすることもできない状況があります。

    また、どうにもしたくない状況もあり・・。何がその時に一番大切なのか、その辺を見極めて進めていきたいと思います。

    もちろん、自分の健康より大事なものなど、ほとんどないと思うのですが、それでもその時に意地でも生Bを貫いて無理するよりも、もっと良い状況があることもあります。

    ということで、楽しみながら前進いたしますね!!

    ありがとうございました!

  5. ちゅる さま

    コメントをありがとうございます。

    そうなんですね! 結婚式!

    それはとてもおめでたいことですね!

    私も、ちゅるさんと同意見です。そういう時は、心からお祝いして、自分も楽しんで小食脱線をすると思います。

    最近思うのですが、脱線してもその時の雰囲気や心構えで、さほど体に響かないことがあるように感じます。負い目があったりすると、かえって体にダメージがあるというか。

    だから、「これを食べたからといって、すぐにどうこうなるものじゃない。食べた後が大事だから、ちゃんと戻って守れば大丈夫!楽しもう!」と思うようにしています。

    そうしたら、肌の調子も全く変化がありませんでした。

    もちろん、耳の回復のためには、そんなことは言っていられないのかもしれませんが、普通に生活をしていると、やはりどうしてももろもろ困難なことがあるし、またそうした社会にコミットすることも重要だと思っています。

    等身大で自然に楽しく小食!笑

    とにかく続けることが大事ですよね。

    ちゃんと食事療法に戻ることができたら、自分を目いっぱいほめてあげて、そしてまたコツコツと楽しく続けていけばいいって思います。

    ではでは!

    楽しい結婚式でありますように!♪

  6. 鹿毛さま

    いつも沢山ほめてくださり、ありがとうございます!

    恐縮です! 汗汗・・・

    いやぁ、私などまだまだでして・・・鹿毛さんこそ素晴らしいですよ!

    昨年お会いした時に、お肌がとてもきれいでいらっしゃったんで、玄米クリームってなんて素晴らしいんだろう、と思いました。
    とってもお若く見えましたし、なにより背筋がぴ~~んとしてらしてお元気そうだったのが印象に残っています。

    鹿毛さんは、私などよりずっとずっとちゃんと実践していらして、心から尊敬しています。鹿毛さんを見習って、私ももっと精進していきたいと思います。

    私は玄米クリームではなくて、生の玄米粒ですけれども、ありがたくありがたくいただいて、楽しい食療法を続けていきたいです。

    これからも、どうぞご指導くださいませ。

    いつも励ましてくださり、本当にどうもありがとうございます!