2007-06-14
民主党は政策泥棒!新党日本怒る 年金保険料納付暦通帳交付策を模倣
『日刊ベリタ』に【民主党は政策泥棒!新党日本怒る 年金保険料納付暦通帳交付策を模倣】というタイトルの記事を執筆しましたので転載します。
【リード】
政策パクリの民主党に野党第1党の資格なし━と田中康夫前長野県知事率いる「新党日本」が怒りまくっている。民主党が今年7月の参院選マニフェストの目玉政策として打ち出した「年金通帳」交付の提案は「新党日本」が2005年総選挙に掲げたものと同じ代物で、新党の命運をかけた来月の参院選でも依然「目玉」として掲げているからだ。
【本文】
民主党はこのほど、大論議となっている「消えた年金問題」、つまり年金支給漏れ再発防止策として保険料納付履歴を網羅、年金加入者全員に配布する「年金通帳」交付を参院選の主要政策として盛り込むと発表した。ところがこれに「新党」が猛反発した。
同党関係者は「民主党案は明らかにわれわれの政策を剽窃した。公党、しかも政権を狙う野党第1党が他党の政策を盗みなどとんでもない話。モラルに反する泥棒まがいのやり方だ」と怒り心頭の様子だ。
両党の年金通帳交付案によると、銀行の預金通帳と同様の仕組みとする方針で、社会保険事務所で保険料納付額や納付期間を自分で確認できる。年金受給見込み額の試算も載せ、加入者は手元に保管する。
新党日本が民主党に噛み付いたのはこれが初めてではない。民主党は05年総選挙のスローガンを「日本の選択」とした。ところが新党日本の田中康夫代表は「このスローガンは03年総選挙で、民主党に全面協力した私が考案した」と抗議。これを受け、民主党はスローガン・「日本の選択」を渋々下ろした。
だが、今回の「年金通帳」制度をめぐっては、最高の集票マシーンとなると期待するためか、民主党が譲る気配はみえない。さて田中康夫さんお次の策は?