2008-09-30

お部屋1666/「ゼリー・草の根」包囲網に新部隊登場

今週もいろんな話が出てきますので、「草の根」から情報の断片しかもらえていないせと弘幸は、起きたら必ずネットをチェックして回ること。寝る前にもチェックして寝られなくなること。

自分の撒いた種により、関連の記事がどんどん増えていますので、大変ですね。私もチェックしきれないです。

「1659/東村山に存在する問題」以降、大活躍のでぶちんさんがブログ「でぶちんのデータ工房」を始めました。

今回の問題に限らず、いろんなデータを出していくのでありましょう。でぶちんさんは、私と同じデータマニアと思われますので、大変楽しみです。

よくメルマガ「マッツ・ザ・ワールド」でやっていることですが、「どこどこの調査によると、こんな結果が出た」と報道されていると、元データを探して検証します。そうすると、恣意的な数値をピックアップしていることがよくあって、計算しなおすと、報道とはまったく別の結果が出ることがあります。

ポット出版の沢辺さんが「そんなことを趣味にしているのは松沢さんくらいだ」と言ってますが、でぶちんさんもたぶん同好の士だと思います。ホントにいいですよね、データは。我々のことを「デタおた」と呼んでくだすってもかまいません。

でぶちんさんは、私の占いによるとデブだと思うので、「デブデタおた」です。でぶちんさんを見かけたら、「デブデタおた出た」と言いましょう。早口言葉でした。

データマニアの難点は、データを収集したところで力つき、かつ安心し、それを生かすことなく寝てしまいがちなことです。目的と手段をはき違えていると言いますか。

「1665/創価学会住民票移動疑惑」のように、数値の分析は第三者がやればいいことなので、でぶちんさんは寝る前にデータをどんどん出していってください。

もうひとつ新たに始まったブログがあります。

私や3羽の雀さん荒井さんらと同じく、昨年の「セクハラ捏造事件」の初期からこの問題を取材し、いくつかの媒体で原稿を発表しててきた橋本玉泉さんも、ブログ「断片的な日々」をスタートさせました。

「1644/下請け操り人形」で紹介した橋本さんのメールを見れば想像できるように、「取材せず、検証せず、考えず」の三拍子揃った「ジャーナリスト」「ごっこ」ぶりに我慢できなくなったのだと思われます。

第一回目「事実であるということ」を読むと、橋本さんは、東村山の問題すなわち「草の根」の問題について、170点以上の雑誌記事に目を通しているとのことです。裁判の傍聴もしてます。関係者に話も聞いてます。

これに限らずのことですが、私は、大宅文庫に行った方がいいと思いつつ、コピー代が高いので、ついついさぼってしまいます。裁判も傍聴した方がいいと思いつつ、億劫でついついさぼってしまいます。ゼニをもらえる仕事であれば極力やりますが。

橋本さんは、この件について、いくつかの媒体に書いているとは言え、それぞれたいした金になるはずがなく、そんな手間をかけていたら採算がとれるはずがない。それでもやるのが橋本さんです。

物書きにはいろんなタイプがいます。メルマガを始めてずいぶん変わって、今はひとつのテーマに年単位で取り組むことも増えてますが、私はもともと短期集中型です。つまりは週刊誌タイプです。

1週間から2週間の間に資料に目を通し、人に会って原稿にまとめ、それが終わったら次のテーマに取り組む。ひとつのサイクルが2週間から3週間。その間の集中力が売りです。

対して橋本さんは月刊誌タイプ、あるいは単行本タイプの書き手です。時間をかけて取材をして、取材したさまざまなデータを検証して原稿を書く。書いてもなおそのテーマにこだわり続ける。持続力が売りです。

AMUSの中では宇留嶋さんに近い。したがって、お笑いにはあまり走りません。

橋本さんは当初から長期で「草の根」の問題をとらえてまして、性格的にも、時間をかけて、じっくり書いていくはずですので、こちらもじっくり期待するとしましょう。

ちなみにせと弘幸は、東村山についての記述を見る限り、コピー屋タイプの書き手です。自分では取材をせず、人からもらった情報を検証することなく貧困な想像力をふりかけていっちょあがり。早さと根拠なき断定が売りです。ただし、コピーが劣化しがちです。

爆笑、冷笑、憫笑、嘲笑を誘う原稿も得意中の得意ですが、本人は意図していないので、AMSお笑いトリオとは芸風が違います。

せと弘幸が垂れ流したまま消えた「目撃者」「確証」「確信」の数々をでぶちんさんに数量化してもらいたいです。

次回は、同じ図画工作員でも、私やでぶちんさんとはまたジャンルの違う表マニアの作品をご紹介します。

このエントリへの反応

  1. せと氏、矢野市議に何も教えてもらえないものだからついに2chネタに走り始めましたw
    もうカテゴリーがいっぱいありすぎてウォッチなんてむりです^^;

  2. こんなことを1年以上やっているので、ワシは東村山以外で何が起きているのかよく知らない。

    起きたらすぐに「3羽の雀の日記」をチェックし、そこからいろんなところを見て回り、東村山の様子がだいたいわかったあたりで夜になって寝るだけだ。

  3. そのうち東村山いいとこ見ようツアーとかしたいですね。おいしいもの食べたいです。

  4. ご紹介ありがとうございました。
    「デタおた」かもしれないでぶちんです。どうもなかなか時間が作れなくて全くご期待には沿えないと思いますが、まったり気長にやっていきます。

    でも、私はデブではありません。回りの人が時々「デブったね」などと失礼な事を言いますが、これはカルトの陰謀に違いありません。なぜなら、私はデブではないと信じているからゼリ。信じるものは救われるゼリ。

    あ、「風俗お作法」買いました。いつになったら読める事やら分かりませんが・・・

  5. >でぶちんさん

    いや、すでに十分面白いですよ。完全に「デタおた」の特性が出ています。

    報道などで紹介された数字の元データを探す人は少ないですから、まんま数字を紹介するだけでも、あるいは元データのある場所を教えるだけでも意義があるでしょう。新聞報道は紙面に出す記事がもとになっているため、リンクもしないですしね。

    『風俗お作法』をお買い上げ、ありがとうございます。買ってくれれば、読まなくていいです。

  6. [...] 三遊亭雀さんが見抜いているように、私は林家ニャロメさんの「孫と東村山孫と東村山Rhapsody」のアプローチが大変好きです。それととともに、ここに来て注目しているのは、「デタおた」的アプローチです。 [...]

  7. [...] 「デタおた」には流派があるわけですが、おそらくどの人にも共通しているであろう考えは「自分の主観は他者に通用しない」ってことだろうと思われます。 [...]