2006-01-21
春よ、来い!
冬ももうすぐ終わるのだろうか。春よこい!と心待ちにしている。パリでは三月半ば頃に、桜がひっそりと咲く。昨年、パリ西郊外の高層オフィス街・Defenseをはじめて散歩した折、ビルにかこまれて桜の木が並んでいるのを発見した。パリ南郊外のソー公園でも、もりだくさんの桜を見たけど、ピンク色でどうも乙ではなかったな。サラリと咲くというより、ごわごわと咲いていた。
さて、予告したとおり、ハウルの動く城のDVDが18日に発売され始めたので早速購入して見た。いい、何度見ても実にいい。キムタクの声も音楽も。すっきりするストーリーではないけれど、町並みの美しさ、美輪明宏さん・キムタクをはじめとした声優の声、犬、火の悪魔など、心にググッと来る要素が盛りだくさんだ。フランスでは「平成狸合戦ぽんぽこ」の公開も18日に始まり、公開初日に私は観た。94年に製作された作品だからもう12年前のものだ。多摩丘陵の開発を舞台にした、追われる狸の反撃の話。フランス人に狸の合戦やニュータウン開発などという要素が受けるのだろうか、と思うも、プレスでの評価は悪くない。うーん不思議だ。
欧州でも開発によって追われていった妖精やトロールに、化け狸の姿を重ねて見ているのかも知れませんね。