2005-11-05
フランス動乱へとつながるのか。
日本のメディアでも、パリ郊外を中心とした動乱について報道が多くなされているようで、わたしのところに問い合わせのメールが幾つか来ています。どこか雑誌でレポートを書きたいところです。御存知のように動乱は各地に飛び火しております。
パリ市内の街娼を(氏の言葉を借りると)「社会のクズ」のように一掃したニコラ=サルコジ内相は警察力により移民の一掃もはかってきました。それをフランス国民の多数は支持してきたわけです。しかし、今回の動乱により、敵をつくりそれに対して決然たる姿勢を示すことで人気をあげたサルコジ劇場は終焉を迎えようとしています。
シャルルドゴール空港からパリに直結する電車・RER-B線では、動乱地域を通過するため、乗客や乗務員が襲われるケースもあります。パリを旅行される方は、空港からタクシーを使う方が賢明でしょう。
映画のタイトルじゃないですけど、Paris brûle-t-il?って感じですね。及川さん、どうか身の安全には気をつけてください。
今回のことでサルコジ内相が次期大統領というのは難しくなったようですね。サルコジ内相は以前から白人至上主義的な発言をしてきた方ですよね。そういう人をフランス人は大統領にしたいのね。と寂しく感じてました。フランスは事態の収拾にまだ時間がかかりそうですね。パリに住む友人の安否がきになります。