2006-11-05
『ゲイ@パリ』、第10章・11章
『ゲイ@パリ』(長崎出版)の第10章・第11章は次のような内容だ。
第10章 一般企業が出展する欧州ゲイ・サロン
1 『欧州ゲイ・サロン二〇〇四』レポート
2 フランスには四〇〇万人近くの同性愛者がいる
3 『欧州ゲイ・サロン 二〇〇五』レポート
第11章 あれこれ雑記『フランス同性愛』
1 パリのゲイ・プライド(la Marche des Fierts)
2 ペニスを模したおもしろHIV啓蒙カード
3 日本のゲイ術は人気
4 田亀源五郎の天才的な作品
5 サルコジ内相側近が同性カップルの親権・養子縁組を支持
6 マッカーシズムで「同性愛」は国賊扱いされた
7 あるレズビアンとの対話
8 映画『愛についてのキンゼイ・レポート』で描かれるレズビアン
9 ボカシとモザイクとエロ
10 パリのゲイ・タウン、マレ地区
10章では虹の祭典『欧州ゲイ・サロン』の潜入ルポである。
11章ではあれこれと雑記を書いた。中でも今日の日本と関連があるのは、マッカーシズムに書いた項であろう。日本では性教育が「過激だ」といって叩かれるようになってきた。欧州から見たら、純潔の観点からの批判は宗教じみて見えるだろう。
アメリカでも開かれた性が叩かれた時代がある。共産主義者を追放することが目的だったマッカーシズムが性の寛容派も刈っていた実態について私は本書で説明した。