2008-03-07
ある出来事・・・
つくづく、自分でも思います。
母親って、強いなぁ・・と・・・。
・・・
今日木曜日、ある出来事がありました。
きっと、この日記の読者でドイツ在住の方は、ビビビっと反応なさるかもしれません・・・。
・・・
・・・
午後2時半頃、息子から電話がかかってきました。
そろそろ帰宅する時間のはず・・・。
「どうしたの?」
何だかちょっと様子が変です。
・・・
息子は学校の帰りに、あるチェーン店のドラッグストアに入って、まだそこにいると言うのです。
普段だったら、家の近くの商店街にもその店があるので、そこで買い物をするのですが、自転車だったこともあり、いつもと違う店に寄ったとのこと。
そこの方が店内も広く、品数も豊富なのだとか。
でも、息子はそこで店員にいいかがりをつけられたそうなのです。
その時は、とにかく一度帰るからと言って携帯を切り、5分後に帰宅しました。
悲しそうな、そして悔しそうな顔をしている息子に、詳細を聞きました。
・・・・
・・・
「あのさ、俺何もしていないのにさ、店の中でいろいろと見ていたら、店長の女の人がいきなり俺のところに来て、
あなたはもう帰った方がいいわ、出て行ってくださいって言うんだよ。
何事かと思って驚いちゃった。
つまり、誰かが見張っていなかったら、俺が万引きをすると思っているんだよね。
だから、
どうして俺が買い物もまだしていないのに出て行かなければならないんですか、って言ったら、
ここですでに3回もアジア人が万引きして大損害があったから、って変なことを言うんだよ。
俺と関係ないのに、俺がアジア人だからって、そんな言いがかりをつけるんだよ。
<あなた方の地域の人が>って言い方したんだよ。
俺、ショックでびっくりして、
買い物しようと見ていたのに、どうしてそんなひどいことを言われなきゃいけないんですかって抗議したら、
今度はそこに買い物客のドイツ人のおじさんが来て、俺達の話を聞いていたとかで、
ああ! もううるさい!
うるさくて買い物もできやしない!
もういいだろう、謝ったんだから(店長は謝っていない)、さっさと話を終わりにして君は出て行きなさいって俺に言うんだよ。
まるで俺が悪いみたいな言い方で、俺を店から追い出そうとするんだ。
しかもそのおじさんは店長に、
どうしてこの子に<出入り禁止>って言わないんだって文句言ったりしているんだよ。
あまりにひどいことを言うので、さすがに店長がちょっとまずいと思ったらしくて、俺に
じゃぁあなたは一体どうして欲しいの?って横柄に言うんだ。
だから、
<謝ってください>って言ったら、
Es tut mir Leid.(悪かったわ、残念だわ、程度の言い方。この場合はしっかりと丁寧な謝罪の言葉を言うべきところ)と言って、
これでいいでしょう? これ以上どうしろって言うの? 土下座して謝れとでも言うの?とか言うんだよ。
まるで、俺が不条理な要求をしているかのごとくに!
だから俺、すごく悲しくなって、もういいです、わかりました、でも、万引きをしてもいない、しようとも思っていない人間に対して、あまりに失礼なことを言ったんです
から、これからはもうこんなことなさらないでください、って言ったらさ、
自分は店長の立場で、常に気をつけていなければならないから、そんなことをあなたに言われる筋合いはないって、またすごく横柄に言うんだ。
これからも、自分の職務として言うことだってあるって言うんだよね。
だから俺、嫌な気分になったから、
あなたは人種差別をなさるんですか?ってちょっと反発したら、
何を馬鹿なこと言っているの? そんなことあるわけないでしょう?っていつまでもぐちぐち言って変な訳のわからない言い訳するんだよ。
その言い方、その言い回しがさ、もう本当に醜くて。
俺は、俺に対して間違った態度をとったことを、素直に<ああ、本当にごめんなさいね、勘違いしてしまって。以後気をつけますから、気持ちよくごゆっくり店内を見
てくださいね>とでも言ってくれれば、もうそれで良かったんだよ。
でもさ、そうこうしていたら今度はもう一人の店員が、
ああ、もういいでしょ、さぁ帰った帰った、出て行きなさい、って俺に言ったんだよ!!
まだ俺は何も買っていないのに!!
それなのに、相手の勘違いだって言うのに、出て行けってずっと言うんだ!
だから俺、悲しくなって、もういいやって思って帰って来たんだよ。」
・・・
・・・
何だか・・・ものすごく恐ろしい話だと思いました。
・・・
アジア人が来店したら、盗みを働くと決めつけて出て行けと言う店長。
それを見て、うるさいからとアジア人を追い出そうとするドイツ人客。
さらに、もううんざりと言ってアジア人を追い出す店員。
・・・
息子はトリプルパンチで大ショックを受けて、傷ついて侮辱されて、ボロボロになって帰宅したのでした。
後で私に全てを話して解決策を見つけるために、店長に名前を聞いたそうなのですが、
「何であなたに私の名前を伝えなければならないの? 言う必要もないし、絶対に言いませんから!」と無視されたそうです。
・・・
・・・
母親として、黙って見過ごす訳にはいきません。
仕事をしていましたが、やめてすぐさまコートをはおろうとしました。
「え!!
行かなくていいよ、お母さん。風邪引いているんだし、行ったって無駄だからさ。俺さえ我慢すればいいんだから、もう忘れたいよ。」と息子。
でもこのままにしていたら、息子の心の傷はずっと消えないかもしれません。
もやもやを引きずってしまうかもしれません。
ドイツ人やドイツを、嫌いになってしまうかもしれません。
偏見を植え付けたくありませんでした。
・・・
・・・
やはり、行くことにしました。
名刺を持ち(小さな会社ですが、一応名刺上は社長なのでちょっとは威厳ありそうかも・・汗)、ジャーナリスト・パスを持ち(これは、ドイツ政府公認のものですので、身元証明としてはかなり効果があります)、身なりが良さそうに見えるコートを着て(急いでいたので中は普段着でしたが、脱ぐことはないでしょう)、私はひとりでそのドラッグストアに行きました。
・・
・・・
自分のことだったら、絶対に行かないでしょう・・・。泣き寝入りしてしまうかもしれません。
でも、息子の心を守るため、気がついたら体が動いていました。
・・・
・・・
到着。
日中なのに、お客さんはひとりもいません。
比較的広い店内、私は一度も入ったことのないお店です。
入口近くにレジがあり、そこに店員がひとりいました。店長は休憩しているらしくていません。
・・・
はっと察したような顔をした店員が、私を見てちょっと顔がひきつりました。
さっきのアジア人(息子)の母親だとわかったようです。
まぁ、気づくのは当然ですね。
・・・
「こんにちは、私はこういう者ですが、少し前に息子がここに来まして。
私の弁護士のところに行く前に、そしてこのお店の経営者とお話をする前に、少し店長とお話がしたくて伺いました。いらっしゃいますか?」と言いました。
名刺を差し出し、ついでにジャーナリスト・パスも提示しました。
アヤしい者ではないと示したかったからです。
でも、その店員は怖がって名刺を受取ろうともせず、
「い、いえ私は・・・いいです・・・。」とか言って、うろたえるばかり。
・・・・
・・・弁護士っていうのは・・・汗・・はったりです・・・。
でも100%嘘ではなくて、解決しなかったらアンドレアに相談しようと思っていました。
ブルーノのママですね、彼女は優秀な弁護士なのです。
ドイツでは、不正や不条理に対峙することになった場合は、こうしたことがかなり大事です。
・・・
経営者と話すというのも、悪質な店員であれば当然その人の上司に抗議する必要がありますので、嘘ではありません。
手紙を書いてもいいと思っていました。
それくらいの覚悟で行ったのです。
・・・
・・・
店員はかなりビビっていて、私の目を見ずにおろおろしながら
「ちょっとお待ちください。呼んできますから。」と言いました。
・・・
ほどなくして、メガネをかけた40歳くらいの女性の店長がやって来ました。
店員の方はかなり引きつっていましたが、店長は抗戦の構え。
いいでしょう。
受けて立ちましょう。
・・・
・・・
話し合いは、およそ20分ほどかかりましたので、ここで全てを書くことは控えますが・・・・
・・・
・・・
最後には何度も謝っていました。自分が悪かったと、軽率だったということは言っていました。
100%間違っていたとも言っていました。
・・・
でも初めのうちは、なぜ自分がそういう行動をしたのか、という説明(言い訳、正当化)を必死になってしていました。
そのチェーン店では防犯ビデオがなく、店員も通常は一人か二人しかいなくて、つい最近までは携帯電話を持つことも禁じられていたとか。(つまり、何かあった時も警察に通報できない、自分の身を守れないということですね。)
そのために、万引きや窃盗などに過剰反応してしまい、さらについ最近アジア人が相当額の盗みを働いたために、また同じことが繰り返されるのだと思ってしまい、息子が何もしていないのに疑ったということなのです。
でも、それゆえに非を認めて深く反省して謝罪するのだったら理解できるのですが、はじめのうちはそうではなくて、だから仕方がないことだったということを何度も言うのです。
「あなたは、本当の犯罪者を逃して、善良な客に対して間違った態度をおとりになったのですよ。
しかも、アジア人だからといって、店内でいろいろ見ていた息子を疑い、近寄っていきなり出て行けというのは、客に対して失礼だとは思いませんか?
万引きをしたのだったら理解できますが、息子は何を買おうか見ていただけじゃないですか?
アジア人にだったら、そういう失礼なことをを言うのは許されるとでも言うのですか?」と、一応冷静に言いました。
・・・
「いえ、だってあなたの息子さんは、店の中をゆっくりいろんなコーナーを見て歩き、時間をかけていろいろ見ていたんですよ。
てっきり万引きするのだと思ったんです。」と店長は反論。
「客がゆっくりといろいろ店の中を見てまわることの、そのどこがいけないのですか?
客は、見て考えて買うものじゃないですか?」と言うと、
「おっしゃる通りです、私の言っていることはおかしいかもしれない・・でも、ドイツ人の万引きだっているし、決してアジア人だからと言うことじゃないんです。」と、今度は人種差別問題にならないように、とってつけたような弁解をし始めました。
「あなたの言っていることは矛盾していますね。
いいですか、息子はこの店で、3つの事柄で傷ついたのです。
ひとつ、あなたに万引きの疑いをかけられ、店内で見はられ、挙句の果てには何もしていないのに出て行けと言われたこと。
ふたつ、見知らぬ客が来て話に割り込み、うるさいから息子に出て行けと言ったこと。しかも、あろうことか「立ち入り禁止」をどうして息子に対して出さないのか、と言ったこと。
みっつ、そこにいる他の店員が、息子にもういい加減に出て行けと言ったこと。
このみっつの事柄で、息子は深く傷つき、侮辱されたのです。
16歳の多感な時期に、最も大人が思いやって接するべき時期に、あなたたちは子供の心を傷つけたんです。
あなたはそれでも、あなたの息子に対する言動と行動が、全く間違っていなかったと言うんですか?」
・・・
・・・
「いえ、そんなことはないです。
こちらが本当に一方的に悪かったのです。
申し訳ありませんでした。
でも(この、でもが多すぎの店長!)、私はちゃんと何度も何度も息子さんに謝ったんですよ、
本当ですよ。ねぇ?」とレジに座っている店員に助け舟を求める店長。
けれども、すでに自分がまずいことを言ったことに気づいている店員は、怖がって小さくなったまま、返事もしなければ顔を合わせることもなく、下を向いていました。
・・・
・・・・
一応、店長が謝罪をしたことで決着しましたけれども、今回のことは完全に人種差別だと感じます。
アジア人と見たら、悪いことをするという過剰な反応。
・・・
実は、私もこの頃マーケットでそんな感じを受けることがあるのです。
そこは、もう閑古鳥が鳴いているマーケットなのですが、そこでしか売っていない野菜があって、青汁に入れたくて買いに行くことがたまにあります。
なのであまり行かないのですが、行った時は何か便利な物がないかなと、ぶらぶらと見てまわることもあるのです。
そうすると、いつ行っても必ず私のそばにいる店員がいて、
あれ? 何だろう? 偶然かな?
と最初は思っていたのですが、徐々に
私だけ見はられている
とある時気づきました。
もちろんこの場合は、私は何も盗んでいませんしやましいことはしないし、何より大人ですから誰も出て行けとは言いません。
私も、おかしな人達だわ、と心の中で思うだけで、余裕でやり過ごします。
でも、息子は16歳でまだ子供なので、店員達はいい加減でひどく横柄な態度をするのですね。
・・・
・・
帰宅した私の顔を、心配そうに息子が覘きました。
「どうだった? 大丈夫だった?
ごめんね、俺のためにわざわざ・・体調が良くないのに・・・。
でも、守ってくれて本当にありがとう!!」と息子。
とりあえず、会話の内容を伝えました。少し落ち着いたようでした。
・・・
「それで、君はそこで一体、何を買おうと思っていたの?」
「うん、安くて美味しいチョコレートがあったらなぁって思って・・・いろいろ見ていたんだよね。
あとね、ローション・・・でも、買う前に追い出されちゃったから、買えなかったけれどさ・・・。」
・・・
・・・
「ねぇ、これからドラッグストアに行こうよ!
といっても今行ったところじゃなくて、うちの商店街にも同じ店があるでしょ。
そこに行って、今日は特別にお母さんがチョコとローションを買ってあげるよ。」
・・・・
・・・・
チョコレートは、本当は小食にはよろしくないんですけれども・・・
まぁ、今日はよしといたしましょう・笑
息子に、再び笑顔が戻って来ました!♪♪♪
今回ばかりは何かいわずにいられません。
青木さま。この記事を宝として私も生きていきたいです。
あっぱれ!!です!!
私もこの春海外在住母になります。
少食も、青木さまのブログを励みに精進してまいります。
日頃の感謝をこめてコメントさせていただきました。
青木さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
こんにちは。
ブログ読ませて頂きました。
外国で暮らす日本人としてどんなにショックが大きかったことでしょう。。
自分自身そんなことをされたらどれだけショックを受けるか。。
その後の生活に大きく関わることだと思います。
それだけ酷いことと感じます。
私もドイツ人の友人が何人かおり、何度かドイツを訪れ、先日もケルンに滞在しておりましたが、常に友人が一緒だったので嫌な経験をしたことは
ありませんが、自分のことのように、自分がそのような経験をしたら・・と
悲しいやら怒りがでてくるやら・・
ドイツ人は友人やその家族を通してしかわかりませんが
日本人と同様、偏見を持つ人やすばらしい人、いろいろな方がいらっしゃいます。
ですから今まで見えなかった側面が見えた一つの経験として受け止め
それがストレスとならないことを祈ります。
きっと・・
自分が受けた痛みは人にしてはならないという学びになるんですよ!!
異国での生活も、小食生活も、全てにおいて
頑張ってくださいね!!
私もブログを拝見させていただき、自分に渇を入れてまいります~♪
青木様のブログをいつも拝見しています。
今回の息子さんを守る姿とこういった不当な差別にアサーティブに対処する姿勢、本当に大切ですよね。勇気ある全うな行動だと思います。
体に気をつけて、お仕事がんばってください。
青木さんこんにちは、はじめましていつもブログを拝見させいもらっている甲田療法実施中の者です。涙が止まりません。うれし泣きです。胸がすく思いで一杯です。いつも正直で楽しいブログ、そしてキレイな青木さんのことがますます好きになってしまいました。これからも甲田療法に仕事とお体に気をつけて頑張って下さい。
naoko6 さま
あたたかいコメントをありがとうございます!
こちらこそ、とても励みになります。
長い話を読んでくださり、感謝しています。
息子が、翌日に感情を引きずらないでさっぱりした顔をしていたので、ほっとしています。
naoko6 さんは、これから海外で生活をされるのですね。
良いことの方がずっとずっと沢山ありますので(笑)、ご家族の皆様と日々ハッピーに楽しくお過ごしくださいませ!
お体には気をつけてくださいね♪
ちゅる さま
いつもコメントをありがとうございます!
ドイツにお友達がいらっしゃるんですね。ちゅるさんと、同じ反応を示した著名な方を知っています。その方も、ずっとドイツで良いことばかりで、お友達もたくさんいらっしゃるから、素晴らしい国だと思っていたのだけれど、昨年ホテルにある宝石店でトラブルがあり、初めて嫌な体験をしたのだそうです。
おっしゃるように、こういう心が痛むようなことがあると、自分では絶対にしないと思いますよね。
息子にも、大きな学びになったはずです。
いろんなことがありますが、日本にいても何かしらあるのですから、前向きに生きていきたいと思います。
いろいろあっても、ドイツは好きですから・笑。
それではまた!
素敵な週末をお過ごしください。
waonnmo さま
コメントをありがとうございます!
何だか自然に体が動いて、お店に行って抗議するのは苦ではありませんでした。
ドキドキせずに冷静に対処できました。
どう考えてみても、息子に非がなかったと思えたし、そう信じられたからです。
行って良かったです!
私は、男気があると良く言われますけれども・・笑。
息子にとっては、私は母であり父であり、みたいな?
これからも、息子に精一杯の愛情を注ぎ、見守っていきたいと思います。
それではまた!
お元気でお過ごしくださいね♪
りたん さん
メールをありがとうございます!
甲田療法を実践していらっしゃるんですね!
生Bですか? いろんな種類がありますが、とにかくお仲間ですね!!
小食と関係のない文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
私も皆様からいただいた素敵なメールを拝見して、ありがたくて嬉しくて感激して、涙が出てきてしまいました♪
これからも、甲田療法をしながら、元気にポジティブに生きていきたいと思います。
waonnmoさんのご快復を、心よりお祈りしています。
お互いに、甲田療法を楽しみながら、どんどん元気になっていきましょう♪
青木さま
はじめまして、おやぢと申します
ミクシィでの紹介によって飛んでまいりました
同じ親として、子供の受けた汚名を晴らすことへの思い
記事を拝見しながら少し目頭が熱くなってくるのを感じました
(これは自論ですが)父親よりも母親の方が、やはり自分の身体で
育んだという思いの分だけ子に対する愛情は深いものと思います
昨今の日本では、親子であっても互いに傷つけあったり殺めあったり
する事件があって哀しいことなのですが、、、、
一方で、ドイツにおけるアジア人に対する偏見、差別
我ら日本人とても、他国人に対する偏見、差別を持っていますので
笑えない話なのですね
いろいろと考えさせられる記事でした
Ps.勝手ながら、トラックバックさせていただきました
おやじ さま
あの有名な(!)おやじさまから、あたたかいコメントをいただきまして、恐縮しております。
どうもありがとうございます!
JPさんのミクシィをご覧になったのですね。ありがたいことです。(JPさん、ありがとう!)
・・・
そうですね、日本人も他国の人に対して偏見を持っていたりしますよね。
今回のことは、自分たちはそんなことはしてはいけない、という教訓として大きな学びになったと思います。少なくても、息子はいろんなことを考えたことでしょう。
どんなことがあっても、引きずらないでたくましく生きていって欲しいと思います。
それとおやじさま! 父親の愛情も比較できないくらい偉大ですよ! ^^v
トラックバックもありがとうございます!
とても嬉しいです♪♪
ではでは
お元気でお過ごしくださいね♪
いっぱいコメントがあるのに、さらにまた今頃書いてしまってすみません。
でも、書かずに要られません。
私が一番思ったのは、
「息子さんはすごい!」
ということです。自分よりずっと年上、しかも複数を相手に
疑いをかけられるという色々な意味での動揺の中で、
毅然と素自分の考えを言葉にして相手に伝えられるのは、誰にでもできることではないと思います。16歳で!
こうした毅然とした態度をとることが、偏見や差別を持っている人への一番の薬だと思います。
こういう私は、息子さんよりずっと年齢が上の時点で、
南仏でアラブ系の若者に「やーい中国人!」といわれたので
「やーいアラブ人!」と言い返したコドモです。
日本国内でも、差別はいっぱいあります。自分と違うカテゴリーに住む人を
見下したり軽んじたりする人は、残念ながら少なくないと感じます。
本人が気にしなければそれで良い、というだけでなく、
あなたは不快な思いをさせていると主張することは本当に大事だと思います。
sayoko 様
コメントをありがとうございます!
そして、息子を褒めてくださり、ありがとうございます。
いやぁ、ドイツで育つと、弁が立つようになるんです・・笑。
主張しないと生きていかれない環境があるように思います。
なので、子供たちの会話を聞いていると、みんなディスカッションが上手ですね。
ドイツ語という言葉自体が、とても構築性があるからなのかもしれませんが・・。
言い返さなかったら負け、謝ったら負けという雰囲気もありますし、ドイツ人は本当に最後の最後まで謝らないで言葉で責めてきます。(全ての人とは言いませんが、本当に多いと感じます。)
言葉で抗戦するのは、息子なりの護身術なのかもしれません。
・・・
sayokoさんが褒めてくださったことを、息子に伝えますね。
きっと、ものすごく喜ぶと思います!
ありがとうございました!