ポルノグラフィ防衛論 アメリカのセクハラ攻撃・ポルノ規制の危険性 Defending Pornography: free speech, sex, and the fight for women's rights

発行:ポット出版
ナディーン ストロッセン 著, 岸田 美貴 訳, 松沢 呉一 監
定価:3,400円 + 税
ISBN978-4-7808-0105-7 C0036
四六判 / 484ページ /上製
[2007年10月刊行]

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内容紹介

セクシュアル・ハラスメントの濫用、ポルノグラフィ規制がすすむアメリカで、フェミニストの法学者、ナディーン・ストロッセン(アメリカ自由人権協会会長)が、表現の自由を守るためにポルノ規制に真っ向から反論、批判した書です。ポット出版より2004年5月に刊行した 『セックス・フォー・セール──売春・ポルノ・法規制・支援団体のフィールドワーク』に続く、松沢呉一氏監修による「アメリカの性にまつわる規制事情」を知るための第二弾です。「不快」というキーワードでセクハラだと認定され、規制へと動くアメリカの現実に、そんなことまでセクハラだと認めていいのか! と思わずつぶやきたくなる場面も。松沢呉一氏による「解説」も収録しています。

目次

○セックス・パニックとフェミニストたちの不協和音 ○性的表現と法律 ○ポルノグラフィ規制法の致命的欠陥 ○「性表現」に対する抑圧の高まり ○女性、男性、セックスについて ○セクシャル・ハラスメントの定義 ○「人の好みは様々」 ○ポルノグラフィの肯定的な側面 ○ポルノグラフィ出演は強制か同意か? ○自称検閲賛成派は、自分たちの都合によって貴重な作品を従わせる ○法施行の教訓 ○ポルノグラフィ検閲は、なぜ差別や暴力を減少できないか ○差別と暴力の撲滅をめざして解説◎松沢呉一

著者プロフィール

ナディーン ストロッセン(ストロッセン,ナディーン)

1950年アメリカ・ニュージャージー州生まれ。アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union, ACLU)会長。ニューヨーク・ロースクール教授。

岸田 美貴(キシダ ミキ)

1961年生まれ、上智大学外国語学部英語学科卒。電機メーカー広報室を経て、フリーの翻訳者。欧米に通算約10年在住。法律、ビジネス一般、マーケティング、ノンフィクションを専門とする。翻訳に『セックス・フォー・セール』(ロナルド・ワイツァー編、ポット出版、2004)。

松沢 呉一(マツザワ クレイチ)

1958年生まれ。かつては音楽関係、放送関係の仕事に携わったり、宣伝企画の仕事をやったりもしていたが、ここ10数年は性にまつわるさまざまを得意分野とするライターをやっている。とりわけこの5年は風俗の体験取材をやるようになって、すっかり風俗ライターとなったが、風俗ライターに未来がないことを悟り、2005年、風俗ライターを廃業し、単なるライターに戻った。現在、「実話ナックルズ」「スナイパーEVE」「お尻倶楽部」などで連載しているが、もっとも大量の原稿を発表しているのは有料メルマガ「マッツ・ザ・ワールド」。毎月、原稿用紙換算で700枚から1000枚以上配信。著書に『エロ街道をゆく』(ちくま文庫)、『魔羅の肖像』(新潮OH!文庫)、編著に『売る売らないはワタシが決める』(ポット出版)などがある。

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この本への反応

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