2006-04-24
ケバブの思い出
パリを離れて約一ヶ月。
フランス料理を愛しく思うことはないけれど、
時折ケバブを食べたい衝動にかられる。
フランスでケバブ
(http://www.nijiya.co.jp/kebab/about.htm)
の店をたいていマグレブ(モロッコ・チュニジア・
アルジェリア)系の人々が経営している。
店頭にはサウンドバッグのような肉の
かたまりが吊されて回転している。
そして、加熱器がをそれを焼く。
客がケバブを注文すると1メートル近く
あるであろう包丁で肉を削ぎ、それを
パンに入れる。
客の入りがいいときは火の入りが
不十分だと思えるときもあり、
逆に客が少ないときは火の入りが
よすぎて焦げているときもある。
ケバブは羊肉と決まっているわけでは
ないようだが、フランスのお店で売られる
ケバブはたいてい羊肉である。マトンの
クセのある匂いに初めは違和感を持ったが、
慣れてくるとそれが香ばしい匂いだと思える
ようになった。
おそらく、フランスで一番御世話になった
肉はマトンだ。そのあとに牛、鶏、豚、兎と
続く。
子羊の脳みそは美味しいと云うから、
一度食べてみたい。日本で手にはいるのか
わからないが。