2005-01-31
ハウルの動く城(Le chxJ�eau ambulant)、パリでもブレイク
新年になってパリのいたるところで「ハウルの動く城」(仏題は”Le chateau ambulant”)の巨大ポスターを見かけるようになった。そのかいがあってか、ハウルの動く城はパリにおいても多くの観客を集めている。
1/12から1/18に同映画を観たのは、パリ/パリ近郊で10万8051人。パリ/パリ近郊の映画入場者総数は80万4058人であり、この週では観客数一位の座についている【以上、データは『pariscope』(Hachette Filipacchi Medias)1914号、128-129頁より】。パリ市民は2001年で約214万5000人というから、入場者がパリ市民でかつ一人一回だけ見たとすれば、おおよそパリ市民の5%がわずか一週間で、『ハウルの動く城』を見た計算になる。この調子で行くと近い将来、5人に1人の市民がこの映画を観るために映画館に足を運ぶことになるであろう。
今週、私が観た映画はディカプリオ主演の『Aviator』、南極ペンギンの暮らしを追ったドキュメンタリー『La marche l’empereur』、『Alexandre』。先週、観た映画はパンクな母親とその子が主役のドラマ『Le livre de Jeremie』(16歳未満禁止)、プレイボーイが主役のコメディ『Irresistible Alfie』。フランスで16歳未満禁止なのだから、さぞや過激な性描写なのだろうと予測したが、激しい性シーンがあるわけではない。ドラッグ使用や痛ましい児童虐待シーンがあるから、R指定になったのだろう。
今月観た映画で心打たれたのは、日本でも本年公開予定でネブラスカの猟師が主役の『Last Trapper』。氷河をかける犬雪車(そり)がかっこいい。犬好きにはタマラナイだろう。
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追記:斎藤靖紀さんが御自身のブログで、褒めていた。共感。『投稿内容はこちら』
私は、ハウルの動く城まだ見てないですが見たくなりました。写真もきれいに写ってたし良かった。ハウルの看板の後ろにフランスの雰囲気が何となく感じられた。できればこの次は、もっとパリの町並みが見てみたいし美女も見たいですね。