2013-03-16

お部屋2489/しばき隊とプラカード隊

去年から長い文章はFacebookに書くようになっていて、Twitterでチマチマと短いものを書く気がしなくなり、おかげでTwitterは開店休業に。

また、このブログも死に体同然になっていたわけですが、Facebookが容量に達してしまったショックでFacebookに書く気もしなくなってしまいました。私にとっては「長いものを書けるかどうか」が絶対の基準であって、とくにFacebookが好きというわけでもありませんから。古いものを削除しても、どうせまたそのうち容量オーバーの表示が出るのかと思うと、安心して書けないっす。

つうことで、安心して書けるのは結局はメルマガとブログってことになってしまいました。このところ追われていた仕事から解放されたところでもあるのでガンガンいきます。

週刊誌が取り上げ、政治家も取り上げて、昨日今日、「在特会を筆頭とした“行動する保守”なるレイシズム勢力vs.しばき隊プラカード隊など反レイシズム勢力」の闘いを知った人の中には、何がなんだかさっぱりわかっていない人もいることでしょう。

知らないのは当然のことなのですが、何がなんだかさっぱりわかっていないくせに、いっちょまえに批判をしてきたり、「あんたたちはわかっていないので、俺様が教えてやる」とばかりに低レベルのアドバイスをしたがるのがいて、うぜえです。みんな、忙しい中時間を作っているわけで、それを無視したり、事実関係の間違いを指摘すると、今度は「批判を受け入れない」「異論を許さない」などと言ってくる。そういうことは5分か10分調べ、批判の体裁を整えてから言った方がいいと思います。ほとんどはとっくに説明済、議論済のことなので、まずは検索するといいと思いますよ。ggrks。

何冊も本を読まなければわからないことではなく、ちょっと検索すればわかることなのですが、それすらできない人が多いようなので、基本的なことを書いておくとします。すでにFacebookやこのブログに書いていることですけどね。

レイシストをしばき隊通称プラカード隊は別です。それぞれの呼び掛けを見れば一目瞭然。しばき隊はレイシストたちがデモのあとで「お散歩」と称して店や通行人にいやがらせをすることを防ぐのが第一の目的。さらに機会をとらえてはデモ参加者に説教をする活動もしています。こちらははっきりメンバーというものが存在していて、一定のルールの元で動いています。ガラの悪い不良集団と思って間違いない。

ここまでしばき隊が出動したのは、小規模なもの、表に出ていないものを含めて、私がわかっているのは6回です。本日3月16日は西村修平をしばくために出動する予定だったようですが、西村修平は逃亡。西村修平が「在特会とは違う」と言いたいんだったら、かつてともに活動していた時期のことを徹底的に自己批判してからでしょう。

対して、プラカード隊はデモの間に「私はあのデモを支持していません」という意思表示をする活動であり、団体は存在せず、個人個人が勝手にやっているだけ。参加者に「こうして欲しい」「こうした方がいい」という提案はあっても、従わせることはできないわけです。こちらは明日が2回目です。

しばき隊はデモの間はすでに自分らの活動をすべく所定の位置についてますから、物理的にプラカード隊に参加することはできません。プラカード隊はデモが終わったあと、茶をしばきに行ったり、カムジャタンをしばきに行っているわけですが、ここからしばき隊の活動が本格始動です。

しばき隊の呼びかけ人である野間易通も、プラカード隊の呼びかけ人である木野としきも、それぞれに以前からこの問題に取り組んでいて、最近急に始めたわけではありません。「原発の次は差別かよ」などと言っている連中はその程度のことも調べられない無能な人間だと断じていいでしょう。少しは恥ずかしいと思え。

「あんなヤツらはほっとけばいなくなる」と言いたがる人たちも多いわけですが、ここ数年を振り返れば、こんな意見はまったく意味がないことがわかります。むしろ、そんなことを言っていたからこうなったのです。これも昨日今日、在特会のことを知った人の浅はか極まりない意見です。調べる気がないなら、せめて黙ってはどうか。

しばき隊は反原連がやっていると思っているムキがありますが、一部重複しているだけです。しばき隊は誰が隊員なのかを公開しておらず、隊員でさえ全体を把握できていないのですが、私の知っている限り、重複しているのはほんの数名だと思います。

しばき隊は、公開される動画や写真以外では、その姿が見えにくいので、何をしているのか正確にはわからないのはもっともです。かといって手の内を明かすと、情報を収集して検証する能力が極端に低い「行動する保守」側に情報を与えてしまいます。

そこで前から「ネットで動画を観ただけでわかったような気になるな。とにかく現場に来い。来て自分の目で見ろ」と呼び掛けていて、明日も知り合いのメディア関係者を何人か呼んでいます。とは言え、現場に来てもなかなかしばき隊は見えないし、取材しても書きにくいでしょうから、各メディアの方々は、プラカード隊の呼び掛け人や参加者をを取材していただければよろしいかと存じます。