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ポルノグラフィ防衛論 アメリカのセクハラ攻撃・ポルノ規制の危険性
[2007.10.01刊行]
著●ナディーン・ストロッセン
訳●岸田美貴
監修●松沢呉一
定価●3,400円+税
ISBN978-4-7808-0105-7 C0036
四六判/464ページ/上製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●山田信也
在庫有
セクシュアル・ハラスメントの濫用、ポルノグラフィ規制がすすむアメリカで、
フェミニストの法学者、ナディーン・ストロッセン(アメリカ自由人権協会会長)が、
表現の自由を守るためにポルノ規制に真っ向から反論、批判した書です。
ポット出版より2004年5月に刊行した
『セックス・フォー・セール──売春・ポルノ・法規制・支援団体のフィールドワーク』
に続く、松沢呉一氏監修による「アメリカの性にまつわる規制事情」を知るため
の第二弾です。
「不快」というキーワードでセクハラだと認定され、規制へと動くアメ
リカの現実に、そんなことまでセクハラだと認めていいのか! と思わ
ずつぶやきたくなる場面も。
松沢呉一氏による「解説」も収録しています。
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青き闘球部 東京朝鮮高校ラグビー部の目指すノーサイド
[2007.09.01刊行]
著●李スンイル
定価●1,900円+税
ISBN978-4-7808-0106-4 C0095
四六判/288ページ/上製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●山田信也
在庫有
朝高ラグビー部には魂がある。それこそが日本人が忘れてしまったものだ─竹内伸光・國學院久我山ラグビー部監督
70年代。東京朝鮮高校にラグビー部が産声を上げた頃、彼らは日本の社会でどこからも相手にされなかった。
…それでも、ほんの偶然から交流が始まり、身体と身体をぶつけ合い、互いに互いの痛みを知ることによって、少しずつ相手を知り始めた。
(本文より)
そして未経験者が大半のラグビー部は、東京都予選決勝まで勝ち上がる強豪となった─
1994年に公式戦出場が認められ、全国大会・花園にあと一歩まで迫る朝高生たちの姿を描いたノンフィクション。
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リベルテに生きる パリ市長ドラノエ自叙伝
[2007.06.12刊行]
著●ベルトラン・ドラノエ
訳●八木雅子
定価●2,200円+税
ISBN978-4-7808-0104-0 C0023
四六判/240ページ/並製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●沢辺均
在庫有
「理念は実証されて初めて意味がある。すべての人権の中で、最も大切なのは自由だ」
チュニジアで過ごした子供時代から政治活動に身を投じるまで、彼の思想・哲学がいかに育まれ、パリ市政においてどのように結実したのか。
ゲイであることをカミングアウトし、6年前パリ市長に当選したドラノエ氏が熱く書き下ろす半生。
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自由は人間を幸福にするか
[2007.05.19刊行]
著●長谷川三千子・佐伯啓思・竹田青嗣・小浜逸郎
定価●1,800円+税
ISBN978-4-7808-0103-3 C0036
四六判/176ページ/並製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●沢辺均
在庫有
われわれはいま「幸福」か。
「自由」を手にするとはどういうことか。
長谷川三千子、佐伯啓思、竹田青嗣、小浜逸郎がポストモダンの価値相対主義を超えて「自由」を語り合う。
「人間学アカデミー」(小浜逸郎主宰)シンポジウムの記録に各氏がすすめる「人間の自由を考える本」を収録。
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男はどこにいるのか
[2007.04.11刊行]
著●小浜逸郎
定価●2,500円+税
ISBN978-4-7808-0102-6 C0036
四六判/312ページ/上製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●沢辺均/和田悠里
在庫有
男にとって、女とは、セックスとは、エロスとは…。
関係性の中で揺らぐ「男」が出会う矛盾や困惑の意味を掘り下げた、「男」の存在論。
草思社版(1990年)、ちくま文庫(1995年)を経て、2007年、著者の書き下ろしと索引を追加し復刊。
初版刊行時・バブル経済末期のフェミニズムの攻勢から、ジェンダーフリー思想への反発へと傾く現代。
本質的に変わらぬ男女関係をめぐる論考を復刊し、あらためて「男」のあり方を問う、小浜逸郎の男性論。
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田亀源五郎【禁断】作品集
[2007.3.28刊行]
著●田亀源五郎
定価●2,400円+税
ISBN978-4-7808-0101-9 C0979
A5判/288ページ/並製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●沢辺均/和田悠里
在庫有
ゲイ・コミックの巨匠であり、ゲイ・エロティック・アーティストとして海外からも常に注目されている田亀源五郎のSMマンガ短編集。1992年〜2004年にゲイ雑誌などで発表した作品9篇を収録。収録作品のひとつ「闘技場 アリーナ」は、フランスでも出版されている。
あとがきで著者自身が、「自分のファンタジーの中でも、コアでディープな部分に迫った部分に迫ってみたものばかり」「エロティック・アートとしてのゲイマンガを描くことに対して、自分が最も意欲的だった時期のもの」と書いているとおり、絵から感じとれる情熱はもちろんのこと、一篇一篇のストーリーの完成度が非常に高い。
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欲望問題
[2007.2.1刊行]
著●伏見憲明
定価●1,500円+税
SBN978-4-7808-0000-5 C0095
四六判/192ページ/上製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●沢辺均
在庫有
『魔女の息子』で第40回文藝賞を受賞した作家であり、ゲイ・ムーブメントの先駆的役割を果たしてきた著者・伏見憲明が、「人間学アカデミー」(小浜逸郎氏主宰)で語りおろした講義録をもとに大幅に加筆・訂正し書き下ろした渾身の一冊が、この『欲望問題』です。
「痛み」を「正義」とする「差別問題」を、「痛み」も「楽しみ」も等価な「欲望問題」だと読み解き直す<1章──「差別問題」から「欲望問題」へ>。
伏見憲明自身の個人的な体験から生まれた「性別二元制」という捉え方を、15年を経てあらためて自身がその意味を問い、既存のジェンダー論に痛烈な違和を投げかける<2章──ジェンダーフリーの不可解>。
共同性からの自由を目指すのではなく、多様な「欲望問題」を抱える共同性を認め合い、個人の「痛み」を社会に問いかけていくことを不断に繰り返していくという<3章──アイデンティティからの自由 アイデンティティへの自由>。
副題は、「人は差別をなくすためだけに生きるのではない」。「差別がないということ以外にそれを「幸福な状態」と考えうる根拠は何なのか」と著者は問います。実存に根ざした極めて平易な文章でつづられていますが、著者があとがきで書いているようにシンプルな文章で根源的な問いをつきつけた、まさに「パンクロック」な本です。
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ず・ぼん12号
[2006.10.30刊行]
編●ず・ぼん12編集委員会
定価●2,000円+税
ISBN4-939015-93-9 C0000 C0073
B5判/224ページ/並製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●沢辺均
在庫有
図書館とメディアの本、『ず・ぼん』の12号。偕成社・今村正樹社長による講演録「絵本・児童書出版の歴史と現在」。急速に進む図書館のIT化を担当者が語り合った「コンピュータシステムが変えていく図書館のかたち」。他に、地方・小出版流通センター・川上賢一氏のロングインタビューなど。
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荻窪ルースター物語
[2006.09.25刊行]
著●佐藤ヒロオ/写真●向殿政高
定価●1,800円+税
ISBN4-939015-90-4 C0073
四六判/224ページ/並製
印刷・製本●株式会社シナノ
ブックデザイン●山田信也
在庫有
ひとりでもふらっと立ち寄れて、生演奏のブルースを堪能し、ライブのあとにはバータイムを楽しむ、そんなライブハウスをつくりたかった──。
自動車工場の期間従業員などで資金を稼ぎ、ライブハウス『ルースター』を荻窪にオープンさせたオーナー兼店長の佐藤ヒロオが、ルースター開店までの熱い思いと、理想のライブハウスを目指す夢の途中の物語を書き下ろす。
「ライブハウスは、バンドを育てるためだけにあるんじゃない。ライブハウスとは、聴いて、食べて、楽しんでという音楽食堂なんだ」という佐藤ヒロオが目指す真のライブハウスとは? 素人がいちから新しい仕事をはじめるための起業読本としても読める一冊。ルースターの夜を撮りおろしたモノクロ写真も全37ページ一挙掲載。
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日本のゲイ・エロティック・アート Vol.2
[2006.08.21刊行]
編●田亀源五郎
定価●4,500円+税
ISBN4-939015-92-0 C0071
A5型/224ページ/上製
在庫有
日本のアート史に埋もれる「ゲイ・エロティック・アーティスト」たちを丹念に掘り起こし再評価した「日本のゲイ・エロティック・アートVol.1」に続く第2弾。Vol.1は、ゲイ・エロティック・アートがいつ誕生し、どのように発足したかを追った。そして、このVol.2では、1970年代から現在に至るまで、ゲイ雑誌で活躍しているアーティストを紹介、それらの作品からゲイのファンタジーが時代的にどのように変遷してきたかを探る。編者による各作家の解題も収録。作品収録160ページ(カラー88ページ)。
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