2005-03-01
アフリカ大陸・旅行
さて、チュニジアはいままで旅行した国の中でもっとも感動的な国でした。人々が親切でやさしいということが一番の理由です。チュニジア南部のトゥズールからチュニスにバスで到着したとき、宿泊先のホテルを探すべく地図を片手にうろちょろしたのですが、さっぱりわかりませんでした。そんなとき通りかかりの若い男性に声をかけたら、ホテル前まで連れて行ってくれました(20分くらいかかったのですが)。きっと、「チップ」目当てだと思っていたのですが、ホテル前につくなり、「よい旅を!」といって踵を返して去ろうとするので、声をかけ日本円にして200円ばかし渡しました。相手は「Oh la la !」とびっくりして、「ありがとう」といって帰っていきました。
町中を歩いていると、「ジャッキー・シャン」とか「アチョーアチョーアチョー」と声をかけられたり、「こんにちは」「ありがとう」「さよなら」と日本語で話しかけられたり、「ナカタ、ナカタ」といわれたり、「おー、ジャポネー」としょっちゅう声をかけられます。まるで自分がスターになったような気分でした。
フランス語を話す日本人は珍しいみたいで、驚かれました。チュニジアはフランス語が通じるので、現地の市民とよく話すことができました。
景色も美しい。地中海に面していますし、チュニスはギリシア的な風景とアラブ的な風景が混ざった場所です。南部にはサハラ砂漠がありまして、イングリッシュ・ペイシェントやスター・ウォーズのロケ地もあり、足を運びました。
ただ、食べ物は日本人の胃に合わないようで、私は旅行二日目で腹をこわし、チュニスで合流した友人は旅行初日にお腹を痛めていました。ですから、チュニジア料理をほとんど楽しむことはできず、2日ばかし断食を強いられ、季節はずれのラマダンでした。
私が帰国した日に、パリでは雪が降ったようでして、砂漠の国から雪の降る町に戻ってきまして、本調子とはいえない体調がさらに崩れ今週は静養いたします。
さて、ブログの利点の一つはトラックバックにあるそうです。今後、知人のブログにトラックバックしようと思います。それを見て、こちらのページに飛んでくる方もいるでしょうから。
私が編集協力した『年金のウソ』の著者・保坂展人さんが新しい年金改革運動を始めるそうです(『こちら』)。
*写真は砂嵐のなかでとったもの。