2006-09-30

宮台真司&尾辻かな子・推薦!『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』、ついに出版

100人仮予約が集まれば出版化?!という企画『予約投票プロジェクト』で私があげた企画『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』がついに発売になります。お陰様で105人の方から御予約いただきました。

紆余曲折ありまして、ポット出版からでなく長崎出版から出版されます。タイトルは『ゲイ@パリ』、サブタイトルは『現代フランス同性愛事情』です。予定していた220頁を大きく上回り、400頁の大著になっています。歯に衣着せぬ言論で人気の社会学者・宮台真司・首都大学準教授とレズビアンであることをカミング・アウトした尾辻かな子・大阪府議から推薦文をいただいています。

出版の際には御約束した通り、仮予約いただいた方にサービス原稿をWord Fileで送らせていただきます。予約投票してくださった方には本日、メールいたしました。しかし何人かの方のアドレスは「現在遣われていない」という理由でお送りすることができませんでした。お心当たりのある方は御連絡ください。

いまから予約された方にもサービス原稿をさしあげますので、御予約ください。予約はこちらから

来月にはもう1冊、フランスに関する本を出します。昨年秋にフランス全土で勃発した暴動の眞相に迫り、極右台頭の背景を追い、ジダンが頭突きを論じ、激化した学生デモを報告する内容になっています。

お知り合い・御友人に御紹介いただければ幸いに存じます。また、本を宣伝するための良いアイディアがもしあれば御教授ください。

及川健二   拝 

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題名:ゲイ@パリ
副題:現代フランス同性愛事情
著者:及川健二
出版社:長崎出版
価格:2200円
頁数:400頁
推薦:宮台真司&尾辻かな子
発売:10月25日(予定)

題名:沸騰するフランス
副題:暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き
著者:及川健二
出版社:花伝社
頁数:288頁
価格:1700円
発売:10月20日
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★ ゲイ@パリの内容
57%……。これは同性カップルの結婚合法化に賛成するフランス人の割合だ。
反対する人はわずか38%。同性婚に賛成する人は25%のみで、国民の66%が
反対しているアメリカとは対照的にフランスは同性愛に寛容だ。2007年に
行われる大統領選挙では同性婚が争点となり、賛成する野党の社会党が
政権に就けば、オランダ、ベルギー、カナダ、スペインに続き、世界で
同性カップルが合法的に結婚できる第5番目の国にフランスはなる。

著者は二年間フランスに滞在し、同性愛者向けのテレビ局が存在し、
ゲイ雑誌がキヨスクで公然と売られ、ゲイ・パレードに毎年70万人が
参加し、パリ市長がゲイ……というフランスの同性愛事情を本書で伝えている。

男性同士の結婚を執り行った市長、同性カップルも遣える
準結婚制度・パクスを作った政治家、娼婦だったトランスジェンダーの
人権活動家、もっともゲイ・フレンドリーな政党『緑の党』党首、
共産党の責任者や与党系ゲイ団体の代表などフランスの
「ゲイ著名人」に片っ端からインタビューしている。
フランスのゲイが置かれている状況やフランス人の
同性愛観、同性愛者が権利を獲得していく
歴史も平易に書かれている。数多あるフランス本では
決して知ることのできないフランスの現在を本書で知ることに
なるであろう。宮台真司・首都大学準教授、
尾辻かな子・大阪府議が推薦している。