2008-01-16

お弁当

息子が、2週間の実習生活に入りました。

ヴァンゼーという湖に面した、環境のとても良いベルリンの日本人学校。

小学校と中学校があるのですが、そこに息子は実習生として月曜日から通っています。

この学校の生徒さんは、主に親御さんのお仕事の都合で数年ベルリンに滞在することになったか、何かの事情で最終的に日本の学校に戻る予定のお子さんがほとんどです。
つまり、学校の教育システムは、完全に日本式なのです。

私はベルリンにやって来た当初、この学校で2年ほど低学年のドイツ語担当をさせていただきました。

息子がまだ小さかったので、時間をやりくりして毎日バタバタしながら仕事していたことを覚えています。

でも、生徒たちはみんな可愛くて、とても楽しかったです!

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月曜日は、息子は私が作ったサンドイッチを、空腹のあまり出発前に食べてしまったので、実習先で何も食べずに帰宅しました。

火曜日は、玄米のお弁当でしたが、基本的に家にあった残り物を使いました。(手抜きです・汗)

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火曜日の夕方、息子が言いました。

「お母さん、あのさ・・・日本人学校って、日本人の生徒や先生がほとんどでしょ。

ギムナジウムみたいな、簡単なお弁当じゃないんだよね。

海老フライだとか、なんかものすごく豪勢なお弁当をみんな持って来て食べているんだよ。」

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今まで、私はそういった豪華なお弁当を学校用に作ったことがありませんでした。

というか、作ろうとすると、息子が嫌がっていたのです。

ギムナジウムで、日本的なお弁当を広げたら、とっても恥ずかしいと言っていました。

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でも今回、実習先は「日本人学校」です。

ベルリンにあっても、その敷地内は「日本社会」そのものなのです。

なので、今度はギムナジウム用のお弁当だと、恥ずかしいということなのですね。

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わかりました!!!! 

お母さんは、頑張ってみましょう!

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私は水曜日の朝、いつものように早起きをして、6時半から日本的なお弁当を作り始めました。

大豆でできたナゲットをフライパンで揚げて、その後卵焼きを作り、ひとつのお弁当箱の3分の2に玄米を入れ、残りの部分にプチトマト。

もうひとつのお弁当箱に、レタスを敷いてナゲットと卵焼きを入れ、BIOケチャップをかけて、その横に赤ピーマンとパルメザンチーズを切ってハーブソルトをまぶしました。

丁度日本から届いた味付け海苔をおまけにつけて、小さな容器に林檎を半分切って入れました。

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かなり集中して作っていたら、なんといつの間にか隣に息子が!!

「お!! 美味しそう~~~!!

俺、すご~~くうれしいな!!

昼休みが楽しみになっちゃったよ!」

などと言ってハッピーな笑顔。

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・・・・うふふ、達成感あり!!

私もとても嬉しいです。

かなりヘルシーで(ふたつのお弁当箱は大きくないのです)、愛情がこもっているではありませんか!! (←自画自賛)

・・・ なんだか、本当の日本のお母さんになった気分です・笑(いえ、本当に日本のお母さんなんですけれどもね・・・)

と同時に、日本語補習校の遠足やキャンプなどの時を抜かして、今までずっとこうしたお弁当を作っていなかったので、日本のお母さんは毎日大変だなぁ、と頭が下がる思いでした。

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息子が実習をしている2週間は、問題なく続けられそうです。

というか、何やら楽しい気分♪♪♪

ヘルシーなお弁当に挑戦、という気持ちでできそうです。

2週間といっても、週末はないのであと7回ですからね。

楽勝でしょう!! ^^v

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久しぶりに、息子のことでワクワク感があります・笑。

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あ、ちなみに私は、このお弁当メニューは一切口にいたしません!