2005-05-02

極右のドン、ルペン氏を撮る

フランスの日没時間はいま、20時30分過ぎです。六月になれば22時過ぎに日は落ちます。
真夏のような日々が連続して続いています。世界全体で暑いのでしょうか。

5月1日、極右政党『国民戦線』のデモと集会を取材してきました。このことは改めて御報告します。参加者のほとんどが白人で、取材記者でアジア顔をしているのは私だけ。スキンヘッドの若い衆に囲まれて、ぶん殴られるのではないか……なんて心配していたのですが、写真を撮っていると参加者の何人かからは日本語で挨拶されまして、私に接した人はみな、フレンドリーでした。 黒人やアラブ系、東洋系の人がほとんどいないのは、党の体質をよく表しています。

国民戦線ナンバー2の方が私のところに寄ってきまして、

「どこから来たのですか?」

とフランスで聞かれたので、

「日本からです」

というと、彼は日本語を話し始めまして、

「ようこそ」

といって、握手しました。

護衛のスタッフが周りを固めてルペン氏には近づけない状態だったのですが、私と握手をしたナンバー2の男性が「せっかく日本人の記者が来ているのだから」と周りにいって、私をルペン氏の目の前まで連れて行ってくれました。逆光だったのですが、笑顔で上機嫌のルペン氏を間近から何枚も、写真におさめました。

このサイトで写真はそのうち、公開します。

サルコジーUMP党首の取材をしているときには、アジア顔の取材者は私だけだったからか、カメラを構えると、SP(警備)に睨まれドツかれたり服を引っ張られたりし、サルコジー氏に挨拶をしても、一瞥すらされませんでした(この続きは今週金曜日)。

追記:バカンス中のため、コメントをOFFにしてあります。