2013-03-16
お部屋2490/属性にこだわる人々
「しばき隊は暴力的だ」と批判している人たちには「だからプラカード隊に参加しろ。しばき隊を批判する暇があるなら、プラカード隊を推奨すればいいではないか」と言っているのですが、批判する快楽から抜けられない人たちのようで、なかなかそうしてくれない。また、プラカード隊に対しても頓珍漢な批判をしている人たちがいます。
例えば在特会会長の桜井誠。
これと同じような批判を一部左翼がやってきたことに注目していただきたい。「自分にとって都合の悪い存在に因縁をつけたい」という思いは共通しているのですね。
そもそもこの人たちはプラカードの意味をわかっていない。「私はデモ隊とは違う」ということを街に向けて意思表示しているだけであり、誰が誰に向けて挙げるのか、その属性を特定したものではありません。日本国籍を持つ人かもしれないし、持たない人かもしれない。持たないながら日本人として生まれ育った人かもしれないし、留学や仕事で日本に来ている人たちかもしれない。
なのに「マジョリティがマイノリティに向けている」「日本人が韓国人に向けている」といったように掲げる人と向ける人の属性を勝手に仮想して批判しているわけです。藁人形という手法です。一部左翼は在特会なみに属性で人を見るのが大好きなのですね。
ある設定のもとで、この言葉が不快に感じられるケースはあり得るでしょう。しかし、どんな言葉でもそれはあり得る。大久保には中国人もいるし、モンゴル人もいる。タイ人もネパール人もいる。それらの人たちは日本語とハングルしか書かれていないことを不快に思うかもしれない。
そういった仮想は限りなく可能です。可能ですけど、そんなことを限りなくやり続けることで、どうして差別がなくなり、在特会がデモをやめることがあると思っているのか、さっぱりわからない。
一種類のプラカードしか挙げてはいけないなんてことは誰も言っておらず、言ったところで個人が勝手にやっている以上、統一できるはずもない。現にさまざまなプラカードが掲げられているのはネットでも確認できます。
現実には、このプラカードはさまざまな人が手にしています。それをひとつひとつ公開することは、参加者の属性を晒すことにもなってしまいます。意味があると思えば、また、本人がそれを公開していれば、そうすることもあるでしょうけど、差別反対を標榜しながら足を引っ張ることに一所懸命な人々の無神経さにのっかるわけにはいかない。
これを見る人たちもさまざまであり、新大久保にいる人たちの属性がさまざまであることをそのまま反映しています。もっとも多いのはK-POPファン、あるいは韓国料理を食べに来た日本人でしょうけど、これも見た目ではわからんです。
そういった多様なあり方をすっとばして、「同化政策だ」などという人々は、自分自身の属性を明記して、向ける相手も明記した上で、納得できる文字を書いたプラカードを掲げればよいと思います。誰も止めません。
この国では「朝鮮人を殺せ!」と連呼するデモに反対しようとすると、レイシストたちはもちん、反差別を標榜するイチャモン屋たちの攻撃にも晒される。こういった行動をやっている人たちは、そういった攻撃にそれぞれに疲弊している部分もあるでしょうが、そんな妨害ごときで止めるわけにはいかんです。
木野としき君の呼び掛けでは「街の人に向けてアピール」ということだったのですが、明日は「デモ隊に向けてアピール」という人たちも出てくることがほぼ確定しています。
こういうの。
これもあり。しかし、すでに書いたように、在特会の連中は刺激に弱く、これを見るとサルのように反応してくることが予想されるので、混乱を避けるため、通行人が少ない場所で出した方がよいかもしれません。街に向けるものではないですから、人が少なくてもいいでしょう。
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この青線がプラカードの推奨地域です。デモ隊は大久保公園をスタートし、職安通り、明治通り、大久保通り、小滝橋通りを通って柏木公園で解散です。明治通りと小滝橋通りは比較的人が少ないので、オススメです。