2011-09-09
ジャック=シラク前大統領、認知症が悪化
今年六月に600頁の回顧録を出したジャック=シラク前大統領(78)が認知症を患い、症状が急激に悪化していることが判明した。
同氏は首相時代(84-86年)に、シャルル=ドゴール空港で、物乞いをしてたベトナム難民の少女を養女に迎え、社会人になるまで、我が子同様に、育てた。
彼女が2月にシラク氏に面会したとき、同氏は彼女が誰だか分からなかったと養女はそのときの衝撃を発言している。
シラク氏の認知症が判明したのは家族によれば一年ほど前で、急激に悪化していったという。
市長時代からの側近だったアラン=ジュペ外務相は
「元気だった人がやむのを見るのは辛い」
と複雑な心境を打ち明けた。