2011-09-24

立木秀学『幸福実現党』党首への手紙

立木秀学 様

前略
 党首に就かれて一年が経ち、党史上の在任記録を更新されていることに、心よりお慶び申し上げます。一週間も経ないうちに党首が交代するようなことが何度もあり、参院選2010を闘うために09年9月15日に党首に就いた木村智重氏が自身の経歴や実現党の政策をまとめた『幸福維新を起こさん』(幸福の科学出版)を10年3月25日に刊行した直後の翌月15日に突如、更迭されたりと、党首のすげ替え当たり前の御党で一年も続けられるとは、大したものだと感心しております。首相が任期1年で代わる日本が批判される中で、政権党を目指される御党が10日で党首交替、6日で党首交替するなどの行為は示唆的でした。幸福実現党・政権になったら、1週間以内で首相がクルクル替わって、世界を唖然・愕然・呆然とさせる状況が目に浮かびます。立木様が1年2ヶ月続いていらっしゃるということは、安定感が少しは出てきたのでしょうか?

どういった理由か分かりませんが、あなた様が9月23日23時58分にワタシのTwitterのフォロワーになられたことを、いささかの驚きを以て、小さからぬ慶びを以て、受けとめました。なぜならば、幸福の科学・広報部を通して幸福実現党の党首であるあなた様に取材を申し入れましたが、多忙を理由にお断りのご返事を賜りました。日頃、政党要件を満たさない政党である御党がメディアに不当に小さく扱われているとか、無視されているとか、メディアを厳しく指弾してきたあなた方から、よもや、インタビュー依頼を断られるとは!
御党は以前、大川隆法・名誉総裁による「新・日本国憲法 試案」が「チャンネル桜」で非難されたとき、批判した放送VTRの放映を注視せよ、そして、「お呼びでない」にも関わらず、「チャンネル桜」に「反論の機会が欲しい」と出演させよ…と申し入れ(チャンネル桜・水島総・代表)、後者の申し出は認められ、幹事長を初め貴党幹部4人が討論番組に出演されましたね。

 選挙も近いといわれていた、いわば“有事”の時期ですから、党幹部は「超多忙」であったに違いありますまい。にもかかわらず、4人の幹部が仰々しく出演された。立木さまが文字通りに忙殺されないか憂慮いたします。ちなみに、どの程度、お忙しいのか、過去2週間の公務スケジュールを公開していただけませんでしょうか?公職にいるのですから、国民に広く情報公開することを求めます。

 さて、ワタシは「ダイレクト・メッセージ」を通して、直接、立木様に「取材依頼」を申し入れましたが、まだご返答をいただいておりません。饗庭直道・初代党首が結党時、「『寛容』を重んずる宗教政党」と宣言した言葉(『Liberty』09年7月号)を想起し、態度でお示しくださいますようお願い申し上げます。
 昨年、参院選では当初は全地方選挙区に候補者を立てる予定でしたが、重点地区に絞りましたね。立候補する選挙区から外された地方を車で走っていると、畑に甲板を立て、木村前党首と予定候補者だった人のポスターがそこかしこに放置されたままで、公害そのものでした。
 御党が3.11を「神罰」「仏罰」と主張したのには驚かされました。至高“神”がこの国に下生し、“仏”陀が転生したのではなかったのでしょうか?自虐史観を実践させて見せたのかと思いました。
 立木党首がいつまでその地位にいるのか分かりませんが、これからも日本を明るくするような、時にはユーモアを、時には渇ならぬ喝を、振りまいてくださいませ。
草々