2011-09-07
ドヴィルパン前首相がリビア空爆を非難
イラク戦争開戦前に、フランス共和国の外務相として、国連を舞台に、敢然と開戦に突っ走る米国に抗い、世界から喝采を浴びた貴公子・ドミニク=ドヴィルパン前首相が政権転覆を目的としたNATO軍によるリビアの徹底した攻撃を
「イラク戦争の時と変わらない」
と非難した。シリアの政権側はラマダーンの
最中にすら民衆を殺戮していったのに、欧米は口先で
非難するものの、事実上、放置した。
けっきょくは、リビアには石油と豊富な天然ガスがあったから
武力行使に踏み切ったのかと邪推してしまう。
イラク戦争がオイル目当てというのは、当時、謀略論の類いに過ぎないと
退けられていたが、イラクで石油が採れることが、実は戦争の大きな要因だった
のではないか。