2008-09-07
お部屋1643/自称「ジャーナリスト」に問う
あらあら、まるで私が書いたことを読んだかのようなタイミングで、「東村山市民新聞」が更新されて、以下の一文が加わりました。
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新たな情報をもとに朝木明代議員謀殺事件究明に立ち上がった瀬戸弘幸氏ら主催の
9月1日朝木明代議員追悼・東村山駅頭行動に矢野・朝木議員が参加、事件究明を市民によびかけ。
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さて、どうする、市議の皆さん。「洋品店襲撃事件」のまさにその日、「草の根」の二人は、その「犯人」グループたちと共同で行動していたことを自ら明らかにしました。
「せと弘幸がああも懸命になって代弁してくれているのに、なぜ今まで一切触れなかったのか。なぜ今になってこれを宣言したのか」という疑問についてはまたそのうち。
実際、いろんな人が「黒子の部屋」を読んでくれているようで、昨日は、知人のライターからメールが届いてました。ずっとこの経緯を読んでいるそうです。
荒井さん同様、彼はせと弘幸が「ジャーナリスト」と自称していることに憤慨。この彼は地道な取材を得意としていて、まさにジャーナリストという肩書きにふさわしいタイプの書き手です。資料に目を通す、関係者に話を聞く、現場に行くといった丁寧な作業を通して原稿を書く彼からすると、それらをすべてすっとばして推測を事実であるかのようにぶちあげ、突っ込まれると、「これから調べる」と平然と言ってのける無神経さ、無責任さ、厚顔さが許せないのでしょう。おそらく彼だったら、調べないで書いたこと自体を恥じ入るはずです。正直、私も調べが浅くて恥じ入ったことが何度かあります。
第三者が私の肩書きを勝手にジャーナリストとしたケース、「エロライター、風俗ライターでは説得力がないので、ジャーナリストにしていいですか」と言われて承諾したケースはあったように思いますが、ジャーナリストと自ら望んで称した記憶はありません。つい調べが足りなかったり、飛行代、新幹線がもったいなくて現地まで行かなかったり(札幌でラヂオノスタルジアの取材をしたかったんですけどね)、関係者に話を聞いた方がいいと思いつつ締切に間に合わなかったりすることがしばしばであり、メールをくれた彼ほどは地道な取材をしてないですから、自分がそんな立派なものだとは思えないです。
とは言え、「ライター」も「評論家」も「ジャーナリスト」も、資格や免許が必要なわけではないですから、第三者の失笑を恐れない勇敢なせと弘幸がそう自称することもまた自由。あるいは「ジャーナリストとは妄想を垂れ流す無責任な人」と定義して自称するのも勝手かもしれない。
本人がそう名乗っている以上、それを尊重するのが礼儀ってものでもありますので、私もこれからはカッコつきで「ジャーナリスト」とするか、「ゼリージャーナリスト」略して「ゼリジャー」とでも呼ぶとしましょう。また略してしまったぜり。
この「ジャーナリスト」は、すでに皆さんご存知のように、ただもうひたすら「草の根」の言い分をコピーすることが取材であり、調査であると思っています。
裁判で、市議会で、あるいはメディア上で、とっくに論じ済みのことを持ち出して、「答えろ」と言うのであれば、こっちは「その前に自分で調べろ」と言うしかない。なんで、いちいちこっちで調べて直して教えてやらなきゃいけないのか。育ちのいい荒井さんはその作業を親切にもやってあげてますけど、私はそこまで親切ではないです。
しかし、さすがに「ジャーナリスト」と自称するだけあって、新しい事実の提示をまったくせずにここに乗り込んできたわけではない。
もう一回そこを見てみるとしましょう。
せと弘幸は、八王子駅頭でこんなことを言ったそうです。
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「私が何故、この事件を取り上げてこのような訴えに立ち上がったのか?」
「それは内部告発です。現職の警察官から、この事件をこのままにしておくことは出来ない。これは自殺などではなく殺人事件であり、3人の犯人と思われる人物の特定もなされていました」
「しかるに、創価学会の信者と見られる検察官からの捜査打ち切りによって、真相は闇の中へと閉じ込められたのです。瀬戸さんたちがこの問題に火をつけて下さい。騒ぎが大きくなれば、隠された真相はやがて明らかになるでしょう」
「もう、時効まで2年と迫っています。頑張って下さい。社会の巨悪を眠らせてはいけない。我々も協力します」
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これを読んで「おかしいな」と私は直感。【騒ぎが大きくなれば、隠された真相はやがて明らかになる】と本当にこの情報提供者が言ったのであれば、順番が間違っています。
警察内部の人間しか知り得ない事実を提供することで真相が明らかになり、結果、騒ぎが大きくなるのに、どうして先に騒ぎを大きくすることを願うのか。騒ぎをおこすことこそが目的の人物が、この「情報提供者」、あるいは「情報提供者」を装ったガセ情報発信者なのではないか。ただし、「ジャーナリスト」ではない私は、それだけで「ガセだ」と【100%の確信】をもって宣言するようなバカな真似はしません。
これを読んだ私は、「1613/気分転換に改名でも」で、その疑いを提示しつつ以下のように書きました。
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せと弘幸という人物が、検察庁に朝木明代死亡について再捜査の要望書を出したそうですね。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51991616.html
おそらく彼は、自殺だとわかっていてなお「創価学会=公明党」批判に利用しようとしているのではないのでしょう。そこまでの策略を弄するようなタイプとは思えないです。策略だったら稚拙すぎますし。本当に殺害されたと信じているのでしょう。
その根拠は「現職警察官」からの内部告発とのこと。そりゃいろんな警察官がいますから、本当の「現職警察官」である可能性がまったくないとは言わないです。ただ、そのまま信じるわけにもいかない。【3人の犯人と思われる人物の特定もなされていました】なんて話は飛躍しすぎです。
ことによると、誰かが「私は現職の警察官だ」と称してメールしたか、手紙を送っただけなのでは? つまりはガセ情報なのでは?
もちろん、どこの誰かを公開するわけにはいかないでしょうが、例えばこれが雑誌であれば、警察官であるのかどうかの確認をするってものです。
会うことや警察官であることの確認を相手が拒んだ場合は疑問符がつきます。私であればガセであろうと判断して無視します。こんな情報に乗ったら、あとで恥をかきますので。
【100%の確信】とまで書くからには、当然その作業をやっているはずです。どのように警察官であることを確認したのかが公開されたら改めて検討するとして、それまでは放置することにします。
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しかし、今に至るまで「ジャーナリスト」は、この確認をやったのかどうかさえ公開してません。それどころか、この情報提供者の話が消えてしまっているのはどういうことなのでしょうか。今や市議たちまでが【新たな情報新たな情報をもとに朝木明代議員謀殺事件究明に立ち上がった瀬戸弘幸氏】と評し、「ジャーナリスト」気取りのせと弘幸の言葉を最大限利用し始めている以上、これについての説明は必須でしょう。
「どこの署のどこの部署に勤務しているのか」「なんという名前か」「どんな顔立ちで、どんな背格好か」などを公開しろと言っているのではなく、「どのように確認したのか」を知りたい。それどころか、確認するという作業を省くこの「ジャーナリスト」には、「確認をしたのか」から聞くべきでしょう。YESかNOかの話です。
【100%の確信】ですよ。確認作業もやらないで、こんなことを言っていたのだとしたら、「無能ジャーナリスト」「虚言ジャーナリスト」「誤報ジャーナリスト」「糞ジャーナリスト」「非国民ジャーナリスト」「工作員ジャーナリスト」と罵倒されてもやむを得ない。
荒井さんが言うように、私もすでにせと弘幸は矢野穂積と同種の人間であろうと思ってます。それでもまだ今現在は、両者の間には違いがあるとも思ってます。
自己顕示欲が肥大し、「調べる」の意味がいつまでもわからず、情報の検証能力に劣った頑固者であり、「集団ストーカー被害」を訴える人々とお仲間ですから、言うことを信用するわけにはいかないですが、人と人との関係において、せと弘幸という人自体はなお信用することはできるかもしれない。これまで会ったことはなく、今後もそんな局面があるのかどうか知らないですけど。
【口癖の段階でウソをつく男】と私は書きましたが、たぶんこの人はウソをウソだとわかって口にする人ではない。ごまかしくらいはやるにしても。結果としてウソだらけになってしまっているとしても。自作自演のコメントを書くことくらいはあるかもしれないにしても。
健康食品にしても、騙してやろうと思っているのでなく、本当に自分ではいい商品だと信じているのでしょう。実際、いい商品もあるのでしょうし。自分が使ってみて、いかにいい商品なのかを素直に語ればいいだけ。それが思い込みに過ぎないとしてもそうひどく非難されるようなことではない。なのに、自信のなさの表れか、権威がありそうな、でもインチキだらけの宣伝文を検証もせずに丸写しにしてしまう。ここは早く直した方がいいと思うんだけどな。
あるいは、人を陥れたり、信頼関係のある人を裏切ることも、そう自覚してやることはおそらくできない。これまた結果として、そうなってしまうことは多々あっても。
自分に敵対する人間はすべて創価学会であるとレッテル貼りをするのも、「そうすればバカが騙される」と考えているのではなく、自分自身、本気でそう思っているのではないか? そこまでいくと病気に近いですが、そういう人だから、「集団ストーカー被害」を訴える人たちに共振してしまうわけで、悪意はないのでしょう。そうなりゃ、そういうタイプしか周りには残らないに決まってますわ。ゼリーグループの完成ですぜり。
そして、私は今なお、せと弘幸のもとに現役警察官と名乗る人物が「情報提供」をしたこと自体を疑ってはいません。現役警察官であることと、その情報の信憑性については、ものすごーく疑ってますが、なんらかのコンタクトはあったのでしょう。
「草の根」はウソをつく、騙す、裏切る、踏み倒すということが平気でできる人たちだと私は思っていますが、「ジャーナリスト」せと弘幸はそうではないとギリギリ思えている。
それを前提に、もう一回、問いたい。警察官であることの確認をしたのか。したのであれば、どのような方法で確認したのか。
[...] 前回、知人の物書きからのメールを紹介しましたが、知人というのは東村山問題について何度か言及している橋本玉泉さんです。最近はこれについて書いてないみたいで、どうしたのか [...]
[...] なにひとつ実体がないのに「ジャーナリスト」と勇気をもって自ら名乗り出て、この国の行方に常に気を配っていらっしゃるせと弘幸様としてもさぞかし心がお痛みになっていましょう [...]
[...] そこで、9月7日付けのエントリー[1643/自称「ジャーナリスト」に問う]で、私はこう書きました。 [...]