2005-03-14
【PHOTO エッセイGay @ Paris】の仮予約申し込みを再度、募集します。
今週、フランス最大のゲイ雑誌『TETU』編集部におしゃへり&取材で行って来ます。日本のゲイ事情について興味があるそうなので、私の知りうる情報を提供しようと思っています。
ついでに東郷健さんのことを紹介するように頼もうかな。健さんのキャラはフランス人ウケしそうですし。そういえば、私が東郷健さんについて綴った記事は英訳されました。許可が下りれば、ブログでそのうち、公開するかもしれません。
『日仏性文化交流』を続けていきます。
さて、予約投票プロジェクトで、『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』がアップされてから一ヶ月以上、たちました。予約者は徐々に増えていっています。まだ、予約されていない人はぜひ、この機会に御予約ください。
-大統領がゲイ雑誌に登場する。
-国民の65%が同性愛に理解を示す。
-ゲイ術家(Gay Artist)が文化の一支流を担う。
-パリ市長はゲイであることを公言している。
-駅のキヨスクではゲイ雑誌が売られる。
-大学にはゲイの出会いパーティーのチラシが配られる
-ゲイ専門チャンネルが存在する
-駅構内にゲイ関連のポスターが貼られている
そんな「ゲイ&レズビアンの天国」フランスの性事情について報告するというものです。
先日、パリ在住のゲイ男性と話していたら、
「オランダやスウェーデンなどの北欧諸国、スペインの方がホモフォビアは少ないんじゃないかな」
と指摘されました。パリ市長の書いた本を読んでいましたら、フランス社会がゲイを受け入れるようになってきたのは「HIVの災禍」の後だと、書かれていました。ということは、10余年といったところでしょうか。ゲイ雑誌『TETU』が創刊10年ですから、ゲイに対する寛容さは比較的最近のことなのでしょう。
ばってん、北欧に比べたらホモフォビアがまだ強いフランスですら、日本に比べたら遙かに寛容なわけで、それを紹介することは意義がありましょう。「同性婚」まで認めている国の話を紹介した場合、あまりにも日本と状況がかけ離れてしまうため、読者は距離感を覚えてしまうかもしれません。フランスみたいに、「同性婚」にはなお、少なからぬ抵抗が存在する国の状況をむしろ、取り上げたほうがより近しく感じるかもしれません。
予約者はまだまだ募集中ですので、『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』をどうぞよろしくお願いします。