ポット出版

昨日は、読者の方のあたたかいコメントの他、いろいろな方から励ましの直メールなどもいただきました。

本当に、心からありがとうございました！

とても嬉しかったですし、元気をいただきました。

長い長い話だったのに、最後まで読んでくださった読者の皆様にお礼申し上げます！

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息子とドイツで暮らして１０年以上になりますけれども、ここまでひどいことは初めてでした。

ちょこちょこと嫌なことはありますけれども、良いことの方が多いですし、どこで暮らしていても何かあるものです。

ですから、できるだけ引きずらないことにしていますけれども、昨日の出来事はかなり悪質だと思いました。

でも、今回のことを学びとして、息子は自分では人種差別はしないでしょうし、人の心の痛みのわかる人間になってくれると信じています。

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幸い、息子も落ち着いたようですし、何よりたくさんの息子のドイツ人の友達が、

「それはひどすぎる！

そのドイツ人達は、何て馬鹿で無教養で最低な人間なんだ！

信じられない！」

と、全員で息子を励まし、一昨日のドイツ人達を非難したので、息子はドイツ人を嫌いにならずに済みました。

どこの国にも、いろんな人がいるものです。

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今回の場合、店のオーナーに抗議文を送ったり、あるいは告訴することもできますけれども、息子はそこまでしなくていいと言いました。

「お母さんに、そんなことでエネルギーを使ってもらいたくないよ。

ただでさえ忙しいんだし、体だって良くないんだし。

それに、もう十分俺はすっきりしているからさ。

ひどい奴らだって思うけれどもさ、俺にちゃんとしなかった謝罪をお母さんの前でしていたんだったら、それでいいよ。

何度も俺に謝ったなんていうのは嘘だから頭に来るけれどもさ、

相手もお母さんがこのまま引き下がらずに店のオーナーにでも抗議したら、二人とも首になるかもしれないでしょ。

あるいはさ、お母さんがベルリンの新聞社に行って話したら、記事になるかもしれないよね。

お母さんには、ドイツ政府のプレスセンターがついているし、中に仲の良い人もいるでしょ。

何でも、やろうと思えばできるよね。

そうしたら、あのチェーン店にとってはかなりの打撃になるかもしれない。

そうされちゃうんじゃないかって、あの人達はかなりドキドキしていると思うよ。

少しは反省したんじゃないかって思う。

アジア人だからって、いつだって悪いことするとか、そういう目ではもう見てはいけないって思っているかもしれない。

だからもういいよ。

お母さん、本当にどうもありがとう！！！

俺、とっても嬉しかった！」

と言ってくれました。

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恨みの連鎖というのも良くないですし、今回はここまでとし、しばらく様子を見ることにしました。

息子はもう二度と、あの店には行かないでしょうけれども・・・。

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さて、そんなこんなで、一昨日自分が持っているほぼ全てのエネルギーを放出してしまったために（笑＋汗・・・情けない私）、昨日ははよれよれ状態になってしまいました。

一昨日の事件の夜は、息子も私もさすがに食欲がなく、息子はおやつのチョコを半分だけ食べた後は、夕飯も何もいらないとのこと。

私も、その前に生Bの半分しか口にしなかったのですが、残りを食べる気がせず、水やお茶だけで過ごしました。

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そして昨日は、私は生B、息子はかなりの小食でした。

息子は嫌なことを引きずってはいないものの、何となく食欲がないという感じ。

でも、朝食のお弁当はきちんと食べ、ランチは友達とみんなで一緒にしてきて（みんなといたかったのかもしれません）、夕飯はいらないという小食でした。

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私は、その時点で９日間の生B生活を続けていましたので、そろそろ小食のためにちょっとしためまいなどもありました。

悪いことではなくて、良くなることのプロセスですので、しっかりと受け止めていました。

でも、息子が夕方にブルーノの家に遊びに行く時、

「いってらっしゃい」と言って椅子から立って息子を玄関で見送ろうとしたら、突然くらっときて倒れてしまいました。

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その間、数秒の意識が完全にありません。

気がついたら床に倒れていて、息子がびっくりして私の顔を心配そうに覘いていて、

「お母さん！

大丈夫？

大丈夫？？？

どこか打った？

痛いところある？」

とおろおろしながら聞いています。

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「え？？

あら、どうしたのかな？」と私。

さっきまで立っていたのに、何で横になっているのかな？

・・なんていう感じでした。

ちょっとした「立ちくらみ」だと思いますが、意識が短い間でもなくなったのは、これが初めてです。

食事も極端に少なかったし、いろいろあったしで、エネルギーが足りなかったのかもしれません。

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「大丈夫だよ。

心配させちゃってごめんね。

もう平気だから、ブルーノのところに行ってらっしゃい。泊まるんだよね？」

「いや、俺、お母さんのことが心配だから、泊まらないことにした。

後で用事が済んだら遅くなっても戻って来るよ。

歩いたって１０分とかからないんだしさ。

それより、俺が出かけても大丈夫？

やめて家にいようか？」とものすごく心配している息子。

「大丈夫だよ。

お母さん、ちょっと張り切りすぎちゃったね～～・笑。

生Bやっているし、それで最初のうちはふらつくこともあるみたいだしさ。

でも、耳の調子はどんどんいい感じだし、本当に大丈夫！

心配しないで、さぁいってらっしゃい。」

「でも・・・・

あ、そうだ、だったら３０分後に電話するから、必ず出てよ！

そして、大丈夫だったらブルーノと遊んで、それから俺は夜になってから戻って来るからさ。

でもお母さんがダメそうだったら、すぐに帰って来るよ。」と息子。

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優しいことを言ってくれたので、とてもうれしくなって了解し、本当に３０分後に電話があり、私の無事を確認して、

「夜に帰って来るからね、お母さんは早めに寝なよ。

もうコンピュータは電源切って、仕事しちゃダメだよ。」と言ってくれました。

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息子は、夜になって本当にブルーノの家に泊まらず帰宅し、寝ている私の部屋のドアを開けて

「お母さん、今日はここを開けておくよ。

何かあったら困るからね。

俺は、お母さんが倒れた時に、死んじゃったんじゃないかと思ったんだよ！

もう、本当にびっくりしたんだ！！

俺、そんなの絶対に嫌だから！

お母さんは、まだ人生の半分のところにいるんだからね。

とにかくお母さんの様子をしっかりみているから、安心して寝てね！」と息子。

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あのひどい出来事の後、でもそのおかげで何か親子関係が良くなっているように思います・・・。笑

良いことも、悪いことも、本当に表裏一体なのですね。

息子から愛情を沢山もらって、心から幸せだなぁと感じました。

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ということで、息子も私も小食がうまくいっています！笑

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皆様、どうぞ素敵な週末をお過ごしください♪♪♪