2012-04-20
日本語が流暢なゴルニッシュ「国民戦線」幹部の悲惨な末路
フランスの極右政党と呼ばれた『国民戦線』で長くNo2を務め、
妻が日本人で、若い日に京都大学に2年留学し、
日本語を流暢に操るブルーノ=ゴルニッシュさんがとんだ
憂き目に遭っている。
ちなみに、リヨン代三大学教授でもある同氏の博士論文を
審査した1人が憲法学者の樋口陽一先生だ。
まず、2011年の党首選でルペンの三女・マリーヌと
闘うも敗れ、まず、No2.の全国代表代理を解かれ、
さらにはルペン娘と折り合いが悪く
副党首も解任され、党内では
肩書きがなくなってしまった。
さらに、キリスト狂信者の警官を支持したことが
人種差別扇動罪と非人道的罪にあたるとして
起訴され、有罪になり、欧州議会議員の地位も
剥奪された。
いまは一介の地方議員兼日本文明論の教授に
過ぎない。
同氏にとって最後の晴れ舞台は一水会らと
欧州の愛国派政党を東京に集めて、
愛国者サミットを開いたことだろう。
有終の美として来日したルペン・パパらは
みんなで靖国神社を参拝していった。
鈴木邦男さんから「取材に来るかと思った」と
お目にかかった時にいわれたが、ゴルニッシュさんの
境遇を思うと顔をあわせられなかった。